コーヒーや炭酸飲料など身の回りにカフェインは多いので、市販薬の含有量にも注意

 やや高齢のお客様が『ボルタレンEXゲル』を購入されるさいに、内服薬の使用や通院歴があるかなど確認すると、どちらも無いとのことだった。
 ただ、主訴は膝痛で、友人から「病院に行っても電気を当てるだけ」と聞いたからというので、現状を知るために受診を勧めたところ、「歩けるうちが良いのかしら」と問われ、その方が変化が分かりますと答えた。
 そのうちだと行かないので、誕生日とか何か出かける用事とセットにして先に「行く日」を決めるよう勧めた。
 でも、電気を当てるだけって、整形外科であるのかな?
 接骨院か何かと勘違いしてるんじゃあるまいか。

 やや高齢のお客様が『ホームパスフェルビナ』を購入され、飲んでいる薬や持病があるかを尋ねると「大丈夫」という返事で、通院してるか訊くと「あ、はいはい」と動揺し、お薬手帳を持ってるか質問したところ、逃げるように帰られてしまった。
 うむぅ( ´Д`)=3

 お客様が『バファリンプレミアム』を購入されるさいに、コーヒーなどカフェインの重ね合わせに注意するよう伝えると、「どうなるの?」と訊かれたので、寝つきが悪くなったり動悸がしたりする可能性をお話しした。
 すると、カフェインの入っていない鎮痛剤を尋ねられたので、無印の『イブ』や『リングルアイビー』などを紹介した。
 お客様がお帰りになってから、鎮痛剤を頭痛の目的で使っている場合に、今度はカフェイン頭痛になってしまうかもと伝え忘れたことを思い出した。
 特にズキズキする偏頭痛は胃の不具合と関係し、胃の働きが悪くなって脳周辺の血流も滞り、その後にドッと血液が流れることで血管内が擦れて炎症を起こすのだけれど、カフェインは興奮作用によって血流を増加させて痛みを軽減する。
 例えるなら、虫に刺されて痒いところを叩くと、痛みで痒みが気にならなくなるようなもの。
 つまり、血流が急に良くなって炎症が起きた痛みを、させら血流を良くして、その刺激で痛みを誤魔化すんである。
 だから、カフェインの作用が治まって通常の血流に戻っても血管は傷んだままで、しかもカフェインを失った体はカフェインが多くあった状態を気持ち良かったと認識するため、今度はカフェインの力を借りずに血流を増加させようと無理をして、血管に負担をかけ頭痛を引き起こしてしまう。
 こうなると、カフェインを欠かすと頭痛が起きるから脳はカフェインを求め、カフェインで血流が増加しても、カフェインが抜けて血流が通常に戻っても体は血流を増加しようと無理をして、どちらの状態でも頭痛が起きるというスパイラルに陥る。
 カフェインを摂取してもしなくても体調が悪くなるのは、立派な薬物依存症なので注意が必要。
 一日の摂取量の上限は、成人男性で最大400 mg(約コーヒー3杯分)とされており、市販薬には一日分50mg~200mg入っている物がある。

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