特定の銘柄の薬を足で探すのは無理があります! 頼まれ物だと、適応するのかも分かりません

 お客様から目薬の『アルシンFX』を求められたけれど、置いていないことを伝えると頼まれ物というため、特定の銘柄の薬を足で探すのは難しい事をお話した。
 また、血管収縮作用のあるナファゾリン塩酸塩が入っているので、症状に合っているかと、継続して良いかを使用者自身が店頭で相談して確認した方が良いことを説明した。
 目の充血を取り除くのが効能になっているが、やっている事はといえば血管を収縮させて血の通りをわざと悪くすることで充血を目立たなくしているだけ。
 単なる疲れ目なら必要の無い成分だし、連用しているようなら休憩日を入れてもらいたいところ。
 まぁ、1日5~6程度なら、そうそう問題は起きないものの、中には一時間ごとなんて極端な回数を使っている人にも遭遇するので油断はできない。
 どうやら、うちの店の近所のドラッグストアで買ったようだから、場所をご案内した。

 夫婦のお客様から蓋付きという特定の銘柄の『ワセリン』を求められたけれど、うちの店では置いていないことと、ワセリンは銘柄が多いので特定の物を足で探すのは難しいことを伝えた。
 どうしても欲しい場合には、以前に買ったことのある店を訪れてみるか通販のほうが確実だろう。
 今回は、ワセリンの純度について説明したところ、純度の高い『プロペトピュアベール』をお買い上げいただいた。
 わざわざ『白色ワセリン』なんて物があるくらいだから、元々のワセリンは色がついていて、やや黄色がかっている。
 そこから不純物を取り除いていくと白色になり、さらに純度を高めていくと透明に近くなる。
 純度が高くなるにつれて価格も高くなるので、顔に塗るなどでなければ透明レベルの物にこだわる必要も無いだろう。
 また、ワセリンはベタつくからと嫌がる人がいるが、大抵は塗り過ぎである。
 油分でコーティングするのは薄くて構わないので、大人の手の甲の範囲でも米粒一つ分で充分。
 特別に皮膚を治す効能は無いものの、患部が自然に治るには自身で触ったり服が擦れるだけでも邪魔なため、油膜を張ることが大事。
 皮膚を護するのにも、蒸発を防いで乾燥対策するのにも使え、花粉症の季節には鼻の穴の入口に塗れば花粉に反応しにくくすることもできる。
 絆創膏を貼りたいけど貼りにくい場所に、絆創膏代わりとしても役に立つ。

 高齢の常連のお客様が『竜胆瀉肝湯』をレジに持ってきたが、主訴は頻尿で、声は弱々しく歩き方も力が無い引きずった様子だったので、適応しないと考えられることを説明し『ボーコレン』(五淋散)に変更となった。
 『ユリナールb』(清心蓮子飲)が、より適応するかとも思ったものの、試すには価格が高めなのでコチラを選択した。
 ちなみに『竜胆瀉肝湯』は、体力が充実している人や排尿時に灼熱感がある場合に向いている。
 また、生薬の種類の少ない『猪苓湯』の方が効き目のシャープと云えるのだが、今回はお客様の体力を考えて避けた。
 なお、『腎仙散』は漢方薬ではなく、生薬を用いた民間薬で、生薬の種類がやたら多い分、広く効くかもしれない反面、効き目は穏やかな傾向がある。

 以前に私から膀胱炎の漢方薬を勧められて効いた感じがすると、お客様から嬉しい言葉を頂けいたのだけれど、生憎とお客様は漢方薬の名前を憶えていないし、私の方はお客様の顔を憶えていない。
 以前にいらした時期が分かれば、こうして日記を付けている元となるメモを見返せば調べられるものの、随分と前の事らしい。
 でも、漢方薬の売り場を案内すると『猪苓湯』と分かり、購入された。
 今回は海外旅行に持っていくというので、太い血管の通っている背中側にシャワーを浴びる方法を教えたけれど、入浴はできる環境のようだった。
 それはなにより。
 よく、海外旅行や長期出張でホテル暮らしになった場合に疲れが取れないという話を聞くが、あれはシャワーだけで血流が良くならないから。
 シャワーしか無い環境の人は、髪や体を洗っている間に少しでも長く背中に浴びるのを試してみてほしい。
 血流が良くなるだけではなく、太い神経も通っているからシャワーによるマッサージでリラックス効果も期待できる。

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