名札を見て、「薬剤師」か「登録販売者」か「無資格者」なのかの確認を

 お客様から鉄剤の『ファイチ』と『マスチゲン』の比較を尋ねられ、前者は造血を手伝う葉酸が濃く、壊血を防ぐビタミンCも入っていることを説明した。
 お客様の主訴は貧血と息切れで、病院では鉄不足の診断を受けており、サプリメントは避けたいとのことから、息切れに注目して『人参養栄湯』を紹介したけれど、鉄剤が希望だったため『ファイチ』を購入された。
 診断を受けているのであれば経過観察のためにも、病院で処方してもらった方が良いように思えるし、貧血は鉄不足だけとは限らず栄養を運ぶ血流が滞っているとも考えられるので、身体機能を下支えする『人参養栄湯』も覚えておいてもらいたいところ。
 長期連用するようなら、『人参養栄湯』も保険の適用薬だし。

 お客様から『ワセリン』を求められヒアリングすると、一緒に連れてきている小学生の子供の目元が荒れていて、痒みは無いから使おうと思ったという。
 なるほど、確かに悪くない選択だとは思う。
 しかし2ヶ月前からというため、皮膚疾患は気づいてから治療を始めても、およそ3倍の期間は治るのにかかるので早めに受診するよう勧めた。
 『ワセリン』は他のお店の人に言われたそうだが、薬剤師などの資格者なのかは分からなかった。
 名札を見ておくと、「薬剤師」か「登録販売者」なのか、それとも無資格者なのか確認できるのだけれど。
 まぁ、私の方も名札をジロジロと見られると、なんか身構えちゃうけど(^_^;)
 とりあえず『ワセリン』を販売したうえで、皮膚の修復成分の入っている目薬を塗る方法も提案した。
 また皮膚の再生には血流が大事なので、しっかりお風呂に入ることと温かい物を積極的に飲むよう伝え、本人にもお話しした。
 本人が寝込んでいるのでなければ、こうやって連れてきてくれるのはヒアリングするのにとても助かるし、親とのやり取りを見せることは本人にとっても勉強になって良いと思う。
 子供にはぜひ、薬を買う練習をさせてほしい。
 なにしろ大人だって、ちゃんと自身の状態を説明して相談できる人は圧倒的に少ないので。

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