不安にさせてどーする

 頭痛を訴える患者さんが来店。
 風邪などではなく、特に頭痛持ちというような持病も無いとの事。
 肩こりがあるかを尋ねると、肩こりも無い様子。
 そこで、葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)を勧めてみた。
 主に症状の激しい鼻炎に用いるが、風邪などではないガーンとくるような急激な頭痛にも効果がある。
 軽い頭痛や肩こりを伴う場合は、葛根湯(かっこんとう)を試してみると良いだろう。
 風邪気味という患者さんが来店。
 しかし、頭が少しボウッとして疲れやすいという他に、明確に風邪だと言えるような症状は無い。
 もう少しお話をしてみると、ウチに置いてあるのと同じ血流計を別なお店で計ってもらったところ、不整型という結果が出たという。
 うう~ん? ウチのお店でも不整型なんて滅多に出ない。たまに出た時には、例の脳内出血騒動のような事もある。
 (6月18日の日記参照)
 しかも、そのお店では血流計をお店の前に設置していたという。血流計は血管の中を流れる血液の音を測定している。そのため、測定中は本人のみならず周囲も音を立てないように静かにしなければならない。
 どうも、測定していた環境が悪かったのではと思えてならない。そこで、ウチでもう一度測定する事を勧めてみた。
 結果は、乏血型。健康状態ではないが、やはり不整型などという悪い状態ではなかった。
 それに、乏血型という事であれば、患者さんの今の症状の説明がつく。血虚(けっきょ)による疲労である。
 胃腸も弱っているようだったので、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を勧めた。これは、消化機能が衰え、四肢の倦怠感が著しい場合に用いる。
 単純に肉体的な疲労が重なっている場合は、漢方薬ではないが双参(そうじん)の方が良い。ウチの爺ちゃんは、お店で働いていて疲れると、よくコレを飲んでいるのだが、やはり飲むと調子が良いらしい。
 特に体調不良も無いのだけれど、血流計を試してみたいというお客さん。
 さっそく試してみると、どこも悪いところナシ。
 血圧正常、血流正常、動脈硬化の心配も無ければ、心臓も極めて健康。
 少しくらい悪いところが無いと薬を売りつけることもできない(笑)
 しかし、お客さんの話によれば近くの公民館で健康講座があった時に、講師の薬剤師さんに足を調べられて、「こんな冷たい足は診たことない」と言われたんだとか。しかも、「まるで死人の足だ」とも。
 なんだ、そのデリカシーの無い講師はσ(^◇^;)。
 実際私も、そのお客さんの足を見せてもらったが、肌の色は悪くない。冷え症だとしても、それほど悪い状態とは思えない。その講師は、なんでそんな事を言ったのか。

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