商品が必要かどうかの判断、病院の受診勧奨、自動販売機にはできません

 やや高齢の常連のお客様が『OS-1』を大量にレジに持ってきたため、医師などの指示を受けているのか尋ねて、飲み過ぎは体に良くないことをお話したところ、病院で溶連菌感染症と診断されたそうだけれど発熱はしていないという。
 そうであれば『OS-1』は、むしろ腎臓などの循環器に負担をかけてしまうだろうから、『アクエリアス』を提案すると同意されたので変更となった。
 ただ、顔面蒼白で足もラついていてため、椅子を持ってきてお客様には座っていただき、『アクエリアス』を売り場から持ってきた。
 家族間での感染を防ぐために、手の触れる場所の拭き掃除を勧めた。

「風邪薬の選び方と風邪に似た症状」

 子供を連れたお客様が漢方薬の棚を見ていて、お茶だけを購入されたので尋ねてみたところ、咳が3週間ほど続いているそうなので、体内が乾燥してる可能性をお話して『麦門冬湯』を紹介すると、ちょうど出た咳の音がカラ咳だった。
 空咳は胃炎を起こしているのが原因と考えられることをお話しすると、サンドイッチくらいしか食べられないというため、温かくて消化に良いスープなどの食事を勧めた。
 体の方は患部を炎症させて熱を出し、血流を良くすることにより修復する材料を運んだり、免疫機能を高めてウイルスなどと戦う。
 そこへ冷たい物を飲食してしまうと、対抗しようとして体はもっと炎症を強めてしまおうとするため、食事は温かい物が望ましい。
 また、入浴したりお腹周りに厚着をして内臓を保温するのも養生法となる。
 お客様には、咳が長く続いてるようなので、『麦門冬湯』は保険の適用薬でもあることをお話し、病院を受診するよう勧めた。

 若いお客様から『イソジンうがい薬』を求められ、売り場を案内したうえで、殺菌剤は刺激物でもあるため喉が痛む場合は使用を控えるよう伝えたところ、風邪の予防に使うというので、体を守る菌も殺してしまうから現在では不要と考えられることと、うがいは水道水で充分なことを説明すると、お帰りになった。
 風邪の予防には、手洗いと手の触れるところの掃除が大事と伝え、特に忘れやすいのはスマホの画面であることをお話した。
 家に帰って手を洗っても、汚れたスマホの画面を触ってしまっては手洗いが無駄になってしまう。
 だから、帰宅したらスマホを拭き掃除するのを忘れずに。

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