用法・用量を守らずに「効かない」と勘違いしてしまうこともある! 薬の口コミには気をつけて

 やや高齢のお客様が介護用ドリンクと『OS-1』を購入されるのでヒアリングしたところ、高齢の父親が発熱して37度ほどとのことだった。
 その前に入院していた病院を退院し良く食べるとのことで、食べられるのは良い事とお話ししたうえで、将来的に食事が難しくなってきても、単純に介護食だけを使うのではなく、視覚的に食事を整えるのが大事なことを伝えた。
 食べやすく崩してある介護食では、食欲が湧かないということがあるので。
 今回の場合、発熱している間は食事を控えて内臓を休ませるのは良いことであるものの、発熱や下痢などをしていない時には『OS-1』は常用する物ではないことも付け加えた。
 これも伝えておかないと、高齢者の水分補給のために常用してしまうケースがあるから。
『OS-1』は他の経口補水液と比べて、塩分の他にマグネシウムなどミネラル群が豊富で、腎臓に負担をかけてしまうというのを知らない人が結構いる。

 女性の親子が鼻炎薬の棚で系統の違う薬を比較していて、1日1回か2回かの服用回数で選んでる様子だったので気にかけていたところ、『』をレジに持ってきた。
 ヒアリングしてみると、今までは『新コンタック600プラス』を使っていて違いをご存じないようだったので、『』に似た働きをする『』を交えて説明した。
 というのも、『』や『』は花粉に体を反応させないようにする作用があり、予防薬として使うのが効果的なので、花粉が飛んでない日にも欠かさずに服用しなければならないのだが、症状のある時だけ使おうとする人がいるからだ。
 飲まない日があると花粉症を発症してしまい元の木阿弥だし、作用機序からすれば発症してからでは効いてくるまでに数日を要することもあり、それを「効かない」と勘違いしてしまうこともある。
 それに対して、『新コンタック600プラス』や『パブロン鼻炎カプセルSα』などは、眠くなりやすかったり便秘とか喉の乾きといった副作用が起きやすいものの、現に起きている症状を抑え込むのに適している。
 そうお話すると、お客様は症状が強く出ているというため、『新コンタック600プラス』の継続を勧めて変更となった。
 この後に症状が軽減してから『』に乗り換えるか、あるいは『』と漢方薬を併用したり、『』の他に目薬や点鼻薬で補助するという方法もある。
 お客様には、花粉症は体の防御機能を担っている腸の機能が低下して、花粉を敵と誤認することにより起こる症状であることも説明し、軽減するためには腸が働きやすい環境を整えること、すなわち入浴や下半身に厚着をして体内を保温し、腸が忙しくならないよう消化に良い食事をするよう勧めた。

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