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  • 『桂枝茯苓丸』は女性専用の漢方薬ではありません

     夫婦のお客様から『アレグラFX』を求められヒアリングすると、以前にご主人が『タリオン』を処方されていたとのこと。
     1日2回の服用という点では、同じ使い方だから良いだろう。
     他にものぼせの相談を受け、以前に多分『黄連解毒湯』を使ったことがあるそうで、手足の冷えがあるというお話から『桂枝茯苓丸』を案内した。
     『桂枝茯苓丸』は必ずしも女性専用の漢方薬というわけではなく、保険の適応薬でもあるため病院で処方してもらったらどうかとお話しすると、本日は『養命酒』をお買い上げとなった。
     うーむ、どうしてそうなったのか私には良く分からない。
     やっぱり、『桂枝茯苓丸』が女性向けのイメージだから?
     ただ、お話していてやたらと薬に詳しかったから、医療関係者かと思った。

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     お客様が『アレジオン』を購入されるさいに使用経験を尋ねると、使うのは15歳の子供で初めてだという。
     受験対策に眠くなりにくい物を選んだというので、症状が強く出ている場合は点鼻薬を併用するか他の鼻炎薬で軽減してから乗り換える方法もあることお話した。
     というのも、『アレジオン』や『アレグラFX』などは花粉に体を反応させない予防薬として使うのが効果的なため、すでに症状が強く出ている場合には、しっかり効いてくるまで1週間以上かかることがあり、何より花粉が飛んでいようがいまいが毎日継続して服用するのが重要なので、本人にも伝えてくださいとお話した。
     受験対策で眠くなりにくい物をという点では、漢方薬を使うという方法も考えられる。
     だからこそ、本人に買いに来てもらえるのが一番なのだけれど。

     お客様が総合風邪薬の『ベンザブロックSプラス』と鼻炎薬の『新コンタック600プラス』を比較していたので声をかけてみたけれど案内は断られ、後者をレジに持ってきたためヒアリングしてみると主訴は鼻炎と喉の乾燥感とのことだった。
     現代薬の鼻炎薬の副作用が口渇なことを説明し、喉を潤す『ストナ去たんカプセル』も軽い鼻炎への効果が期待できることをお話したところ変更となった。
     お客様は『銀翹散』に興味を持たれたけれど、鼻水には向かないため『麦門冬湯』を案内したところ、「咳は無い」というので上半身に保水するのが目的と説明した。
     また、鼻の症状は胃の不具合とも関係することが多く、『麦門冬湯』は胃薬としても働くため喉の乾燥感とともに鼻炎の改善も期待できる。
     すると、「漢方薬は不味い」と言われたので、味は生薬によることを伝えた。
     よくイメージされる不味さは、苦味と辛味のある生薬で構成された『葛根湯』だと考えられ、粳米が入っている『麦門冬湯』にはほのかな甘味がある。

     

  • 薬の頼まれものは、患者さんの情報が伝聞だから油断できない

     子供を連れたお客様が『エスタックイブ』を購入されるさいにヒアリングしてみると、主訴は鼻炎と喉の痛みで咳は少しというため、鼻炎薬の効能にも喉の痛みがあることを説明して提案してみたけれど、不満そうにされたためそのままお会計した。
     いつも使ってて「よく効くから」と言われたので、咳止めの成分が麻薬と覚醒剤なので、その錯覚の可能性もあることを伝えると笑っていたけれど。

     子供を連れたお客様が『エスタックイブファインEX』をレジに持ってきたさいにヒアリングすると、奥さんが咳と微熱と喉の痛みがあり、3日以上経っていて家にあった同じ薬を飲んだという。
     微熱にイブプロフェンというのは強すぎるとも考えられるため、すでに3日も飲み続けているのなら総合風邪薬ではなく、咳止め成分違いの『プレコール持続性せき止めカプセル』と、ノスカピンやトラネキサム酸などが入っている『ベンザブロックせき止め』に変更したらどうかとお話した。
     奥さんから頼まれたそうなので連絡が取れるか尋ねると、電話していただき本人に確認すると、3日前からではなく昨晩からで、家に残っていた一回ぶんを飲んだだけとのことから、そのままお買い上げいただいた。
     人からの伝聞だと、こういうことがあるから油断できない。
     食欲があっても内臓を含めて体を機能面から休息させるために、栄養を無理に摂ろうと胸に食事をしなくても良いと伝えた。

     お客様が『ルルアタック EX』を購入されるさいに咳の有無を確認すると、「良く効くから」とのお話だったが、主訴は喉の違和感だけというので、それに合わせて喉だけの薬の方が体への負担が少ないことを伝えた。
     覚醒剤と麻薬成分が入っているから効いたと感じることをお話しすると、驚かれた。
     覚醒剤系は喉を開いて呼吸をしやすくしてくれるけれど、同時に血圧が上がり心臓への負担がかかるし、体は不調でも脳は元気になったと勘違いして無理してしまい、ぶり返したり長引いたりするリスクがある。
     麻薬系はその反対で、咳を抑えるために呼吸を浅くし、心臓の拍動も抑えてしまい、気力も奪うので体の怠さを感じたり免疫機能の低下を招くうえ、保水機能を狂わせて体内が乾燥して便秘をしたり、それこそ咳の原因ともなる。
     両者が上手く拮抗すれば打ち消し合うかもしれないが、人間の体は機械ではないから、そんな都合良くバランスを取れるはずもなく、むしろ効果の違う薬が入ることで体のほうはビックリして、咳が出ていないようだと、ただただ体の負担になるばかり。
     お客様には、2~3日服用して主訴が改善しなかったら乗り換えを検討するよう勧め。
     実のところ主訴からすれば、患部を潤す『ストナ去痰カプセル』や上半身に保水する『麦門冬湯』、あるいは患部を冷やしつつ潤してくれる『龍角散ダイレクト』などが候補になるだろう。

     

  • 本当に消毒用アルコールが必要な人に行き渡るよう、買い占めは避けて、手洗いの徹底を

     お客様が『熱さまシシート』を2個購入されるのでヒアリングしたところ、奥さんが38度の発熱でインフルエンザかもしれないというため、家に水枕があればそちらをと勧めたけれど、そのままお買い上げとなった。
     病院には連れて行く予定とのことで、体を休めるのは内臓も含めてとお話して、内臓を休めるために食事はインスタントスープなどで塩分と水分を摂れば充分と伝えた。
     消毒用エタノールが入手できず不安そうだったから、石鹸での手洗いと手の触れるところの拭き掃除、そしてこまめな水分補給をするのが、感染対策になることをお話した。
     確かに消毒用エタノールを使えば手軽ではあるものの、石鹸さえ使わずに流水で30秒以上洗うだけでも感染対策には効果があるから、石鹸やハンドソープを使って手洗いをするのなら、消毒用エタノールの出番は必要無い。

    白十字 FCやわらか水枕 フリー

     お客様から『イソジンうがい薬』を求められ売り場を案内したけれど、殺菌剤というのは現に喉が痛む場合は刺激物だから避けた方が良いことと、うがいは水道水で充分なこと、そして使うとすれば家族が風邪をひいたり職場で流行ってる時に限り短期集中でと説明すると、お帰りになった。
     毎日イソジンでうがいをしていたそうで、「勉強になりました」と言っていただけたのだけれど、お帰りになってから体を守る常在菌も消毒てしまうリスクを伝え忘れたことを思い出した。
     まぁ、今さらだし納得してもらえたのだから構わないとはいえ、ちゃんとお話する内容を頭の中で整理しきれていなかったことを反省。

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     お客様から消毒用アルコールを求められたが、品切れのため手洗いと手の触れるところの拭き掃除に、こまめな水分補給で予防できることを説明し、不要不急であれば消毒用アルコールの購入を控えていただけるようお願いしたところ、「職場でも伝えます」と言ってもらえた。
     普通に生活できていれば手を洗う回数を増やせば良いだけの人と違い、自宅で闘病生活を送っている人や介護が必要な人など、本当に消毒用アルコールが必要な人に行き渡らないと困る。
     お客様に、会社だとドアノブの拭き掃除はやらないかと思って勧めたところ、デイサービスだからやってるというお返事で、思わず“グッドサイン”を出してしまった( ´∀`)bグッ!

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  • 目的を告げないまま薬の比較を尋ねられても、どちらが効果的か分かりません

     赤ん坊を連れたお客様から、目的を告げずに『HPローション』を使って良いか質問されたので、赤ん坊の肌の乾燥に使うのかと思い、使えるけれど水分豊富な赤ん坊には蒸発を抑える『ワセリン』で充分とお話して、尿素との使い分けも説明した。
     先述したとおり赤ん坊は水分が豊富で、でも肌が乾燥してしまうのは、まだ内蔵も含めて皮膚の機能が未発達で蒸発してしまいやすいからなので、表面を『ワセリン』などの油脂で覆えば良い。
     よほど乾燥がひどくなければ、ベビーオイルで潤すより自己の修復機能を成長させるほうが望ましい。
     『HPローション』のようなヘパリン類似物質は、水分を運ぶのは血液だから血流を良くすることで肌を潤すから、成長期から中年期に向いている。
     高齢になってくると体内の水分自体が減ってしまうので、尿素でガッチリと水分を皮膚に捕らえておく。
     すると、ようやく赤ん坊の引っかき傷に使うつもりと教えてもらい、ヘパリン類似物質は血が固まらなくしてしまうので傷のあるところに使ってはいけないことを説明した。
     パッケージにもそう書いてはあるのだけれど、効能書きの方に気を取られていると目が向かないのかもしれない。
     注意書きは、字が小さいしね。
     あと、目的を告げないまま「一番効くのを」と注文されることも多い。
     風邪薬などは、目的が風邪を治すことだから言う必要があると思っていないのかもしれないけれど、まず風邪薬は治す薬ではなく「症状を緩和する」だけだし、発熱・喉の痛み・鼻炎・咳などがいっぺんに「同じくらい強く」現れることは少ないから、どの症状が特につらいのかを教えてもらわないと、適切に選ぶことができない。
     だから、薬の相談にはまず「誰が」「どんな症状が」「いつから」「他に使ってる薬や持病」「アレルギーの有無」の5つの情報が必須。
     今回のお客様には、油分を含むクリームの例として『ポリベビー』を紹介すると、家に何か塗り薬があるらしく自分用にと『ヒビケア軟膏』を購入された。
     あと、心配な場合は大げさに思えても病院を受診して、相談することに慣れておくのも大事ですと伝えた。
     目的を告げずに薬の効果の比較だけ尋ねてしまうというのも、相談することに慣れていないから起こるのだろうし。

     お客様から指先の割れに防水の絆創膏が長く付けておけるか尋ねられたので、長く貼り続けるより交換する頻度を多くしたほうが衛生面から良いとお話したうえで、強度のある『ケアリーブ治す力』を案内した。
     しかし傷の状態から『ヒビケア軟膏』の使用を勧めると、価格が高いというので『ヒリギレ軟膏』を紹介したうえで受診勧奨をしたところ、一旦は買おうとしたのを止めて病院に行くと言い出したため、「それが良いです」と答えお帰りになった。
     当初は病院は面倒だから行かないと強く言っていたのだが、本当に行ってもらえるのならばそれが良い。
     スーパーで品出しの他にもレジもやっていて、手袋をしたままでいられないというため、指サックの使用を提案した。
     病院に行ったら、医師にも自分の仕事を伝えてアドバイスを求めた方が良いとお話をした。
     医師も初対面で根掘り葉掘りは訊けなくて、しかし生活スタイルや仕事の内容に病状のヒントが隠されていたりするから、店頭でも風邪薬や胃薬などを求めるさいには先ほど挙げた5つの情報の他に追加してもらえると、双方が助かる。

