情報社会で情報を追い続けるのは難しい……と言い訳

 ご夫婦のお客様が『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたため、喉の痛みや咳があるのかを尋ねると、主訴は発熱と鼻水だそう。
 まったく外れてる訳ではないけど、喉の痛みも咳も全く無いとなれば、主訴に合わせたほうが症状の緩和には良い。
 そうお話して『ベンザブロックS』と『ルルアタックNX』を案内すると、後者に変更となった。
 他に湿布薬も希望され、麻酔成分が入っていて医療用からOTC(市販薬)にスイッチした物というお話なんだけど、不勉強で思い出せず(;´Д`)
 業界誌とかニュースレターには目を通してるものの、追い切れてない情報も多く………。
 最近出たばかりとなると、いきなり第2類というのは考えにくいから第1類かも。
 そうだとすれば、うちのお店には置いてない。
 なら置いてある物のうちで一番強い物をと要望され、鎮痛効果が高く患部に深く浸透するジクロフェナクナトリウムの『フェイタスZ』を案内したところ、一緒にお買い上げ頂いた。

 腰痛で湿布薬を買いにいらしたというお客様、病院で何か処方されたそうなんだけど、何が処方されたかは覚えていないという。
 あまり匂わなかったから同じ物をと要望されたものの、一般的に「湿布臭い」とか「サロンパスの匂い」と言われるのはサリチル酸グリゴールのことだから、「それ以外」というのは範囲が広過ぎて全く絞り込めない。
 強さについては特に説明を受けておらず、光過敏症といった副作用についても言われていないというから、『モーラステープ』などではなさそう。
 とりあえず、匂わないのが希望なようなので、鎮痛効果はサリチル酸より強く皮膚へは浸透しやすいフェルビナク製剤を案内し、『ホームパスFRテープV』をお買い上げ頂いた。
 そして、お薬手帳を持ち歩くことと、担当医には使用した市販薬について報告するようお願いした。

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