使い道の確認は大事

 『新ルルA錠s』を購入されるお客様に、喉の痛みには弱いことを伝えたところ常備薬にするとのことだった。
 喉の痛みが強い場合には『新ルルAゴールドDX』の方が適用するというように、総合薬にも症状によって得手不得手があることをお話したうえでお買い上げいただいた。

 『コンタック600プラス』と『アレジオン』を見比べていたお客様に声をかけてみたが、案内は断られた。
 しかし『コンタック600プラス』を購入されるさいに『アレジオン』との違いを説明したところ知らない模様。
 ううむ、それで何を基準にして選んだのだろうか。
 私も薬のことなんか良く分からなかった頃には何か別の基準で選んでいたと思うのだけれど、いかんせんもうその頃のことを覚えていない。
 それが分かれば、お客様への案内の参考になるのにねぇ
 と思ったら、『コンタック600プラス』を選んだのは以前に使ったことがあるからだそうで、そのときに眠くなったことが無いか尋ねたところ、服用すると喉が乾くというお話があった。
 確かに『コンタック600プラス』などの抗ヒスタミン薬には、喉が乾くという副作用がある。
 そしてそれで水分を多く摂りすぎると、花粉症の症状は強く出がちになるから注意が必要。
 同じ抗ヒスタミン薬でも、『アレジオン』や『アレグラFX』といった花粉症の予防薬の方には、その副作用は無いことと、長めに入浴したり積極的に温かい物を飲んだりして腸を温めることで花粉症の症状を和らげれば、薬を服用する機会は減らせることを伝えた。
 あと、何度もしつこく書くけど、『コンタック600プラス』や『パブロン鼻炎カプセルα』などの抗ヒスタミン薬は体が花粉に反応した後の症状を軽減するのが得意で、『アレジオン』や『アレグラFX』などの抗ヒスタミン薬は体が花粉に反応することを抑えるのが得意だから、同じ抗ヒスタミン薬でも症状が顕著に出ている場合は前者を、出始めや症状が軽い場合には後者を用いると効果的。
 似た薬の使い分けが分からない時には、ご相談下さいませm(_ _)m

 2週間ほど前に咳と食べ物が上がってくる感じがするということで『麦門冬湯』『半夏瀉心湯』を購入して頂いた、やや高齢のお客様が再訪し『半夏瀉心湯』が良く効いたとのことで、追加をお買い上げいただいた。
 また、前回に腰サポーターのMサイズをお買い上げいただいたのだが、小さくて駄目だったと言うので詳しく訊くと、下着の上ではなく服の上に着けているとのことだった。
 その上にスキーウェアを着るためだそうで、返品での対応を申し出たけれど、Lサイズを購入された。
 前回、私がMサイズを案内したのはお客様の体格から判断してのもの。
 しかし、使い道を確認するべきだったと反省(´・ω・`)

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