≪通巻201号>>
見出しと中身/五十肩を治してくれ!/“なりゆき”/どう感じるかを強制されるなら

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  ★彡☆-=★彡  それさえもおそらくは平凡な薬局  ★彡☆-=★彡
                ≪通巻201号≫
    提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
    発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
    編集 : 北村俊純     窓口 : info@kitazono.jp
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===================≪読者から一言≫=====================
 ≪通巻200号≫
★面白かった  と学会と言えば、会場で配布されていた西原先生の団扇が最強でした(笑) (あずらい~る)
☆ああ、あの「6月9日は包茎の日」という団扇ですね。 「むく」だからという。最強というか、最凶(笑)(北村)
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★面白かった  うちにも不気味社のCD揃っています。縁あって社主より毎回いただいています。 (みるやん)
☆微妙に関係者や知ってる人が読者にいるというのも、驚くやら羨ましい(?)で(苦笑)(北村)
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★面白かった  北さんの寝顔は、とても安らかでスタ( ´∀`) (犬山しんのすけ)
☆イニシャルにしておいたのに、答えてどーしますか(笑)(北村)
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※6月7日(火)……見出しと中身
※6月8日(水)……五十肩を治してくれ!
※6月9日(木)……“なりゆき”
※6月10日(金)……どう感じるかを強制されるなら
************************* 今号の平凡な日記 ***************************
◆6月7日(火)/2005年◆
 今日は暑いねぇ。  本格的な夏前なのに、息もできない感じ。
 薬を受け取りに来た患者さんに、担当の医師の話をされてそのお相手。
 いかにもお医者様という感じで、感じ悪いとの事。
「若いお医者さんの方がいいかもしれない」と仰る。
 とかく敬語ができていないとか言われる若者の方が、まだ態度は丁寧なのに、年を重ねると年配者の方が横柄な対応をしたりするもの。
 自分は、昔から変わらず無礼であるが。
 その癖、他人の対応にはカチンときやすい困ったチャン。
 お店の運営資金の調達に、農協との取り引きがあるのだが、今日は無農薬のキャベツを頂いた。
 なんなんだいったい(笑)
 お昼にお母んが味噌汁を作ろうとしたら、ナメクジが付いていたそうだ。
 なるほど、確かに無農薬か(⌒▽⌒)
 私は好きなんだけど、奥さんは嫌がっていた。
「胸焼けがするんだけど」と患者さんに言われる。
 胃薬を案内しようと思いつつ詳しく話を訊くと、咽喉の側面を指で示される。
 咽喉と胸は一緒なのか(笑)?
 症状からすると、カサカサする感じとの事で花粉症じゃないでしょうか。
 今ちょうど流行っていまして。
 地元限定で。
 杉の木は高いから遠くまで花粉が飛んで全国区として報道されるけれど、腰の高さ程度の植物の花粉は半径数百メートルにしか飛ばないため、スギ花粉には反応しない人の中には、花粉症と気づかない人も多い。
 今回の患者さんも、扁桃腺炎とか風邪ではないだろう。
 なので、麦門冬湯(ばくもんどうとう)を案内した。
 すると次に、
「この辺は腸?」と手で指し示されたのは、胃の辺り。
 えっと……、一般的な認識なのかな。
 それと、血圧の薬を飲んでるんだけど麦門冬湯と一緒に飲んで大丈夫かと尋ねられた。
 血圧の薬というだけでは、なんだか分かりません。
「茶色いんだけど」  ちっとも絞り込めない(^_^;)  とりあえず、麦門冬湯は血圧には関係しませんが。
 今日は一日中プリンターが稼動していた。
 商店会長さんから頼まれている総会資料を印刷するため。
 6ページの物を95部印刷するので、結構な枚数である。
 で、不思議な事が。
 処方箋を持った患者さんが来ると、薬剤情報などを印刷するのに、いったん総会資料の方は中止しなければならない。
 これがどうした訳か、5回中断した時に確認した印刷済みの枚数が21枚だったのだ。
 つまり、20枚目辺りに患者さんが来て中断すると21枚目が印刷されるところだったと。
 なんでもない事だけど、気づいて笑った。
 ネットニュースの記事の見出しで、「ホリエモンにも教えたい 正しい買収」というのを見つけた。
 やぁ、なんか懐かしいタイトルだなぁ(笑)
 で、読んでみたら、ぜんぜん関係無いんでやんの。
 記事の内容は、取引金融機関の破たんでピンチに陥った埼玉県のホテルを、地元有志が1億円を出資した新会社が旧会社から買い取ったというもの。
 で、それを、「熱意が銀行の融資をも引き出した」という美談に仕立て上げて、件の見出しを付けたのだ。
 正しい買収も何も、経営破たんした会社の引き取り手が他に無かったから、必要としている人たちが建て直しに動いたって話で、どこにライブドアの買収と絡ませられる部分があるのか。
 近鉄買収の名乗りを上げた後に持ちかけられた西武の買い取りを蹴った事からも分かるように、ライブドアはビジネスとしての採算を考えて仕掛けてる訳で、それをビジネスライク過ぎるという批判をするのは変だろう。
 今回のホテルの経営破たんを招いた旧会社のように、経営能力が無いことを批判するのならともかく。
 しかも、本文では一言も堀江氏にもライブドアにも触れてないし。
 なんだかなぁ。  配信元を確かめたら、毎日新聞だった。
 いったい、何を誘いたかったのか。
≪育児日記≫
 今日は次郎を連れて、南浦和の友達の所へ行った。
 そして昼は、友達の作ってくれた物を食べた。
 次郎にも少し与えた。
 薄味だったので良かった。
 おにぎりが美味しかったかな。
 その後、次郎が初めて牛乳を飲んだら平気だったので、もうほとんど食べたり飲んだりできるんだなと実感した。
 そして、その友達が利用する赤ちゃんサロンに行き、体重と身長を計ってもらった。
 体重が8,400gで身長が72cmくらいだった。
 一緒にオモチャで遊んだりした。
 次郎と同じくらいの子たちもいっぱいいた。
 友達の子供は次郎より2ヶ月早く生まれてるので、もう歩ける。
 次郎は、いつも泣かされてるんだけど、今日は泣かなくて本当良かった。
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◆6月8日(水)/2005年◆
 台風の関係か、湿っぽくて暑い。
 寒いよりは暑さの方が耐えられるんだけど、息苦しい感じがする。
 軽い喘息が出ているのか。
 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を飲んでおくかな。
 昼食後に近所のオモチャ屋さんへ行ってみた。  Webラジオの『幻想時間』のネタのため。
 http://www.snake-eyes.gr.jp/radio/index.htm
 ネタにかこつけて、自分の欲しい物を買おうかとも。
 欲しい物はいっぱいあるのだけれど、ちゃんとネタとして使えないとなぁ(笑)
 実は女の子向けの、本当にアイスクリームが作れるオモチャとか、編み物ができるオモチャとかって好きなんだよねぇ。
 ただ、作ってもしょうがないのと、デザインが女の子っぽ過ぎて買えない。
 とりあえず、今日のところは目星だけ付けて何も買わず。
 店に戻る途中の交差点で、お婆さんの乗った自転車が転倒した。
 慌てて駆け寄ると、お婆さんは無事な様子。
 ところが、自転車から3匹の犬が。
 3匹の犬!?
 小型犬を3匹も自転車の前籠と後籠に乗せていたのか。
 それじゃあバランスを崩すのも無理は無い。
 犬を集めて、お婆さんに渡す。
 あまり危ないことはしないで下さいね(^_^;)
「おい! 五十肩を治してくれ!!」と威勢のいいオジサンが入ってきて、ちょっとビビる(笑)
 漢方薬では二朮湯(にじゅつとう)が能書に五十肩とあるのだけれど、詳しくお話を訊くと、もう一年以上前からとの事で、声の張りの強さと体格の良さからすると、麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)くらいでないと効きが弱いかもと思い、そちらを案内。
 夕方のテレビのニュースを観ていたら、『子育てバリアフリー』の特集をやっていた。
 ベビーカーで通りにくい道路や、オムツ替えのできるトイレのある店舗などの情報の共有化は良いと思う。
 ただ、スーパーなんかに改善を求めるのなら、資本の論理も必要ではないか。
 言ってる事は分かるけれど、じゃあその経費を商品に上積みしても良いかというと、そこは企業努力で商品はできれば値引きしてもらいたいというのが本音だろう。
 おかしな話で、パートをしている主婦なら企業の売り上げが伸びなければ自分の給金に響くし、旦那さんの稼ぎも上がってくれなければ困るはずなのに、企業が業績を伸ばすことには何故か良くないかのように言って突き上げる。
 消費者を大切にというのは言うまでもない事であるが、自分たちも労働者のはずではないのか。
 客としての要望を伝えるだけではなく、社会活動として変えていこうというのであれぱ、それによって業績が上がるのだという事を具体的に示さなければ。
 日本ではトイレは無料サービスが当然という感覚が根付いてしまったようだけれど、現実には水道代などの運用費がかかっている訳で、それだけでも充分に奉仕しているとも云えると私は思うのだけれど。
 企業だから市民に奉仕するのは当然というのは厚かまし過ぎる。
 道路の状態なんかも、確かに舗装するならちゃんと整備しろよとは思うものの、愛知万博でも掲げられている“自然との共生”のことを思えば、ベビーカーが使いやすいようにとか、子供に危険の無いようにってのは、ちょっとどうか。
 うちの周囲の用水路など、危ないからとコンクリートで補強されたが、以前は足を滑らせて落ちても溺れる程度で済んだのが、コンクリートなもんだから落ちたら頭を打ち付けたりする心配ができてしまった。
 もちろん金網を張り巡らせているけれど、子供はそんなの越えちゃうし(苦笑)
 で、今は埋め立てようという声が住民から上がっている。
 地震などで大火災が起きた時に、用水路があればそこで延焼を食い止められるのだから、少しは防火対策という事も考えてもらいたいところ。
 バリアフリーという語感の良さで、実際に良くなるとは限らないのだというのも忘れないように。
 猪苓湯(ちょれいとう)を買いに患者さんがいらした。
 気温の変化が激しいと、やはり膀胱炎の薬は需要が増える。
 ネクタイ製造業者などでつくる日本ネクタイ組合連合会が、ネクタイ業界が打撃を受けているとして、政府が提唱する夏の軽装化(愛称クールビズ)のアピールでの、「ノーネクタイ、ノー上着」というキャッチフレーズの使用中止などを求める要望書を小泉内閣の閣僚全員に送付したそうな。
 ネクタイ業界は、建設業界のように政府に族議員を送り出していないのね。
 健全で良いことだ(笑)
「ネクタイを締めなければ地球温暖化防止が達成されるかのような広報活動は再考されるべきだ」というコメントは、もっともだと思う。
 環境に優しくすることが、イコールで地球温暖化に結びつくかのように言ってる人がいるけれど、少しは疑ってもらいたい。
 人間が死ぬのは確固とした事実であるとしても、幽霊になるかどうかは未だ証明されていないのと同じように、大気汚染がある事は事実かもしれないが、それで地球温暖化が進行しているかどうかは分かっていない。
 分かりやすいからといって、やたら地球温暖化を持ち出すのは、私は違和感がある。
 その点で政府は批判されるべきだろう。  しかし、ネクタイ業界の方も情けないな。
 父の日に近いタイミングで「クールビズ」のキャンペーンが始まったことが、「業界にとって死活問題」だと言うのは。
 父の日はネクタイ業界が1966年に提唱して広まったイベントなのだから、この機会に新しいネクタイを開発して新しい顧客層を開拓すれば良いのに。
 フジテレビの番組の『ニューデザインパラダイス』で以前に放送した、ハンカチーフのように胸にネクタイを付けるというのは、アイデアとしては悪くなかったと思うんだけどな。
 http://www.fujitv.co.jp/b_hp/newdesign/
 ネットニュースでは興味深い記事を見つけた。
 アメリカの大手薬局チェーンのCVSが、使い切りデジタルビデオカメラを発売したというのだ。
 価格は29,99ドル(約3200円)。
 録画時間は20分で、ちゃんと1.4インチのカラー液晶画面を備えており、再生・消去ができるという。
 そして、録画後にCVS店舗に持ち込むと、12,99ドルでDVDに保存してもらえるそうだ。
 随分前に『企業戦士ヤマザキ』という漫画で、新しいビジネスとして使い捨てビデオカメラのアイデアがあったのを思い出した。
 そちらは、ゼンマイ式で1回20秒の撮影で30分録画という物だった。
 子供の運動会などの用途で考えると、連続撮影時間は長くなくても良いという発想で実現するかもと思ったのだが、ついぞ日本では出なかった。
 今回のアメリカでの似たコンセプトの製品の発売で、日本にもこの流れが来るだろうか。
 奥さんがレンタルしてきた、『理由』をDVDで観た。

 前に観た『模倣犯』が、あんまりにあんまりだったので観るのを避けていたのだけれど、大林宣彦監督に賭けてみる事に。
 結果としては、ネタバレするほどには印象に残らなかったというのが正直なところ。
 なので今回は警報もナシ。
 原作は、第120回直木賞を受賞した宮部みゆきの同名の小説。
 高層マンションで一家4人が殺されるという事件が起き、調べていくと住んでいたはずの家族は別な場所に暮らしていて、殺されたのが誰なのか分からない。
 誰だか分からない被害者たちと、殺した犯人と、その動機が、ルポ形式で様々な登場人物が語っていくうちに明らかにされていくという、一風変わった推理ドラマ。
 なるほど確かに原作がベストセラーになった“理由”は分かる。
 しかし、映画がさして話題にならなかった理由も分かる気がする。
 こういう設定の物語は、どうしても途中でプレイバックしてみたくなる。
「え? あれはどうなってたっけ」と確かめたくなり、途中で気になりだすと、それが頭から離れず集中できなくなったりする。
 親切な監督だったら、適度にリピートしたり、画で観て分かることを、不自然な説明セリフで教えてくれるところだが、そこは大林監督。
 観てる人のことなんかあんまり考えずに、先に進めてしまう。
 個人的には好きなのだけれど、奥さんが質問してくるのがうるさくてうるさくて。
 これは作品のせいではないけれど、映画館で観た人はストレスになったかもしれない。
 そういう意味では、ビデオやDVDでじっくり観るのが良いだろう。
 あるいは、最初はノンストップで観て、改めて観返すというのが楽しみ方のようにも思う。
 競売物件に住み込んで他に売れないようにする占有屋という仕事は、知り合いの不動産屋にやってみないかと持ちかけられたこともある。
 住むだけで月20万円と言われたけれど、怖いお兄さんたちを追い返すのが仕事になりそうなので断った(笑)
 核家族や、近所の人の顔を知らないといった社会問題などを、物語にして提示するのは宮部氏の手柄ではあるが、それが映画になっても鼻について、その点だけが『模倣犯』と同じく不満な点として残ってしまったのが残念。
 もっと、大林監督の作品に昇華してもらいたかった。
 ラストのヘロヘロなCGは、これにOKを出した大林監督らしいなぁとは思う(苦笑)
≪育児日記≫
 今日、本当は大宮の友達がうちに来て料理を習うはずだったんだけど、仕事がちょうど入っちゃったらしく、キャンセルになってしまった。
 せっかく煮物が作れると思ったのに仕方ない。
 でも次郎が、昨日の疲れをものともせず機嫌がよかったので良かった。
 ベビーサークルに入れていても、ぜんぜん泣かなくなった。
 AIBOと遊ぶのが楽しいらしい。
 それで、また夜になったら泣かないように昼間に散歩に出た。
 今日、雨みたいなことを言われていたわりには降らないで、曇りのような晴れのような天気だった。
 気温も少々高めで、散歩して帰ったら汗ばんだ。
 夕方は、また次郎を連れてビデオ屋に行き、『理由』と『下弦の月』のDVDを借りてきた。
 これで夜、ちゃんと次郎が寝てくれるかなと思ったら、23時過ぎには寝てくれて良かった。
 『理由』が観れて嬉しかった。
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◆6月9日(木)/2005年◆
 風邪気味という事で、麻黄湯(まおうとう)を買いに患者さんが来店。
 体の節々も痛いらしい。  それはもう、すぐにでも飲んで下さい。
 NTTコミュニケーションから営業の電話がかかってきた。
 正確には、代理店。  なんか、このあいだもNTTコミュニケーションズを名乗る営業マンが店頭に来たような。
 個人情報の取り扱いが厳格になったのはいいけど、代理店同士につながりが無いもんだから、複数の代理店がNTTコミュニケーションズという名前で営業をかけてきて迷惑。
 どの名簿に基づいて電話しているのか尋ねたら、名簿はNTTから預かったらしい。
 それはいいのか。
 だったらついでに、うちの現在の契約内容も伝えてくれちゃってもいいんだけどなぁ。
「サポーターちょうだい」と患者さんから頼まれた。
 サイズの大きい物をと求められる。
 それでは、サポーターの意味がありませんが。
 詳しく訊いてみたら、包帯がズレないようにしたいとの事。
 ああ、それでしたらネット包帯の方が便利ですよと案内した。
 野球には興味の無い私ですが(ビデオ録画の敵としては憎いぞ)、8日のロッテ対巨人戦では、面白い“事件”があったそうで。
 捕手が打者走者と接触して転倒したプレーを守備妨害とは審判が判定しなかった事について、球審が「“なりゆき”なので、守備妨害にはあたらない」と説明したところ、観客から不満の声が出たという。
 この“なりゆき”という言葉は、日常の言葉ではなく、業界用語で「故意ではない」という意味で使ってるんだとか。
 しかも、どうやら野球規則にも注意書きとして記されているらしい。
 ところが、それを知らない野球ファンが勘違いして怒ったという。
 そういや、「支配」という言葉は株の売買で使われる言葉だったな。
 ニッポン放送の亀淵社長やフジテレビの日枝会長は、過剰に反応していたけれど。
 言葉の行き違いの原因というのは、そここに落ちてるもんなんですね。
≪育児日記≫
 今日は、妹から送ってもらった漫画本が届いた。
 さっそく、星野架名の『Kの告白』を読んだら、やっぱりよろしい!
 この間久しぶりに『花と夢』のデラックス版を買っちゃって、『僕の地球を守って』の次世代のものが書かれてあって、またはまりそう。
 次郎は、私がいろいろ読んだりとかしてると、自分を相手しろみたいに、大きな声をあげたり、本なんかを手から取ってクチャクチャにしそうになるんで困る。
 だけどベビーサークルがあるんで、入れとけば声を出すくらいで、いたずらはされないので助かってはいる。
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◆6月10日(金)/2005年◆
 今日は午前中には晴れ間も覗きつつ、天気予報通りに雨。
 風が吹いてないからいいけど、夜に出かけるまでにどうなるか。
 近所のオモチャ屋で、明日の『幻想時間』の収録のネタに使う物を購入。
 雨が降ってるのにギリギリのサイズのビニールに入れるもんだから、箱が濡れてヨレヨレになってしまった。
 コレを明日、スタジオに行って組み立てねば。
 タクシーの運転手さんが風邪薬を買いにみえた。
「眠くなると困るから漢方で」と注文される。
 まだ風邪かなと思う程度という事で、葛根湯(かっこんとう)を勧めた。
 その場ですぐに飲んでもらう。
 葛根湯は効きが早いが、風邪の進行というものも一般に思われているよりも早い。
 店で買って家に帰ってから飲むのでは遅いと言われるくらいだ。
 だから葛根湯は、家に置いておくより持ち歩いて、風邪の予感がしたら先に飲むのが良いですとお話した。
 印刷して綴じた商店会の総会資料を商店会長さんが取りに来た。
