年をとると中途覚醒や早朝に目覚めてしまう原因とは

 高齢のお客様から睡眠導入剤を求められたが、市販されていないことを説明したうえで睡眠補助剤の棚を案内した。
 しかし、いつもは病院から睡眠導入剤を処方されているという話があり、しかしその内容は分からず、他に処方されてる薬も不明だというので、おくすり手帳を持参されるよう勧めた。
 同伴者がいて、その方には納得していただけたんだけど、どうしても本人が強く希望されたため『ナイトミン』(酸棗仁湯)を案内してお買い上げいただくことに。
 成分表示をお薬手帳に貼って担当医に報告することと、症状は眠りにくいというより中途覚醒だそうなので、それ自体はあまり気に ようにと伝えた。
 内臓が未発達な幼児が、こまめに寝たり起きたりするように、人間は年をとると内臓機能が低下して、睡眠が分散化されるのは当たり前の事なんである。
 若い頃のように、睡眠を集中的に取るというのは習慣的な意識でそう考えてしまうだけであって、その生活スタイルは加齢とともに合わなくなってくるのだ。
 もし目が覚めてしまったら、ノンカフェインのお茶でも飲みながら音楽を聴くなり本を読むなどして、ゆったり過ごす工夫をするのが良い。
 私が提唱したいのは、コンビニなどがある環境なら夜中の散歩である。
 最近ではイートインコーナーのあるコンビニもあるから、そこで若者や店員さんと交流できるようになれば、コンビニに新たな役割ができると思うのだけれどどうか。

 お客様が舌を噛んでしまったらしく、患部を見せられ、口内炎薬のパッチタイプを希望されたため『トラフルダイレクト』を案内したうえで、炎症が強そうなこと『ケナログ軟膏』と、舌だから動くことを考慮して内服薬の『トラフル錠』も紹介した。
 今回は、『トラフルダイレクト』をお買い上げいただいた。
 キュウリやトマトなどの夏野菜は傷の治りを遅くすることを伝えると、何故か笑われてしまった。
 信じてもらえなかったのか、なんなのか(^_^;)

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