血圧の変動による症状は年令に関係ありません

 中学生の子供の便秘の相談を、お客様から受けた。
 お腹が張って苦しそうな様子だということと、これまで便秘薬を使ったことは無いそうなので、『コーラックファースト』と『タゲダ漢方便秘薬』(だいおうかんぞうとう)を案内し、前者をお買い上げいただいた。
 ただお客様には、便の状態を確認するようお話して、コロコロ便ならストレス性の可能があるので『桂枝加芍薬湯』を、最初だけが硬くその後は柔らかければ腸内環境を整える『ザ・ガード』を紹介した。

 夫婦のお客様が来店し、中学生の子供がよく下痢になると相談された。
 ストレス性の下痢の場合には『桂枝加芍薬湯』が候補になりますとお話すると、冷たい物を飲んでお腹を下すしやすいというので『胃苓湯』も紹介した。
 また、食べ物のアレルギーでも下痢になるケースがあることを伝えた。
 すると、頭痛にもよくなり、病院で処方された『カロナール』が効かないというので、『バファリンルナi』を案内した。
 ただ、その頭痛の痛み方までは聞いていなくて分からないそうなので、あとで確かめてみるよう勧めた。
 冷たい物を飲んでお腹を壊しやすいとなると胃腸の不具合が頭痛にも関係している可能性があり、多くはズキズキとした偏頭痛になり、水分代謝を改善する『呉茱萸湯』が適応する。
 一方、頭重感があったり肩こりを伴う、締めつけられる頭痛には『釣藤散』が候補になる。
 『釣藤散』のパッケージに「高血圧」と書いてあるため「それは無いと思う」と言われてしまったが、この場合の高血圧というのは数値上のことではなく、本人の1日の変化でのこと。
 急激な血圧の変動による症状は、年令に関係無く誰にでも起こり得るのだ。
 本日は、『バファリンルナi』のみをお買い上げいただいた。
 やはり、本人が来店して直接相談してくれるのが一番なんだけどねー(*´・ω・)(・ω・`*)

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