酔い止薬を飲んで車の運転? 舟での釣りなども、ご注意下さい

 ノンカフェインで胃腸の疲れに効くドリンク剤『ヒストミンゴールド液プラス』をよく購入される高齢の常連のお客様が来店し、しばらく見かけないと思ったら転倒して頭を打ち病院に入院していたとのことだった。
 それは大変でしたね(;゚д゚)
 靴も、ほどけた紐で事故にならないように紐靴をやめて、マジックテープの物にしたそうだ。
 頭を打ってから、自分のツバや多くの食べ物が甘く感じるとのお話もあった。
 うむぅ、そういうこともあるのか。
 人間の感覚は電気信号だから、受信した信号を変換するときの問題?
 お客様は口が渇きやすく、歯科医からは口の中のマッサージを勧められているというので『口腔用スプレーうるおいミスト』と『マウスピュア口腔ケアスポンジ』を紹介した。

マウスピュア口腔ケアスポンジ

 常連の高齢のお客様から、以前に案内した『プレバリンα軟膏』を求められ、前より良くなってるというものの患部を見せてもらうとそうでもないようだったので、病院ならもっと強いステロイド剤を処方してもらえるかもしれず、弱い薬をダラダラと長く使うのも良くないため受診勧奨したうえで、お買い上げいただいた。
 先に「この日までに良くならなかったら病院に行く」と決めて、カレンダーに印を付けておくようにも勧めた。

 お客様から酔い止め薬を求められ、「船に乗るからキツイのを」との注文だったので、持続時間が長い『アネロンニスキャップ』を案内すると小容量を購入していただいた。
 念のため、フェリーなど行った先で車を運転するとか魚釣りなどで舟に乗る場合には、判断力が落ちないよう漢方薬を使う手もあることを伝えたところ、『アネロンニスキャップ』は車の運転も避けた方が良いか訊かれたので、眠くならなくても判断力が鈍くなるため「その通りです」とお話しした。
 ううむ、もしかして運転するつもりだったのか?
 他にフェイスガードが置いてあるか尋ねられ、取り扱いうのが難しいことをお話すると、マスクの代わりにしようと思ってというため、むしろマスクと一緒に使わないと無意味と考えられることを伝えた。
 フェイスガードをしても帽子の感覚で触ってしまったら駄目なので、触らないようにする訓練が必要なうえ、飛沫を飛ばさないためにはマスクが必要だから代用にならないのに、未だに求められることがあるのは何故だろう。
 お客様には漢方薬に興味を持ってもらえなかったので、眠くならない酔い止めとして役に立つ『苓桂朮甘湯』『五苓散』は紹介できなかった。
 くれぐれも、酔い止め薬を服用して車を運転したり、咄嗟の判断が必要な行為をしたりは避けてもらいたい。

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