皮膚の薬に鎮静効果

 鉄剤を求めて来店したお客様に、『ファイチ』と『マスチゲンS』を案内したけど、『マスチゲンS』の小容量サイズが無いか尋ねられた。
 あいにくと、店頭では大容量の需要が見込めませんで。
 それが必要なくらいの患者さんは、病院で処方してもらったほうが良いですし。
 そもそも鉄不足と診断されているのかを尋ねたところ、今回の主訴は目眩で以前に病院で鉄剤を処方されたそう。
 ただ、目眩の感じが貧血のような落ちる感覚なのか回転性なのか、雲の上を歩いているような感じなのかというようことは、覚えていないという。
 それは、今度起きた時にはメモしておくよう勧めた。
 同じ症状に思えても、原因が同じとも限りませんので。
 ひとまず、ビタミンEが入っていて血行促進すると説明したこともあって『マスチゲンS』を買っていかれた。
 鉄剤を使うような貧血だとすれば、『人参養栄湯』と併用するのが効果的なんだけど、そこまでは踏み込めなかった。
 まぁ、漠然と目眩だけの症状では判断が難しいからねぇ。

 お客様から、『ハイチオールCホワイティア』と精神安定剤との飲み合わせについて質問された。
 具体的にはどの薬でしょうと尋ねると、お薬手帳は自宅においてあるそうなので、持参してから改めてという事になった。
 お薬手帳の重要性を理解してもらえそうだったから、お薬手帳を持ってドラッグストアーを訪れるのを実践してもらったほうが良いかなと。
 まぁ、一般論としては問題は無いはずなんだけど、飲み合わせで言うと、むしろ併用したほうが良いと考えられる。
 一部の精神安定剤は、紫外線の感受性を高めてしまい、メラニンを沈着させやすいのと、『ハイチオールCホワイティア』に含まれてるパントテン酸カルシウムにも鎮静効果があるので。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート