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同じ商品名でも小児用は成分そのものが違う場合が

 やや高齢の患者さんから頻尿の相談を受けたのだけど、ちょっと悩んでしまった。
 すでに『八味地黄丸』を服用していて、あまり効果を感じられないという。
 そこで次の選択肢として『八味地黄丸加五味子』を考えたものの、食欲はあるようで適応しそうにない。
 そもそも頻尿も、夜中ではなく、朝起きてからがトイレが近く、午後には大丈夫だそうなので。
 ううむ、『五淋散』も考えられるけど、外見上は痩せてるもののガッシリ型で、水分代謝が悪い訳でも無さそうだし……。
 そして『八味地黄丸』にしても、全く効果が無いという事は無いそうなで、単純に増量する方法も考えられる。
 ただ、漢方薬は「適宜増減」とはいえ、市販品でそういう指導はしにくい。
 そこで、同じ『八味地黄丸』でもエキスの濃い『リエイジEX』と、暑さなどによる内蔵の疲労を考え『牛車腎気丸』を紹介したところ、両方をお買い上げ頂いた。
 後で、報告をよろしくお願いしますm(_ _)m

 中学生の息子さんの健康相談を受けたのだけれど、お話を聞くって大事だな、っていうお話。
 当初は口内炎についての相談だったため、患部に塗布する『ケナログ』と、内服に『チョコラBBジュニア』を案内した。
 その時に、自宅に『チョコラBBプラス』があるので、それを服用させて良いか尋ねられた。
 もちろん、子供用より成分が濃いうえ、1回1錠だから調節しようすると錠剤を割らなければならないため、避けるように説明した。
 まぁ、このくらいなら大丈夫っちゃ大丈夫はある。
 ただ、医薬品の大人用と子供用を「成分の量の違いくらいに考えている」人は多いようなので、原則禁止を貫いておかないと事故が起きかねない。
 例えば、解熱鎮痛薬や外用消炎剤なんかの成分には、成長期の子供の脳にダメージを与える物があり、同じ商品名でも成分そのものを子供用の場合は変更している。
 実際、『バファリン』を量を減らせば子供に与えても良いと考えていたお客様に遭遇した事もある。
 自分用の『バファリン』と子供用に『小児用バファリン』の両方を購入するのを惜しんで、自分用の『バファリン』を量を減らして与えて良いかと。
 いや、そのお客様はちゃんと尋ねて確認をするという点において、それは賢明な判断な訳ですが、という事は確認もせずに与えている人もいる可能性を考えると、けっこう怖い(>ω<)
 話が逸れた……。
 今回のお客様には、口内炎はストレスによる胃の不調が関係する可能性を付け加えたところ、息子さんはスポーツをやっていて、思い当たるところがあるらしい。
 そこで、『半夏瀉心湯』『半夏厚朴湯』を紹介した。
 使い分けとしては、『半夏瀉心湯』が胸から下辺りの重苦しさに、『半夏厚朴湯』が喉から胸にかけて詰まる感じがする時にといったところ。
 そして、そのスポーツに関連して、肘の痛みを訴えているという話が出た。
 ありゃん、口内炎から随分と症状が飛んだもんだ。
 口内炎の薬を案内したところで、じゃあ早速お会計を、と流れていたら辿り着けなかっただろう。
 詳しくお話を訊くと、やはり体を使うから水分補給をしているようなのだけれど、どうも冷たい物を多く飲んでいるらしい。
 冷たい飲み物は、飲んでもすぐには体に吸収されず、本来必要な分量より多く摂り過ぎてしまい、水分代謝の異常を起こす事がある。
 もちろん、運動による肘のダメージもあるのだろうから、状態を確認するために一度は病院を受診してみるよう勧めた。
 そしてストレスによる胃の不調も考えれば、『桂枝加苓朮附湯』で改善できるのではないかと考え、案内してみたところ、『半夏瀉心湯』と一緒に、お買い上げ頂けた。