結膜炎には細菌性とアレルギー性とがありますし、目ヤニも病原性と加齢によるものとがあります

 高齢のお客様が目薬の『アルガードクールEX』をレジに持ってきたけれど、主訴は目ヤニで、痒みなどは無いというため『養潤水』と『ソフトサンティアひとみストレッチ』を案内したところ、前者に変更となった。
 目ヤニは異物を排除しようとする働きだけど、それで炎症を起こしていないのなら抗炎症成分は不要だし、血管を収縮させて充血を目立たなくする成分が目に栄養を行き渡らせるのに妨げとなるから、むしろ避けたほうが良い。
 『養潤水』なら、角膜の修復と栄養を運ぶ血流を助けてくれる。
 細胞の代謝機能を補助するビタミンB12の『ソフトサンティアひとみストレッチ』も、余計な成分が入っている物よりは目のためになる。
 そして今回のような目ヤニの原因は、加齢による瞼のたるみの可能性をお話した。
 疲れているときもそうだが、たるんだ瞼が目を刺激して、目の方は異物が入ったと勘違いして追い出そうとする。
 まぁ、身体の防御機能が正常に働いている証拠でもある。
 お客様には、枕元に『養潤水』を置いておき、朝に目ヤニが固まってる場合には目薬で溶かしてみてはと提案した。

 女性の親子のお客様が来店し、コンタクト用の目薬を探す声がして、案内が必要になるかもと気にかけていたところ、目薬と『クレアラシル』購入されるのでニキビの状態をヒアリングした。
 患者は娘さんで、成長期のうえ赤ニキビなので適応すると伝えたうえで、医者に行きたがらないというため治療には半年以上かかるから保険が適用される病院を受診した方が良いとお話した。
 それに費用面だけでなく、医療用だけで市販されていないニキビの塗り薬もあるから、市販薬で対応できそうかを医師に相談してみるのが良いだろう。
 また、ニキビを隠したいのだろうけれど前髪が額にかかってると、皮膚のセンサーは外敵から攻撃を受けていると勘違いし身体の防御機能が働いて、炎症を強めてしまうから、家にいる間だけでも髪を上げておくことと、気になって患部を手で触らないようにとお話した。
 もちろん一番良いのは、前髪を上げたままにしておくか切って額を出しておくことだ。
 思春期だから恥ずかしいと思う気持ちは分かるものの、もっと成長してからモテるよう対策をするのが将来のためでもある。
 お客様には内服薬として『清上防風湯』を紹介し、シャワーで過ごしてるというため、入浴したほうが血流が良くなって老廃物を回収し皮膚の材料が運ばれるメリットがあることを説明した。
 シャワーを太い血管の通っている背中側に集中的に浴びる方法も教えたけれど、やはり入浴するほうが効果的なとこを付け加えた。

 高齢のお客様から結膜炎の目薬をと注文され『ロート抗菌目薬』を案内したけれど、ヒアリングすると汗が目に入って痒くなるというため細菌性ではなくアレルギー性と考えられることを説明して『ロートアルガード』を勧めたところ、そちらをお買い上げいただいた。
 何も相談せずに抗菌目薬を買おうとする人も少なくないから、やはり声かけは欠かせない。
 それから、お客様には目薬の点し方を教えた。
 これも念のため伝えておかないと、案外と目薬を点した後も上を向いたままでいるとか、瞬きをしてしまうとか、目元から溢れた分をティッシュで吸い取らせてしまっている人がいるから油断できない。
 上を向いたままでは薬液が目の後ろから喉へと流れ、瞬きすると薬液が睫毛に持っていかれ、ティシュに吸わせると毛細管現象により大半が目から外に出て目に残る量が減ってしまう。
 これらを避けるため、少し下を向いて目頭を指でギュッと強く押さえる方法があるものの、やってみると難しいし、手を洗っていないと目を汚染させてしまう可能性もある。
 そこで一番簡単なのは、目薬を点したら静かに目を閉じて少し下を向くだけ。
 そのまま最低でも1分ほど待って目に行き渡らせるのだが、目薬の開発者のお話では、そのまま5分は閉じておいたほうが効果的だそうだ。
 特に抗菌目薬の場合、抗菌作用が持続するのは、わずか1分程度だというから、なおさら閉じ込めておく時間は長く取っておいたほうが良いだろう。
 現在ならスマホがあるので、好きな曲を流してから目薬を点し、そのまま一曲終わるくらい目を閉じて待つとリラックスタイムにもなって、一石二鳥である。
 あー、でも山本正之さんの曲だと一曲で20分とかあるな( ̄▽ ̄)

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