     女性の親子が来店し口内炎の薬を手に取りながらスマホで何か調べていたので声をかけてみたところ、歯列矯正の金具が当たって起こるというので、お客様が手にしていた『口内炎軟膏大正クイックケア』では連用が心配なことを説明し、患部の修復成分が入っている『口内炎軟膏大正A』と『トラフル軟膏』を案内した。
     『口内炎軟膏大正A』をお買い上げいただき、入浴は良いことなので続けることと温かい物を積極的に飲み、下半身の厚着を勧めた。
     壊れた細胞を修復する材料は血で運ばれるから、体内を温かく保って血流を良くし細胞に活発に働いてもらいたいのだ。

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  • 市販薬のパッケージに書いて良い内容は規制されているので、見較べているだけでは分かりません

     やや高齢のお客様が外用消炎剤の棚で迷われていたので声をかけたところ、いつもは腰痛に『ロキソニンテープ』を使ってるというため、強さで引けを取らず浸透力のあるジクロフェナクトリウム製剤を案内し、内服薬は使っていないことを確認したうえで『ジクロファインテープ』をお買い上げいただいた。
     お客様には、店員を捕まえて症状を伝えた方が良いことをお話した。
     成分によって鎮痛効果や浸透力が異なり、それでいてパッケージに書いて良い内容は法律で規制されているため、パッケージを見較べているだけでは分からないことが多く、その情報は私たちが持っているので。

     夫婦のお客様が来店し『ルルアタックTR』をレジに持ってきたけれど、患者であるご主人の主訴は鼻炎と微熱で咳は無いというため、鼻炎薬と解熱鎮痛剤の併用を提案した。
     総合風邪薬一つで済ませたいと考えてしまう気持ちは分かるけれど、咳止め成分の副作用を考えると咳が起きていない時には、そのリスクのほうだけが大きくなってしまう。
     『ルルアタックTR』では非麻薬成分になっていて依存性は無いものの、呼吸を浅くして咳を抑えるという作用は麻薬性と変わらないから、身体機能を落とすのは体の抵抗力まで落としてしまう。
     すると家に『アネトンアルメディ鼻炎錠』があると分かったので、効能に熱は書いていないからそれを主訴としては使えないものの、入ってる生薬が微熱の面倒も見てくれることを説明したところ、お帰りになった。
     また、鼻炎は胃の不具合も関係するため、内臓を休めるのを兼ねて消化に良い食事をするよう伝えた。

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     女性の親子のお客様から『ルルアタックIBエース』を求められたけれど、うちのお店では取り扱っていないことと『ルルアタックTR』にビタミンB2を足してある程度と説明した。
     ビタミンB2はエネルギーを生産する代謝機能を向上させるとはいえ、よほど日頃から不摂生をしていて極端な栄養失調にでもなっていない限り、特にこだわる必要は無い。
     そして咳が無ければ、総合風邪薬自体が不要とお話して、市販の風邪薬の中では珍しく咳止め成分の入っていない『PL顆粒』を紹介すると、納得されたようでお帰りになった。

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     やや高齢のお客様からマスクを求められたが品切れのため用途を尋ねると花粉症とのことだったので、『ワセリン』を棚の穴の入口に塗って花粉に反応しにくくする方法を教えた。
     それから、花粉症は体の防衛機構を担う腸の機能が低下すると、花粉をウイルスなどの敵と誤認して排除しようとして生じる症状なので、温かい物を積極的に飲んだり、入浴をしてお腹を温め下半身に厚着するというように腸の働きを整えると、症状も軽減することをお話した。

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  • アセトアミノフェン製剤は「安全・安心」な解熱鎮痛剤ではありません

