子供のことだから心配でしょうが、薬を使うかどうかも含めてご相談下さい

 お客様から4歳の子供に使える解熱剤をと求められ、『小児用バファリンチュアブル』を案内して、お買い上げいただいた。
 現在は37.5 度程度だそうなので、熱の出始めに解熱剤を使うのは、体が戦う準備をしているのを邪魔してしまうため、しばらく様子を見て熱が上がったら使うようお話しした。
 一方、夜中に熱が上がることも考えられ、40度を超えたり呼びかけに応じないような場合には翌朝まで待たずに救急外来を受診するようお話しした。
 また、だるそうにしているというため、栄養をつけようと無理に食べさせず内臓も含めて休ませるよう勧めた。
 なんなら食事をしないで、ゼリー飲料などだけでも良い。

 やや高齢のお客様から『オリゴ糖』を求められ、用途を尋ねると孫が便秘で、娘がネットで見たとのことだった。
 便秘の状況は3日に一回程度の排便とのことで、うちのお店には置いていないものの麦芽糖の『マルツエキス』を紹介し、処方薬でもあることを説明したうえで、専門家に話を聞くためにと受診を勧めた。
 3日に一回程度の排便があり、お腹が張って苦しそうにしていたり、排便時に痛がったりするということが無ければ、それほど心配はいらないことをお話ししたところ、本日はお帰りになった。
 それから、ネットの情報は発信元の確認と、それを専門家に改めて相談してみることが大事ですと伝えた。

 

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート