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「空間除菌に根拠なし」の報道が知られていない?

 お客様から「良く効く風邪薬を」と注文されたが、三日前に発熱したというものの体温を測っておらず、今は症状らしい症状は無いそうなので『新ヒストミンゴールド液』を案内した。

 すると以前に飲んで効かなかったというため、『新ヒストミンゴールド液』は体の下支えをする物でカフェインも入っていないためビックリする効果は感じられないことを説明した。

 とはいえ、お客様が効かなかったという物を勧めるわけにもいかないので、同じくノンカフェインの『ユンケルDCF』の他に、カフェイン入りで『キューピードリンク』と『ハイクタンD』を紹介すると、『新ヒストミンゴールド液』を含めて全部を購入されてしまった。


 子供を連れたお客様から『エアーマスク』について尋ねられ、『クレベリン』ともども、空気感染しないウイルスへの効果は期待できないことを説明した。

 麻疹(はしか)や水疱瘡などの一部のウイルスは空気感染する可能性が指摘されてはいるが、亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素で除去するとなると、かなりの高濃度にしないとならないから人間の方が除去されかねない。

 お客様には、手洗いと手の触れる物の拭き掃除を勧めると、学校で自分の子供だけ対策しても無理と思い『エアーマスク』を考えたようなので、子供には休み時間ごとに手洗いしたり自分の机や持ち物をポケットタイプのウェットティッシュで拭くだけでも予防になることをお話した。

 また屋内でのマスクの着用と、こまめに水分補給をすることでウイルスを喉で増殖させないことも大事と伝えた。

 子供にも話し聞かせるように説明してみたけれど、残念ながら興味は持ってもらえなかった模様。


 お客様から『クレベリン』を尋ねられ、既に売り切れだったため類似品を案内したところ『エアーマスク』についても効果を質問されたので、空気感染しないウイルスに対しては手洗いと手の触れる物の拭き掃除が大事とお話してアルコールティッシュを例に出したところ、そちらをまとめ買いされた。

 家で特に忘れがちなのは、ドアノブや冷蔵庫の取っ手である。

 こまめに水を飲んで、喉を湿らせておくのもウイルスの繁殖を防ぐのに有効なことを伝えた。

 それにつけても、消費者庁が2014年に「根拠なし」と判断したのは、世間であまり知られていないのだろうか。

 メーカーは密閉空間でのデータのみを根拠にしていて、消費者庁は「人の出入りや空気の流れがある生活空間で使うには、十分な裏付けとは言えない」と断じている。

Screenshot of www.nikkei.com

 

 

 

鼻の症状だけなら風邪薬よりも鼻炎薬を使いましょう

 やや高齢の常連のお客様が来店し、以前に膝痛に勧めて使っていただいた『桂枝加苓朮附湯』での調子が良く、病院で似た処方の『桂枝加朮附湯』を処方してもらったそうだ。

 ただツムラの顆粒で飲みにくいというため、医師か薬剤師に他社製の錠剤に変更できないか相談するよう勧めた。

 他に、『リステリンクールミント』と『リステリントータルケア』の違いを尋ねられ、成分表示を比較してみたところ違いがあるように思えなかったので「味の違いだけ」と答えてしまったけれど、後で調べ直したら前者には殺菌成分が入ってると分かった。

 もっと、しっかり見較べるんだった(´・ω・`)


 お客様から『命の母ホワイト』を授乳中に服用して良いか尋ねられ、大きな事故は考えにくいものの成分からすると子供の便が緩くなる可能性も考えられるため、お勧めはできないことをお話した。

 授乳してから服用する方法も考えられるが、店頭では勧めにくい。

 症状をヒアリングすると疲労の他に、頭がフワッとする感覚があるそうなので、主訴からすると『人参養栄湯』の方が適応しそうに思えるため紹介し、医師か薬剤師に相談してみるよう勧めた。

 ちなみに、『命の母A』と『命の母ホワイト』は名前が似ていても処方内容は別物で、前者は精神不安やイライラなどを伴う場合で、肉体的な疲労は後者の方が適応する。

 よく、お客様から「命の母を下さい」と注文されて、「Aとホワイトのどちらですか?」と尋ねると「赤いAの方」と答えられることが多いのだけれど、両者の違いを説明したら、「あっ、じゃあ違う」となることが少なくない。


 総合風邪薬と『コンタック600プラス』で迷っていたお客様が、前者をレジに持ってきたためヒアリングしたところ、ご主人が鼻水と鼻づまりで他に症状は無いというため、後者の方を勧めて変更となった。

 どうしても風邪薬と鼻炎薬を比較すると、風邪だった場合のことを考えて風邪薬の方を選択してしまうのだろう。

 しかし総合の風邪薬には咳止めが入ってることが多く、その咳止めの成分は覚醒剤系だったり麻薬系だったりするため、咳が無いのに飲んでしまうと、かえって体の負担となって本格的な風邪に進んでしまう危険がある。

 またお客様には鼻炎が風邪とは限らないことと、胃の不具合とも関係することをお話し、鼻の症状があるあいだは、消化に良い食事をするよう勧めた。

 

病気の子供を部屋に一人にしないで、元気な子供は隔離しよう

 お客様が風邪薬の棚を見ていて『イブA』を購入されるので用途を尋ねたところ、英国に行くにあたって常備薬を選んでいたとのこと。

 となれば鎮痛剤は向こうでも入手できるから、日本から持っていくのであれば入手しにくい薬を用意しておいた方が良い事をお話して、風邪と胃腸炎の両方に使える『柴胡桂枝湯』と、食中りの下痢に使う『正露丸』を紹介した。

 すると以前に英国で風邪薬を買おうと思ったら、日本のような総合風邪薬は無くて症状別に薬を出されたそうだ。

 なにしろ日本では総合の風邪薬を選ぼうとすると、必ずといってよいほど咳止めが入っているので、咳が出ていない段階では使うのに適さない。


 幼児を連れたお客様から『クレベリン』を求められたけれど、小学生の上の子供がインフルエンザにかかり感染予防のためというので、ウイルスは空気感染はしないことを説明して、手洗いと手の触れるところの拭き掃除を徹底して、こまめな水分補給と室内でのマスクの使用を勧めた。

 すると本日は、マスクのみの購入となった。

 容態の急変に備えて患者の方の子供を目の届くところに寝かせて、下の子供を別の部屋に隔離するよう勧めたところ、上の子供は近くに寝かせているとのことだった。

 子供部屋のある家だと、病気の子供を静かに寝かせてあげようと一人にしてしまいがちなので、良い対応。


 やや高齢のお客様が『エクシブきわジェル』をレジに持ってきたけれど、用途が巻き爪になってる患部の匂いが気になるとのことだったため、『コラージュフルフル液体石鹸』で洗うか抗生物質を使うよう勧めたところ『テラマイシン』を購入された。

 巻き爪は、今は痛くないそうだが自分で開こうとしたようなので、病院に行くよう勧めた。


 夫婦のお客様が来店し、『リボビタンファイン』と『リポビタンフィール』を見較べて長考していたため声をかけたところ、寝つきが悪いというのでカフェインの入っている『リボビタンファイン』より、気持ちを落ち着けるとされるグリシンの入った『リポビタンフィール』の方が向いていることを説明した。

 お客様はシャワー派だというため、入浴して体温が上がった後に下がる過程が入眠に必要なことを説明したうえで、シャワーだけで済ます場合は正面ではなく後ろで受け、髪や体を洗いながら少しでも長く首から腰にかけて浴びるよう勧めた。

 閉店間際で私は他の作業に移ったため、購入したかまでは分からない。


 

 

塗り薬のクリームと軟膏の使い分けを知っていますか?

 お客様が『パブロンSゴールドW』と『バファリンA』を購入されるので用途を確認したところ、常備薬にするとのことだった。

 ただ、「いつも喉から風邪になる」と言われたけれど、喉の痛みがすぐに風邪とは限らないため、最初は『バファリンA』か『ペラックT』のような喉の痛みに特化した薬を使うよう勧めた。

 『パブロンSゴールドW』のような総合風邪薬を使うとすれば、メインの処方が咳止めなので咳が出てきてからの方が、体への負担が少ない。

 あまり知られていないけれど、気道と食道は隣り合っているため、逆流性食道炎でも近くの神経が反応して咳になったり、胃炎によって胃に覆いかぶさっている肺が乾燥して咳になることは少なくなく、咳で体力を失い風邪をひくのを、「いつも喉から風邪になる」と感じている可能性もあるのだ。

 風邪の予感の段階で薬を使うとしたら『葛根湯』をとお話すると、家にあるとのことだった。

 また、『バファリンA』は頭痛に使っているということで、 その頭痛は胃の不具合と連動するズキズキといった片頭痛ではなく、首の後ろから肩こりと連動するような緊張型頭痛らしいため、やはり上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』が適応することを伝えた。


 お客様が『のどぬ~るスプレー』をレジに持ってきたけれど、現に喉が痛む場合には効果が弱いことを伝えると、病院で処方された解熱剤を使い切ったため買おうと思ったとのこと。

 ん?

 現在の主訴は発熱だけで喉は痛くないそうで、すでに7日ほど経っているとのことから、『柴胡桂枝湯』を案内したが興味を示さず、『バファリンA』を提案すると家にあるとのことでお帰りになった。

 熱が下がらないから、喉を殺菌すれば菌を倒せると思ったのだろうか。

 お客様は食欲はあるとのことだったが、消化をするのにもエネルギーが必要で、発熱したとなると内臓機能は低下したままのはずだから、内臓を休ませるためにも消化に良い食事を量を控えるようにと勧めた。


 やや高齢のお客様から『フェミニーナ軟膏』と『デリケアM’sクリーム』の違いを質問され、前者の方には局所麻酔が入っているので痒みが強い場合に適していることと、軟膏なため患部が布と擦れて悪化する可能性がある場合に適していることを説明したところ、前者を購入された。

 患者はお孫さんでお尻の痒みがあるらしく、布擦れのことを話した時に「そんなに酷くはない」と、意味を勘違いされた。

 ちなみにクリームの方はというと、人間の皮膚は皮脂などのバリアーで守られており、ちょっとやそっと体に毒な物が付着しても浸透することは無いので、主成分を浸透させるために体のバリアーを破るよう調合されている。

 だから、シャンプーやボディソープなどが体を汚染するとされる「経皮毒」などというのは、ありえない。

 なにしろ各製薬メーカーは、皮膚に浸透させるために研究を重ねており、そんな簡単に浸透するのなら苦労は無いのだ。

 ついでに言えば、「服にベトつくから」という理由で軟膏を嫌がる人がいるけれど、先にも書いたようにベトつくことで服と擦れないようにして絆創膏を貼らなくても患部を保護するのが軟膏の目的。

 でないと薬を塗ったところで、服が患部に擦れるたびに皮膚が治ろうとするのを邪魔することになってしまう。

 ジェルタイプも考えた方はクリームと同じであるものの、よりサッパリしたいというユーザーの要望に応えた物。

 それだけに、もし服の擦れる部分にクリームやジェルタイプを使うのであれば、上からガーゼなどを当てて服と擦れないように、ご注意を。

Screenshot of www.mag2.com

 

 

二酸化塩素による空間除菌の効果は「分からない」のが現状

 お客様が『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたさいに、主に咳の風邪で良いのか尋ねたところ、主訴は喉の違和感のみで咳も鼻炎も無いというため、喉の薬に特化してはどうかと提案した。

 そして、『ペラックT』と『龍角散ダイレクト』に『パブロントローチAZ』を候補にしたところ、『ペラックT』を購入された。

 雪かきをした後になったというので、降雪中は空気中の水分が雪に捕らわれて地面に落とされるため、空気が乾燥することを伝えた。


 高齢のお客様から「一番良い風邪薬を」と注文されたけれど、主訴は喉の痛みと咳そして微熱であるものの熱は測ったものではなく手で額を触って熱い気がする程度というため、咳止めの薬を提案した。

 しかし、喉の痛み止めの成分も入っている『ルキノンせき止め錠』を案内すると、実は咳はそれほどでもないということから『龍角散ダイレクト』も紹介した。

 本日は『ルキノンせき止め錠』をお買い上げいただき、普通の食事は喉への刺激になるため噛まないで済む食事をするよう勧めた。


 お客様から『イータック抗菌化スプレーα』子供の手の消毒に使って良いか尋ねられ、大丈夫ですが手に直接かけるのではなく手の触れる物に使うのが本来の使い方であることを説明した。

 特にドアのノブや冷蔵庫の取っ手、子供のオモチャなどを重点的にと伝えた。


 お客様から『クレベリン』を求められ売り場を案内したけれど、ウイルス対策にはとにかく手洗いと手が触れる物の拭き掃除が有効なことを説明した。

 『クレベリン』のパッケージをよく見れば分かるが、あくまで用途は消臭であり、ウイルスを消滅させることでも不活性化することでもない。

 国民生活センターの調査でも、「二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品は、さまざまな状況が考えられる生活空間で、どの程度の除菌効果があるのかは現状では分からない」と結論づけている。

 その後売り場を離れてしまったので、そのお客様が購入したかどうかは分からない。


 

 

ギックリ腰を避けるためにも「よっこいしょ」は大事です

 高齢で常連のお客様が『アリナミンA』を購入されるさいに、『アリナミンEXプラス』と一緒に服用して良いか質問されたので、問題は無いけれど成分は重なっているためモッタイナイとお話した。

 座ったら立つのが嫌になるくらいだるい時にと思って『アリナミンEXプラス』を買ってあるとのことで、成分が近くて価格が安い『パワーアクトゴールドα』を紹介したところ、「聞けば良かったわね」と言われ、一緒に購入された。

 ありゃん、まだ家に『アリナミンEXプラス』が残っているのでは……。

 常連さんでも、なかなか相談してもらえないのが実情である。

 お客様は姿勢を変えるときに「よっこいしょ」と声に出して恥ずかしがっていたけれど、ギックリ腰を避けるためには発声して自分の体にタイミングを知らせるのは良いことですと伝えた。


 夫婦のお客様が風邪薬の棚を見ていて『ペラックT』なども手にしていたため気にかけていたところ、『ベンザブロックせき止め』をレジに持ってきたのでヒアリングしてみると、患者は奥さんで、主訴は咳のみ、喉の痛みは無いとのこと。

 そして咳は頻繁に出る訳ではないものの、出ると止まらないというため体内が乾燥してる可能性をお話して、『ブロン錠エース』と『麦門冬湯』を紹介すると後者に変更となった。

 体内が乾燥して出る咳は胃炎との関係も考えられることをお話して、食事に気をつけるよう伝えた。


 やや高齢の常連のお客様が来店し、以前にも相談された運動後の足の痙攣について、過度の運動による疲労や水分補給の不足の可能性をお話した。

 そして『芍薬甘草湯』を紹介すると、知人から「甘草は筋肉を溶かす」と聞かされたという。

 何それ(^_^;)?


 

 

取り扱っていない薬の代用の選定が大変

 『太田胃散A錠』を手にした高齢のお客様から調胃剤を求められたけれど、市販薬には明確に調胃剤と言えるもの無いことを説明した。

 主訴を尋ねると下痢気味というお話だったので、『ザ・ガード』などの整腸剤を案内した。

 他に、胃の機能低下を助ける物として『六君子湯』と、胃腸炎も想定して『柴胡桂枝湯』を案内したところ後者を試していただくことになった。

 しかしお会計してから、『ストッパ下痢止めEX』を使っていたという話が出て、どうもその下痢気味というのが続いているそうなので受診勧奨した。

 それから、買ったまま使っていない『コンタックかぜEX』が家にあるそうで、使って良いか尋ねられたが今は使わないようお話した。

 相談されなかったけれど、何か風邪のような症状があったのだろうか。

 どうにも話が小出しなものだから、全体像が見えてこない。

 お客様には、重ねて病院を受診するようお願いした。


 高齢の常連のお客様が来店し、長く座ってると足が痺れ、しばらく歩くと楽になると相談された。

 肩こりと同じようなものなので、まずはカイロなどで温めるよう勧めたけれど内服薬を希望されたため、『疎経活血湯』を案内してお買い上げいただいた。

 『桂枝加苓朮附湯』があればそちらが良いのだけれど、本部指示による棚替えで取り扱いが無くなってしまったのが残念。

 お客様からは「いなかったらどうしようかと思った」と言って頂けたが、経営のスリム化で取り扱う薬の品目が少なくなっていって困る。


 DHCの『プロテインダイエット』と、うちの店のプライベートブランドの同製品の違いを尋ねられたので、プライベートブランドの方は信頼性に乏しく味も良くないことをお話した。

 ダイエット目的ではなく栄養補給のためとのことで、味気無いサプリメントよりは飲料の形をしている分だけ、精神面で『プロテインダイエット』を飲むのは良いでしょうと伝えたところ、 DHC の製品をお買い上げいただいた。

 

家に置いてある薬箱を持ってきてもらって無料点検の需要はありますか?

 お客様から、鼻水の症状があり眠くならない物をと注文されたので、現代薬として即効性がありながら眠気を催しにくいとされる『アルガードクイックチュアブル』と、継続することで効果を発揮する『アレグラFX』と『アレジオン』、そして眠くなる成分が一切入っていない漢方薬の『小青竜湯』を案内した。

 すると、『葛根湯』を飲んだとのことだったが一回だけだというので、もっと服用すれば効果を期待できることをお話すると本日はお帰りになられた。

 透明な鼻水は内臓の冷えが原因と考えられるため、積極的に温かい物を飲んで半身を厚着するよう勧めた。


 お客様から風邪の相談を受け、昨日に37.5度くらいに発熱したとのことだったが、今は平熱で鼻の症状は無く、残っているのは咳と喉の痛みだという。

 そして家に『バファリンA』があるというため、喉の痛みは『バファリンA』に面倒を見させて、咳止め薬を使うよう提案し、痰が絡むとのことから『ブロン錠エース』をお買い上げいただいた。

 家には『葛根湯』があるとのことだったが、タイミング的には遅いことをお話した。

 上半身を温める『葛根湯』では、余計に喉が痛んで咳になってしまうからだ。

 またお客様の家には『桔梗湯』もあるというため、『ブロン錠エース』と併用できることを伝えた。

 家に置いてある薬を適切に使わないのはモッタイナイので、電話ででも問い合わせてもらえればお答えしますよん。

 家に置いてある薬箱を持ってきてもらって無料点検とか、需要あるかしらん。

 効能が同じ薬のチェックとか、常備しておくと安心な薬の案内とか。

 基本は、鎮痛剤と咳止めと鼻炎薬の三種類に、お腹の薬として『正露丸』(糖衣錠は除く)と胃腸炎に適応する『柴胡桂枝湯』、塗り薬には抗生物質の『テラマイシン軟膏』とステロイド剤の『フルコートf』というところ。

 捻挫や突き指などの初期の処置は冷やすことだから外用消炎剤は無くても大丈夫だし、鎮痛剤を服用すれば良い。

 消毒薬も欲しいかもしれないけど、ちょっとした傷は水道水で洗えば充分で、化膿を防ぐのは抗生物質の方が良い。

 虫刺されの痒み止めもあると、あせもなどに応用できるから揃えておくのが良いかもしれないが、ひとまずステロイド剤があれば急場はしのげる。

 胃薬もあれば便利かもしれないものの、原因も様々なら症状も様々なため、食事を摂らないか消化の良い物に切り替えて、症状に合う物をそのつど買ったほうが効果的だ。

 とまぁ、薬箱の無料点検でアドバイスするとすれば、こんな具合。

 今回のお客様のケースだと、最初期に『葛根湯』『桔梗湯』を併用するのが適切だったと思う。


 お客様が『フィニッシュコーワ』と『ヴィックスドロップ』をレジに持ってきたさいに、どちらも消毒型で炎症には弱いことをお話したところ興味を持たれたので、喉の痛みに抗炎症アズレン製剤の『アズリートスプレー』と『パブロントローチAZ』を案内した。

 すると『アズリートスプレー』と『ヴィックスドロップ』の組み合わせで、お買い上げ頂いた。

 痛むのは喉の手前とのことで、何かの侵入を防いでいるとも考えられる。

 もし喉の奥の方が痛む場合には胃炎の可能性をお話して、同じ喉の痛みでもアプローチが変わることを伝えた。

 なので、出来れば自分で選ぶ前に店員に声をかけて相談してもらいたい。

 

お気に入りの処方の薬が廃盤になることも

 やや高齢のお客様から、頼まれ物とのことで『消毒用エタノール』と『消毒用エタノールIP』の違いについて質問された。

  IPの方が価格が安いのだが、 それは『消毒用エタノール』が飲めてしまうため酒税がかかっているのに対して、飲めないようイソプロパノールを添加したのがIPである。

 なので一般的には、口に触れると思われる物への清浄には『消毒用エタノール』を、物品など口に触れない物の掃除にはIPを使う。

 お客様に用途を尋ねると、頼んだのは猫を多く飼ってる人で、猫にひっかかれた傷に使うというため、皮膚の修復を補助する成分を配合した消毒薬の『マキロンS』も紹介した。

 また、ひっかかれた傷に使うとすれば、消毒薬よりも『テラマイシン』などの抗生物質の塗り薬を用意しておいた方が良いことをお話したところ、本日はお帰りになられた。

 これもまた代理人よりも、使う人本人に直接伝えられるのが良いのだけれど。


 若いお客様から喉の痛みと咳の相談を受けたので、総合の風邪薬よりも『ルキノンせき止め錠』などを提案してみたが、頭痛もするというため、家に鎮痛剤があれば咳止め薬と併用する方法もあることを説明したうえで、『ルルアタックEX』を勧めてお買い上げいただいた。


 お客様から咳止めの薬の相談を受けたが、詳しくヒアリングすると咳はそれほどでもなく、悪寒と鼻水があり、棚に並んでいる『ルルアタックFXα』を見て「服用していた」というお話だった。

 しかし、持参されていた現物を見せてもらうと旧品の『ルルアタックFX』だったので、家に残っているのであれば現状からすると継続した方が良いと考えられることを伝えた。

 というのも『ルルアタックFXα』は、 旧品の『ルルアタックFX』とは処方内容が全くと言っていいほど異なるのだ。

 どうして処方内容を変えてしまったのかなと、残念に思う。

 旧品の方が副作用の心配が少なく、体への負担も少なかったのに。

 おそらく、体感的に効いた気がしないのが理由なんだろうけど。

 効いた気がするのは体の機能をわざと低下させて症状を抑え込むからで、体力を維持しつつ風邪への抵抗力を上げる旧品の方が個人的には好きだった。

 などと考えていたら、お客様は腹痛が起きて『正露丸』を飲んだら落ち着いたという追加情報があったため、胃腸障害に適応する『新ヒストミンゴールド』の併用を勧めたところ、売り場に残っていた旧品の『ルルアタックFX』と一緒にお買い上げ頂いた。

 この旧品と似た処方となると、『カロナール』と『麻黄湯』を併用するくらいしか思いつかない。

 体の負担を減らすためには、症状に必要な薬の組み合わせでの併用が良い場合があるものの、あまり市販薬で併用するのは、患者さんの勘違いでの不適切な運用を招きかねないため勧めにくいのも確か。

 お客様は、冷たい物を飲むのが好きだと言うため、自分で熱を出すのは体力を使うから、温かい物を飲んでお風呂にも入り、下半身に厚着をして体を温めるのを手伝うよう勧めた。

 

風邪薬が不要でも風邪薬にこだわる謎

 夫婦のお客様が来店し、風邪薬の棚の前で『パブロンエースPro』を見ながら、ご主人が「これがいいんじゃない?」と奥さんに話しかけていたため、案内を申し出てみた。

 何を基準にして選んだのかが気になったので。

 ヒアリングすると、ご主人の主訴は鼻水で奥さんは喉の痛みということから、ご主人には『パブロン鼻炎カプセルSα』を、奥さんには『ペラックT』を提案した。

 しかし風邪薬を二人で一緒に飲みたいとの要望を受け、ご主人の鼻水は酷くないというお話から『ルルアタックEX』を紹介して、お買い上げいただいた。

 実のところ咳が無いのであれば、風邪薬は候補から外した方が体への負担が少なくて良いのだけれど、 どういうわけか風邪薬にこだわられることが多い。

 例えば『パブロン鼻炎カプセル S アルファは効能書きに、喉の痛みもあるのだければ、あまり知っている人はいない。

 そして家族で同じ薬で済ませたいという気持ちは分かるものの、やはり本当は分けた方が良い。

 そういう話も、始めから相談を受けていれば伝えやすいのだが……。

 お客様には、透明な鼻水は内臓が冷えていると考えられるため、積極的に温かい物を飲み入浴をして下半身に厚着をするよう勧めた。

 鼻水だけなら、それだけで改善して薬が不要な可能性も高い。

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 お客様が『ルルアタックEX』をレジに持ってきたけれど、主訴は喉の痛みで他に症状は無いというため咳止めの成分が体をだるくしてしまう可能性をお話して、『ペラックT』と『龍角散ダイレクト』を紹介した。

 そして『龍角散ダイレクト』は患部を冷やすので鼻水がある場合には避けた方が良いことを説明すると、『ペラックT』を購入された。

 喉の炎症が胃にまで広がるかもしれないのと、食べ物が炎症している患部を刺激してしまうと良くないので、口の中で崩れるような胃に優しい食事をするよう勧めた。

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 お客様が2歳の子供の腹部の痒みに、奥さんからテレビCMで見た薬を頼まれたというのに、銘柄を覚えていなかったため、『メンソレータムADボタニカル』を例に痒み止めや弱い局所麻酔が入っているといった処方構成を説明したところ、そのまま購入された。

 ありゃん、奥さんに怒られなければ良いけれど(^_^;)

 お客様には、子供の乾燥肌には『ワセリン』で十分なことと、痒み止めには虫刺されの薬で代用できることを伝えた。

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