牛乳を飲むとお腹を壊す仕組みをザックリと説明

 若いお客様が解熱鎮痛剤の棚で『エルペインコーワ』を見ていて、レジに持ってきたのが『バファリンルナi』だったため選ばれた理由を尋ねたところ、違いがよく分からなかったというため、『エルペインコーワ』には内臓の機能をわざと低下させて生理痛を軽減する成分が入っていることを説明すると、試しにと一緒に購入された。
 また、痛みを伝えるホルモンと胃を保護するホルモンが同じなため、痛みを止めると胃を保護する機能も止まってしまうので、服用期間中には消化に良い食事を心がけるよう伝えた。

 お客様から下痢の相談を受けたのだが、乳製品を摂ると起きるそうで、今までは無かったという。
 胃もたれもあるというから、乳糖不耐性の症状であろうとは思う。
 牛乳などの乳製品でお腹を壊すのは、含まれている糖分の乳糖を分解する酵素が日本人は少ないそうで小腸を素通りすると、大腸内の浸透圧を上げて腸壁から出てきた水分により便を軟化させてしまい、それが酷いと下痢を起こしてしまう。
 一方で、腸内には乳糖を利用する微生物がいて、二酸化炭素やメタンガスなどを発生させ大腸を刺激し、それもまた下痢の原因となるのだ。
 また、その発生したガスにより、腹部に膨満感を感じる場合もある。
 これまでは起きなかったそうだから、腸の機能が低下していることを考え『タナベ胃腸薬ウルソ』を案内したところ、お客様は胆嚢を取っていると分かった。
 となると腸内環境を整えた方が良さそうなので、『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』と『アペテート整腸薬Na』を紹介し、後者をお買い上げいただいた。
 この2つは乳酸菌だけでなく、乳酸菌を腸内で育てる納豆菌の他に、ガスを消泡してくれる成分も入っている。
 ただ、続くようであれば病院で医師に相談してみるようにも勧めた。

 

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