市販の外用消炎剤を買う場合に、何を優先するべきか

 やや高齢のお客様が『トクホン』と『ハリックス55EX』の両方を購入されるので、主成分が似ているから鎮痛効果は変わらないと考えられることをお話すると、前者は自分が後者はご主人が使うとのことだった。
 まあ、同じ成分でも質感が好みに合うか合わないかという問題もあるから、別の人が使うのであれば構わないだろう。
 今回の場合、『トクホン』の方がいわゆる「湿布臭い」ものの、その匂いにも鎮静効果があるから、嫌いでなければ優先度が上がると考えられる。
 ただ、お客様自身は親指が腱鞘炎のようで、病院には別件で通院しているものの医師に相談しておらず、他の指は以前に変形症と診断されているというため、親指の腱鞘炎についても相談するよう勧めた。
 どうも別件は整形外科とは異なるようだが、科目が違っても相談することで他の病院を紹介してもらえることもあるし、こうして市販の外用消炎剤を買う場合に、そちらの治療で処方される薬との併用に気をつけなければならないケースもあるから、やはり困っている症状は全て話しておいた方が良い。

トクホン

トクホン

 やや高齢のお客様が『フェルビナテープ5.0α』を購入されるさいに使用経験を尋ねると、初めてというため、貼り薬も内服薬と影響することがあり、持病についても気をつけなければならないことをお話ししたところ、使うのはご主人とのことだった。
 フェルビナク製剤は浸透力に優れているので、長めに貼った方が効果的な事をお話しすると、皮膚のかぶれを心配されたため、貼る前の患部の清浄が大事なことをお話しした。
 よく皮膚が弱いから薬も弱い物と希望されることがあるけれど、製薬メーカーの実験では成分の問題よりも、貼る前に患部をしっかり拭かずに汗や埃を巻き込むのが、湿布のかぶれの原因となるそうだ。

ホームパスフェルビナテープ5.0α

ホームパスフェルビナテープ5.0α

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