情報提供がお説教に?

 お客様から、奥さんの足が腫れているという相談を受け、3日ほど前からのことであり昨日に病院に行ったところ、原因不明で患部を冷やすようにだけ指示されたという。
 そして『冷えピタ』を使っていたというので、それでは冷やすことにならないと説明し『アイスノンひんやり氷結ベルト』を案内してお買い上げいただいた。

 やや高齢のお客様から『新ビオフェルミンS』の所在を訊かれ売り場を案内したが、『ガスピタン』の方が良いか尋ねられたので詳しくヒアリングすると、心臓疾患があり八種類ほどの薬を服用しているとのこと。
 主訴はガスが溜まるとのことで、ご自身で「薬のせいかもしれない」とお話しされるものの、お薬手帳を持っていないため分からず、ガスが溜まることを担当医には伝えていないそう。
 そして既に『新ビオフェルミンS』は試してみて効果が無いと言うため、乳酸菌を育てる納豆菌が入った『ザ・ガード整腸錠PC』や『新アペテート整腸薬』も紹介はしたけれど、やはり担当医に相談するよう勧めたところ、何故か『新ビオフェルミンS』の大容量に変更して購入された。
 どうしてかと思ったら、『新ビオフェルミンS』は飼い犬にも飲ませていて、肉を食べた時に下痢をしなくなったというのだが、犬にチョコレートは劇物になることを知らない様子だったため、人間に使える物が犬にも使えるとは限らないことをお話した。
 また、お薬手帳は震災などで避難したさいに服用している薬を救援物資に要請するためにも必要になるので持ち歩くよう勧めた。
 そして次の診察の予定を尋ねられたら、プイッと帰られてしまった。
 怒っている訳ではなさそうだったけれど、お説教じみてしまったからかしらん(汗)

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