 コレでひとまず用事が一件済んだ。
 なんだか、用事は後から後から立て込んできて、ちっとも楽になる気がしないのだけれど。
 電話で漢方薬の相談。
 しかし詳しく聞いてみると、アガリクスの事だった。
 漢方薬ではありません。
 漢方薬の場合、生薬を組み合わせることで効果を上げようとしているのに、単品で癌に効くとかいうのは眉唾モノ。
 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)が病院から処方されているそうで、そちらはちゃんと効能がある事が確かめられているのですから、単独のキノコだのを使うよりも効果が期待できるとお話。
 サプリメントや健康食品を試したいという事であれば、それも悪くはないと思いますが、十全大補湯をやめて他に替えるというのは、私としてはお勧めできない。
 台風が近づいてきて、気圧の変化で体調を崩す人が多いのか、風邪薬を求めて患者さんが頻々。
 蒸し暑さで食欲が無くなっているという人もおり、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)をどんどん渡す。
 先日、五十肩の相談にいらして麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)を勧めた患者さんが、良く効いたと追加を買いに来てくれた。
 それは、良かったです(⌒▽⌒)
 店を閉めてから、雨の中を自転車で事務所へ。
 子供たちが育つ環境を作っていくために、大人や青年は何ができるのかという話し合い。
 打ち合わせや会議ではなく、あくまで話し合い。
 今日のテーマは、「大人と青年の違いは?」というものだった。
 青年のKちゃんからの提案。
 前から言ってたものねぇ、「分からない」って。
 その昔には、「高校生と青年の違いは?」というのも話し合われた事がある。
 高校生という括りは、あくまで高校に通っている人の事で、本来は年齢を表すものではないのに、“中高生”とまとめられてて変だと。
 自分で選んで自分で名乗るのが、大人であり青年だろうと。
 しかし、人は人を見るときに、大人とか青年という枠をはめて見ようとする。
 それはいったいどうなのか。
 という話をしてきて、終了予定の23時を5分過ぎたところで終了……のはずだったのに、はずだったのに。
 せっかく話し合った事だから、これをなにがしかに活かしたいという意見が参加者から出た。
 そりゃ確かにそう思う気持ちは分かるんですが、そういう“答え”を求めるようになると話し込めないモノがあるから、記録はつけるけど話しっぱなしにしましょうって決めたんじゃないですか。
 2回目にして、また原点に引き戻されても困る。
 せめて、あと数回やってみてから、どこにどう持っていくかを考えるという事にしませんか。
 と話が続いて、1時を回ってしまった。
 家に帰って、3時近くに夕飯。
 体に悪い(/_;)  ついでに行儀悪く、食べながらネットでニュースを読んだりチャットをしたり。
 ニュースでは、青山学院高等部が2月12日に行った一般入試の英語の中で、沖縄県への修学旅行でひめゆり学徒隊の女性から沖縄戦の話を聞いた生徒が「退屈で飽きた」と感じたという趣旨の英文を出題していた事が問題になっているというのを見つけた。
 英文は生徒が書いたものではなく、同校の教師が試験用に作成したものだそうで、どうやら教師の体験談だったらしい。
 ああ、あるある。  あったわ。
 私も沖縄に修学旅行に行った時に、ひめゆり学徒隊の女性の話を聞かされた。
 その時には、私自身は心に響くものがあったし退屈だとは思わなかった。
 しかし、やはり同級生の中には同じように退屈だというヤツがいて、「ああ、こういうヤツは戦争で死んでもいいよな」と思ったものである。
 後で感想を提出する事になっていたので、そう書いたら歴史担当の教師に叱られて理不尽に思った。
 感想を書けというから書いたのに、なんで叱られなきゃならんのかと。
 どう感じるかを強制されるなら、聞く必要の無い退屈な話であろうし、それって戦時中に天皇を崇拝しろと政府ばかりでなく、世の中の雰囲気が個人の思想信条を暗黙のうちに圧殺したのと同じではないのか。
 一応今回の場合は、入試で出題したのが不適切という話のようだが、沖縄県の稲嶺恵一知事の「ひめゆり(学徒隊)のみなさんは多くの人に体験を話すことで平和な世界にする努力をされてきた方々。
 そのご苦労と気持ちを理解してほしい」と述べたのは、それはそれで学徒隊の人たちを慮ってだとしても、少しズレてやしないか。
 残念ながら、戦争体験者が体験談を語ることでは平和にならないのは実証済み。
 体験を語り継いでいこうという努力には頭が下がるし、平和を望む声はやはりそうやって作っていかなければならないと思う。
 でも、戦争は止められない。  不適切とか言ってこんな事を問題にする心には、争いを捨てられない人間の心がむしろ表れてしまっているのではないか。
 今日の(もう日付は変わったが)午前10時頃に、山口県光市光井の県立光高校で、数学の授業をしていた3年生の教室内に、別のクラスの3年生の男子生徒がガラス瓶に入った爆発物に火をつけて投げ込んだという事件の続報も読んだ。
 第一報では、爆竹をガラス瓶に入れていたというのでイタズラかと思った。
 予想外の事態で本人もうろたえてるだろうと。
 しかし続報では、火薬をほぐして入れており、動機は恨みだとか供述しているらしい。
 そう聞くと、だったらなんで釘を入れたりして殺傷力を高めなかったのかと思ったり。(後で入っていたことが判明)
 よそのクラスに対して恨みがあって、その原因がイジメらしいというのもワカラン話だけれど、虐められた経験のある私からすると、復讐するなら覚悟を決めてキッチリやってもらいたい。
 光地区消防本部によると、生徒53人が市内2カ所の病院に運ばれ、うち生徒1人が飛び散った破片で足や腹部を切って重傷という、復讐としては中途半端すぎて、お前やる気あんのかと。
 この程度で済ませられる復讐なら、しなきゃいいのに。
 もしかすると知らなかったのかもしれないが、爆発物を故意に爆発さて他人を負傷させた場合は、7年以上の懲役か無期懲役で、殺人よりも罪が重い。
 犯人は18歳との事だか、成人として扱われる可能性もある訳で、人生を棒に振るにはツマラナイ結果しか残らなかったのではないか。
 いつだったか、中国では虐められた仕返しに、火薬を体に巻きつけて相手と共に爆死したという事件があったなぁ。
 あれに比べると、今回の事件は評価できない。
 400字詰め原稿用紙三枚に、反省文を書くよーに。
 やった事をじゃなくて、目的に対して達成できなかった点を。
 チャットには、介護の仕事をしているAさんが来ていて、腰痛検査を受けるという話。
 腰痛検査は施設で受ける決まりになってるそうで。
 重い物(人ですが)を持つ(抱える)コツとしては、体を密着させること。
 ギックリ腰を起こす人は、たいてい腰を下げずに腕だけで持とうとして失敗する。
 そしてAさんからは、足を大きく開いて、立っている面積を多くすることというアドバイスが。
 I氏が、お姫様抱っこも同じ原理かなと言うので、お姫様抱っこで持ち上げてみたものの、落としそうになって誤魔化すために相手の女性をベッドに投げたことがあるのを思い出した。
 すると、I氏もやったことがあると。
 彼氏から悪戯っぽく投げられた経験のある女性は、いますでしょうか?
 それは、彼氏が支えきれなかったからかもしれません(笑)
≪育児日記≫
 今日は、10日で『時の記念日』だ。
 なんでも、一秒間といのを修正することらしい。
 そんな中、私は次郎とまた散歩。
 サミットまで行ってきた。
 『月刊ムー』を買うために。
 雨がポツリと降りそうだったのでベビーカーを包む雨合羽みたいなものを持って出た。
 帰りは、ものすごく大雨になった。
 私と次郎は少しでも早く近道で帰ろうと思ったけど、かえっていつも通る道のが近かったかしらと思うほどだった。
 ちょっと迷子になっちゃったし。
 でも、次郎がとても楽しそうだったんで、きっと雨の中の散歩って珍しいことだから、ニコニコしている。
 だって、次郎は濡れないし。
 そんなこんなで無事にアパートまで帰ってこれたけど。
 そしたら急に雨が小降りになってやんだりしたから、もうちょっと待って帰れば良かったかとちょっと後悔してしまった。
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