携帯電話やスマホが普及してもメモして伝える習慣が根付かない不思議

 中学生の息子さんの頭痛に用いるとのことで、『小児用バファリン』と『バファリンルナJ』を比較して、どちらが良いか尋ねられた。
 実のところ、子供に使える解熱鎮痛剤は市販ではアセトアミノフェンの一択しか無いので、どちらも同じ成分。
 違いは、服用する錠数くらいですと説明した。
 受験を控えていて、神経質な傾向があるようだったから、『半夏厚朴湯』『安中散加茯苓』を紹介して、頭痛が胃とも関係する可能性をお話した。
 なので、頭痛の原因を調べるためには、頭痛が起きるときの条件や、痛む部位、痛み方をメモするように伝えた。

 やや高齢の女性からの頼まれ物ということで相談に応じたら、ご本人はドイツに在住していて、症状は膀胱炎だという。
 『猪苓湯』を指名されたそうなのだけど、どういう経緯や根拠で指名しているのかは分からないという。
 現地の医師に提示されたのか、知人に勧められたのか、ネットか何かで調べたのか、今までに服用したことがあるのかなど、手がかりが何一つ無い。
 頼む方も頼まれる方も、お土産のお菓子じゃないんだから……(;´Д`)
 確かに膀胱炎のファーストチョイスは『猪苓湯』とはいえ、比較的体力があって排尿時に熱感を伴う痛みがあるなら『竜胆瀉肝湯』が候補になるし、膀胱や尿道に違和感を感じても痛みが弱いなら『五淋散』も考えられるし、疲れやすくて手足が冷える人なら『八味地黄丸加五味子麦門冬』が適応するかもしれない。
 とりあえず頼まれものだから『猪苓湯』を購入するとして、他にも候補となる漢方薬があることを本人に伝えていただくように、お願いした。
 一方、来店されたお客様ご自身は、梅雨に入ってから尿量か減少し、体重の方が増加したというので、『防已黄耆湯』を案内してお買い上げ頂いた。
 汗をかきやすく、疲労も感じるそうだから、適応するだろうと思って。

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