同じトローチでも中身の違いに注意を

 やや高齢のお客様から水絆創膏のことを尋ねられたが、皹(あかぎれ)だと言うので傷口にしみることと、治す物ではないことから、お勧めはできませんとお話して『ヒビケア』と『ヒビエイド』を案内した。
 どちらも同じ処方なので、価格かブランドで選んで差し支えないことを伝え、『ヒビケア』をお買い上げいただいた。

 お客様から偏頭痛にいつもは『ノーシン』を使っていて、『イブA』との比較を尋ねられた。
 熱感があれば『ノーシン』の方が適してると考えられ、また眠くなる成分が入っていない点が便利と云えるだろう。
 それから、前回良かったと思えるものは特に変更しなくても良いのではとお話して、『ノーシン』をお買い上げいただいた。
 ちなみに『ノーシン』は、発売から90年以上経ってるそうである。
 ただ、ズキズキするタイプの偏頭痛は胃の不具合と関係があり、鎮痛剤は胃に負担をかけがちであるため、胃を悪くして頭痛になり、鎮痛剤を飲んで胃が悪くなってまた頭痛になるという無限ループに陥りがちなので気をつけるよお話した。
 一番分かりやすいのは『呉茱萸湯』の効能書きで頭痛と吐き気に適応するのだが、つまりは関係しているということである。

 お客様が『コルゲンコーワトローチ』と『パブロントローチAZ』を比較して迷ってる様子だったので声をかけ、前者が消毒系であり後者が抗炎症系であることを説明した。
 主訴は喉の痛みだと言うので、『龍角散ダイレクト』と『駆風解毒湯』も案内し、患部を冷やす方法があることを伝え、本日は『パブロントローチAZ』をお買い上げいただいた。
 剤形が同じトローチでも、成分が違うから内容の確認は重要。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート