処方箋薬をお店で買えると思わないで

 お客様から風邪薬を求められたものの、主訴は咳でそれ以外の症状は無いそうだから咳止めを提案した。
 そしてお客様が非常にタバコ臭かったため、『ダスモック』(清肺湯)を考えたのだが、安い物をと注文され、痰は出ないことを確認して『ブロン錠』をお買い上げいただいた。
 一般に咳は秒速15 m 前後とされていて、これは春一番の強風に匹敵する。
 つまり喉にもそれだけ負担が掛かるということであるから、お客様には喉への刺激を減らすために、噛まないで済む消化に良い食事をと伝えたら、嫌そうな顔をされてしまった(;´∀`)

 若いお客様が来店し、病院で『PL顆粒』を処方されたものの薬局に取りに行けなかったため同じ薬をと注文されたうえ、ついでに『カロナール』も欲しいと言われた。
 主訴は風邪による喉の痛みで、お客様は『PL顆粒』と『カロナール』が一緒に処方されたというのだが、『PL顆粒』に『カロナール』の主成分であるアセトアミノフェンが入っているから、そんなはずはないと思うのだけれど。
 もしくは、追加分ということなのだろうか。
 とりあえず市販薬では『タイレノール』がアセトアミノフェン製剤であることを案内したうえで、鼻水は無いことを確認し『銀翹散』を紹介してみた。
 うちのお店には『PL顆粒』に相当する薬が無いのと、処方箋薬をお店で買える物と思われても困るし、後で病院から処方された薬を受け取るのだとすれば、あえて同じ薬を揃えておくことも無いと思ったので。
 すると、他にピロリ菌の治療中で処方された薬を服用してから胃で「小さいオジサンが暴れてる」ような痛みがあると相談された。
 その薬を調べてみると、広域感性ペニシリンの一種で、副作用としては考えにくく空腹時も満腹時も関係無く痛む一方、吐き気も下痢もしていないというため『芍薬甘草湯』を案内し、『銀翹散』と一緒にお買い上げいただいた。
 一緒に服用しても問題は無いが、それぞれの効果を弱めないために時間を1時間程ずらすよう勧めた。
 今回は薬の現物を持っていたから分かったけれど、お薬手帳持ち歩くようにお願いした。
 お薬手帳があれば災害時に避難所へ避難して家に帰れないような事態になった時に、救援物資に使っている薬を要請できる可能性がある。

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1 Comment

  • 一般の方は、ドラッグストアと薬局の違いは知りませんので、致し方ないですね。もしかしたらの、気持ちも有ります。医療側も、処方の際に説明は必要ですが、医療側も薬事法は知らないので、なんともです。

     

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