     やや高齢のお客様が『タイレノールA』と『アレグラ FX』を購入されるさいに、前者は病院で処方される『カロナール』と同じなのか尋ねられたので「その通りです」と答えた。
     どちらも解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン製剤で、『タイレノール』という名前は正式な化学名「N-acetyl-para-aminophenol」に由来し、「tyl」と「enol」という語尾と語尾をくっつけて命名したそうだ。
     もう片方の『カロナール』は、熱や痛みが「軽くなる」の駄洒落だとのこと。
     なんで、市販薬のほうが化学名で医療用が駄洒落なのか(笑)
     ちなみに、国際的には『パラセタモール(paracetamo)』と呼ばれている。
     アセトアミノフェンは中枢神経に働きかける一方で末梢神経への効果が弱く、患部が腫れるといった炎症には効かないとされている。
     また、痛みの伝達物質であるプロスタグランジンが胃の保護を担っていて、他のイブプロフェン製剤などはこの物質の生成を抑制するため胃を荒らしてしまう副作用があるのに対し、アセトアミノフェンは胃にも優しいと一般的に認識されている。
     そして、テレビ番組や雑誌などでもインフルエンザによる発熱さいには他の鎮痛剤だとインフルエンザ脳症を起こす可能性があるため、アセトアミノフェンのほうが安全と紹介されたことから、この薬でないと安心できないという患者さんもいる。
     しかし、比較的安全のイメージが先行しすぎているせいか、肝臓に対する毒性が高いことは、あまり知られてないように思える。
     特に私のようにお酒が大好きな人や、栄養状態が悪い人の場合はその毒性が強く出る恐れがあるから、注意が必要な点では決して他の薬と変わるところは無い。
     今回のお客様へは、ここまで細かいお話はしなかったのだが、他にもっと大きな問題が発覚。
     花粉症の薬である『アレグラFX』は、予防薬として使うのが効果的なため、花粉が飛んでいようといまいと毎日連用する必要性を知っているか確認したところ、「知ってる」というお返事だったのだけれど、1日2回のところを1回しか服用していないと分かったのだ。
     朝夕の2回服用するのは、血中濃度を一定に保つことで効果を持続するという目的と、花粉は朝に空へと舞い上がり午後にかけて降りてくるサイクルに合わせてのもの。
     ちゃんと2回服用しなければ、意味が無くなってしまう。
     そう説明して、花粉症は腸の働きとも関係することをお話した。
     花粉症はウイルスなどの敵と違って、本来なら攻撃する必要が無いのに敵と誤認して自己防衛機能の暴走によって起こる症状。
     その敵味方の識別をしているのが、脳細胞と同じ細胞を備えている腸なので、食べすぎて腸が消化に忙しくなったり、お腹周りが冷えて機能が低下すると、敵かどうかの識別が正確にできなくなってしまう。
     だから、腸が正常に働きやすい環境を整えるのが花粉症を軽減する養生法となるので、消化に良い食事に切り替えたり、しっかり入浴をして下半身に厚着をしたりといったことを重ねて行なうのが望ましい。
     もし環境的に入浴できずシャワーで過ごすのであれば、太い血管の通っている背中側に重点的に浴びると良い。

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     お客様が風邪薬の棚を見ていたところに声をかけると、微熱が1週間くらい続いており、当初に他の店で勧められた『葛根湯』を飲んでいたとのこと。
     現代薬の『タイレノール』と、漢方薬としては熱が高くなった時に使う『麻黄湯』を紹介したうえで、微熱のときや熱が下がった後の体力の回復に用いる『柴胡桂枝湯』を案内した。
     すると、お腹もゆるいというお話があったので、胃腸炎にも用いる『柴胡桂枝湯』をお使いいただくことになった。
     病院の受診も検討した方が良いので、微熱が起きた初日の日付をメモし、この後の体温も記録しておくよう勧めた。

