大人でも、ちゃんと相談できないのは子供の頃の練習不足だと思います

 子供を連れた夫婦のお客様が来店し、子供の声嗄れの相談を受けたが、本人は喉は痛くないとのことで、お客様によると幼稚園で声を出し過ぎただけかもしれないとのことからトローチを希望された。
 しかし医薬品は年齢制限にかかるため、『龍角散ダイレクト』を提案してみたところ、水の溶ける顆粒でも薬っぽいものは嫌がるとのお話だった。
 あくまで、お客様が言っているだけで本人に確認した訳ではない。
 でもシロップ剤は飲むようなので、『ムヒこども鼻炎シロップ』が喉を潤して炎症を取り除くことを説明したうえで、お菓子の喉飴でも自分の唾液により潤すことができるとお話すると、お帰りになった。
 ただ、患部である喉を刺激しないために2日ほどは、あまり噛まずに済む食事をさせるよう勧めた。
 できれば、もう少し本人とお話させてもらいたかった。
 もしかすると、『龍角散ダイレクト』でも大丈夫と答えたかもしれないし。
 親が代弁しすぎると、子供が自分の体の不調を人に説明する練習の機会を奪ってしまう懸念もある。

 若いお客様が『パブロンSせき止め』を購入されるさいに、咳き込むほどでなければ『ストナ去たんカプセル』で喉を潤す対応もあることをお話したところ、夜に激しく咳が出て、それが3日ほど続いてるというため、胃を悪くしてる可能性をお話し消化に良い食事をするよう勧めた。
「卵が先か鶏が先か」という話になるが、胃炎を起こしていると胃に覆いかぶさってる肺が乾燥して咳になることがあり、咳をすると台風並みの強い風が狭い気道を通り抜け、気道の炎症が食道を介して胃炎を起こさせ、咳が長引くケースがある。
 そのうえ、咳をするとエネルギーを消耗するため食欲が湧いてしまい、食べすぎて胃炎を起こす。
 咳と胃の不具合の環を断ち切るためには、咳の出ている間の食事を胃に優しい物に切り替えるのだ。 

 お客様が『トラフルダイレクト』を見ていたところに声をかけると、以前に口内炎に使ったことがあるとのことで、『口内炎パッチ大正クイックケア』と同じ強めの薬であるとことと、『トラフルダイレクト』はパッチの基材が溶けて、『口内炎パッチ大正クイックケア』は残ることを説明すると、大正製薬の方を購入された。
 一つの考え方としては、食事のときに食べ物が患部に触れるのを防ぎたい場合には、パッチが溶けてしまう『トラフルダイレクト』より残る『口内炎パッチ大正クイックケア』の方が向いている。
 メーカーに以前に確認したところでは、口に残ったパッチはそのまま飲み込んでも問題無いとのこと。
 お客様は、自分の子供とぶつかって口の中を噛んだそうで、3日ほど放置していたというため初期の処置が大事なことをお話した。
 また、冷たいサラダなどは炎症を強めるので避けるように伝えると、「余計なことはしちゃ駄目ですね」と言われた。
 口内炎になると冷たい飲み物も気持ち良く感じてしまうのだけれど、患部は炎症することで修復する材料を運ぶ血流を良くしたり、アイルスなどの外的な要因の場合には免疫機能を向上させるという目的があるから、冷やしてしまうと「もっと炎症しなきゃ」と頑張ってしまう。
 なので口内炎が起きているときには、飲食は患部にしみない程度に温かい物が良いし、入浴したり下半身を厚着したりと、体を保温する工夫をするのが望ましい。

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