お客様が『奥田脳神経薬』を手にしていたので気にかけていたところ、そのままレジに持ってきたのでヒアリングし、肩こりと連動した頭痛か、頭痛に血圧が関係してる場合と不安感がある時に向いていることを説明したところ、どれも当てはまるようだった。
新型コロナウイルスの中で出勤するのが心配とのことで、起きていないことの不安にも適応することを伝えた。
ただ、鎮静成分が入っているため3日以上続けて使うと「使いすぎ」になってしまうため、入っている漢方薬の『釣藤散』だけもあることを説明し、不安感が和らいだらご相談下さいとお話した。
やや高齢のお客様からハンドクリームを求められ売り場を案内したけれど、手荒れに使うとのことで患部を見せてもらうと指先が割れていたため、修復成分の入った『ヒビケア軟膏』で治すか、指先が物に触れて治ろうとするのを邪魔しないよう『ワセリン』を絆創膏代わりに使って患部を保護するよう勧めた。
ベタつかないハンドクリームでは、患部の保護には役に立たない。
仕事で水を使っているそうだが、『ワセリン』は油分が水を弾くので塗り直せば良いことをお話しすると購入された。
寝ている間に『ヒビケア軟膏』を使う方法や、家での手洗い時にハンドソープや石鹸を使わずキッチンペーパーでこすり洗いする方法を教えた。
皮膚を守る皮脂を洗い流しすぎてしまうのを防ぐためには、油を分解する物を使うのを避けるのが対策となるので、代わりにキッチンペーパーを使うのだ。
後ろで上記のお話を聞いていたらしい別のお客様から、ハンドクリームの他に何を手荒れに使ったら良いか尋ねられ、クリーム剤を使うのであれば血流を良くして皮膚の材料を運ぶのに役立つヘパリン類似物質が主成分の『ヒルマイルドクリーム』の方が治療効果があることを説明すると購入を決められた。
特に酷い患部にはピンポイントで『ワセリン』を重ね塗りして保護するか、患部に痒みがある場合にはヘパリン類似物質に痒み止めなども入った『ヒビケア軟膏』を代わりにとお話したところ、後者もお買い上げとなった。
先に『ヒビケア軟膏』を使い、痒みが軽減してから『ヒルマイルドクリーム』に乗り換えるよう勧めた。
また、手荒れを治す養生法として、お湯の入った湯呑を握っておく方法を教えた。
テレビを見ている間など手が空く時に、飲まなくても良いから湯呑を握っておくことで、指先の細い血管を開いて修復する材料が運ばれやすいようにするんである。