夏場に日焼けして肌が真っ赤になった場合の漢方薬

 お客様から虫刺されの薬を求められ、「ダニに喰われたのかも」とのことだったので、ステロイド剤の入っている『ムヒアルファEX』と『マニューバEX9』を案内し、後者をお買い上げいただいた。
 布団のダニ退治には干す時に黒い布を被せて熱が篭もるようにし、取り込んだ後に布団の表面を掃除機で吸引する方法を伝えたが、「そんなに大変なことするの?」と言われた。
 確かに……(^_^;)

 『黄連解毒湯』を購入されるお客様から在庫を尋ねられ、来週までには入荷することを伝えた。
 主訴は、のぼせと胸元の熱感とのことで、 自身で選び服用したところ良い感じだそう。
 長期連用による副作用について訊かれ、一般的には口内炎や日焼けなどで短期間に使うものと伝えたうえで、お腹がゆるくなるなど「体が冷えると起きるような体調不良」が無ければ大丈夫ですと説明した。
 つまりは、それくらい冷やす力が強い。
 だから、夏場に日焼けして顔など肌が真っ赤になった場合の初期にも使える。
 『黄連解毒湯』の長期連用による副作用と思われる症例は約200件ほどあるものの、それは服用期間が10年以上というケースで、なおかつ他の薬も服用していたり別な疾患を持っていたりで、『黄連解毒湯』が原因とは特定できていない点からして、まず問題は無いと考えて良いだろう。
 お客様には、上半身への熱の上昇を抑えるためには、お風呂の半身浴で下半身を温めたり、温かい物を飲んで胃腸を積極的に温めるよう勧めた。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート