「家族みんなで同じ薬を使う」ことのリスクとは?

 お客様が以前に、ご主人のためにと『新ルルAゴールドDX』を購入していて、また購入されたためその後が心配でヒアリングしたところ、病院で花粉症の薬が処方され本人にも一緒には飲まない方が良いと言っているそうだ。
 とりあえず、一安心。
 ただ、お薬手帳を作っておらずシールだけを家に保管しているというので、一冊で処方薬も市販薬も管理した方が良いとお話した。
 症状別の薬なら併用が可能なことがあるから、調剤してもらってる薬局か、買わなくても良いからドラッグストアーで相談をするよう勧めた。
 それに、お薬手帳は家に置いておくよりも普段から持ち歩いたほうが良い。
 たいした持病は無いという場合には、それこそお薬手帳を見れば心臓疾患等の重大な病気を患っていないことが医療者に分かり、出先の事故で気を失っているさいに早く救命処置を取れるからだ。

 お客様が「いつも使ってる風邪薬」を探しにいらしたとのことで、それが『アデロンゴールド』だと分かり購入された。
 咳があることを目安に使うのが良いとお話すると、家族みんなで使っていてすぐ無くなってしまうというのでヒアリングしたところ、娘さんは喉の痛みだけだというので『イブ』などの鎮痛剤での対応を提案した。
 咳が無いのに咳止め成分の入ってる風邪薬を飲むと体が疲れてしまって、かえって風邪をひきやすくなってしまう。
 だから症状別に薬を使い分けた方が体への負担が少なく、トータルで考えたら費用もかからないとお話をした。
 なにより「家族みんなで同じ薬を使う」というのは、年齢や性別も違えば体質も異なり、先のように喉が痛いだけの人と咳のある人が同じ薬を使うことでのリスクの方が心配になる。

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