冬場の肌荒れ対策は、身体を温めることに全集中!!

子供を連れたお客様が『キズカイン』をレジに持ってきたけれど、手荒れに使うというので患部を見せてもらうと、見た目でもかなり進行していて痒みも強いというため、修復と痒み止め成分の入った『ヒビケア軟膏』を案内して変更となった。

『キズカイン』は、殺菌・消毒成分に痒み止めを合わせた処方なので、極めて小さいか初期の傷の疼きを抑えるのには向いているが、修復成分が必要だろうと判断した。

一方、皮膚の炎症が強い場合には強い薬を最初に使い、症状が軽くなっていくのに合わせて薬も弱いものに乗り換えていくステップダウン方式があり、そのためにステロイド剤も考えたのだが、お客様の話しぶりからして病院を受診しなさそうだったのでは紹介しなかった。

しかし、病院でかなり前に何かステロイド剤が処方されていたようだ。

病院に行かないだろうという読みは外れた訳だが、同時に今回は病院に行くことを選択肢から外しているというのが分かった。

お客様には、『ヒビケア軟膏』を使って改善しない場合に病院に行く期限を先に決めてカレンダーに印をつけるよう勧めるとともに、お湯を入れた湯呑みを握る養生法を教えた。

皮膚を修復する材料は血で運ばれるから、指先の細い血管を開くためには温めるのが良いのだけれど、まさかずっと手をお湯に浸しておくことはできないし、むしろ肌を守る皮脂を洗い流してしまい手荒れの原因となってしまうから、湯呑を握っておくのだ。

お湯が冷めたら、また電子レンジで温め直す。

テレビを見るなど、手が空く時間にお試しあれ。

やや高齢のお客様から『ヒビケア軟膏』を求められたけれど、手荒れがしていても痒みや痛みがなければ、同じく皮膚を修復する成分が入っていて、脂分減少の原因となる炎症を抑える黄檗(おうばく)が加えてある『ヒリギレ軟膏』を提案したところ、しばらく自身でパッケージを見較べてそちらを購入された。

水を扱う仕事をしているとのことで、お湯を入れた湯呑を握る養生法を教えた。

お客様が『ハイチオールCプラス2』を購入されるさいに、体温を高めに保つことが大事と伝えたところ、入浴後に飲んだ方が良いのか尋ねられたので、その他にも積極的に温かい物を飲むことと、暖かい部屋で過ごしていてもさらにお腹周りは厚着をするようお話した。

成分の吸収効率を上げるのにも、摂った栄養を身体に運ぶのにも、皮膚を修復するのにも、とにかく温かい環境のほうが捗る。

寒ければ身体が縮こまって、何もできなくなるのと同じ。

夏場にバテるレベルの暑さでもなければ、熱というのは失われるモノだから、基本的に温める工夫を重ねていくのが寒い季節の肌荒れ対策である。

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