     若いお客様から『バルサン』を求められて、水を使わないタイプを希望されたので火災報知器を心配してのことかと思ったら、アパートの床下に焚きたくて、容器を横に倒して使うつもりと分かり、ゴキブリ死ななくても逃げ出すから、そういう使い方はしないようにと説明した。
     それでも水を使わず、蓋を擦って発動するタイプの『バルサンプロEX』をお買い上げいただいた。
     さっきの『アレグラFX』の件といい、お客様と対話しないと、どんな使い方をしているのか、あるいはするつもりなのか分からなくて油断できない(;^ω^)

     

  • 総合風邪薬だと、起きてない症状の成分は副作用しか享受できません

     お客様が『エスタックイブNT』をレジに持ってきたけれど、主訴は鼻水と喉の痛みで咳は無いというため鼻炎薬を提案したところ、不満そうにされたため効能に喉の痛みもあることを説明すると、鼻炎薬の棚に向かって今度は迷われたようなので一旦離れた。
     なにしろ『エスタックイブNT』は鼻風邪を謳っているけれど、他の総合風邪薬と較べても鼻水を抑えるヨウ化イソプロパミドが一つ増えた程度で、咳止め成分に覚醒剤系と麻薬系の2種類が入っていて、やっぱり咳き込むようでなければ使うことによるリスクのほうが大きい。
     覚醒剤系は呼吸をしやすくするために気道を開く代わりに、血圧を上げるし、治っていなくても体が元気になったかのように錯覚してしまう。
     鼻炎薬に入っている成分も同じように働くため、リスクは同じと云えるかもしれない。
     その意味で問題なのは、麻薬系のほう。
     咳を止めるために中枢神経を抑えてしまうので、呼吸を浅くし、心臓の鼓動を弱め、体内の保水機能を狂わせることから乾燥しやすくなり、その乾燥がかえって咳を招いたり便秘になったりする。
     咳が無いのに使ったら、副作用しか享受できないということになる。
     しばらくしてお客様から呼ばれ、鼻炎薬で迷ってるというので同じ処方の物は水無しで飲める1日3回の錠剤と1日2回のカプセルの剤形でも、あるいはブランド名で、それこそ価格で選ぶのが良いとお話したところ、『パブロン鼻炎カプセルSα』をお買い上げいただいた。
     鼻炎薬の成分の副作用で口渇が起こることはご存知だったので、こまめな水分補給と内臓を休めるために消化に良い食事を勧めた。
     こまめというのは、1回10ml程度で構わないから30分~1時間ごとに水分を口にする。
     というのも腸が一回に吸収できる量が決まっているため、喉が渇いたときにだけ飲んでいると吸収されずに排泄されてしまう。
     また、腸は体温より低いとやはり受け付けないから、常温か温かい飲み物が良い。
     鼻水は内臓が冷えていることも原因と考えられ、その点では温かいほうが望ましい。

     お客様が『エスタック総合感冒』をレジに持ってきたさいに咳があるのか尋ねると、「総合じゃないの?」と不思議がられたので、総合だからこそ全部入となっていて、起きていない症状成分を摂取すると体の方は無駄に処理をすることになってエネルギーを消耗し、起きていない成分の副作用が邪魔になることを説明したうえで、ヒアリングしてみた。
     すると主訴は鼻の奥の乾燥感というため、上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』と上半身を冷やす『銀翹散』のどちらでも行けそうなため、両方とも案内すると『葛根湯』を購入された。
     ただ、『葛根湯』は摂り過ぎるとかえって乾燥を招くため、連用はしないよう伝えた。
     養生法として、こまめな水分補給を勧めた。

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     お客様から『ペラックT』を求められ売り場を案内しながらヒアリングすると、奥さんがいつも使ってるそうで、適応するようなためお買い上げいただいた。
     患部への食べ物の刺激も良くないので、噛まずに済む食事をと伝えた。

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  • 風邪の常備薬には鎮痛剤だけあれば良い? 風邪薬を使うと副作用が複雑になるだけ

     いつも『新ルルAゴールドDX』を購入される、やや高齢の常連のお客様が久しぶりに訪れたのだけれど、激痩せしており、どうしたのかと思ったら風邪で3週間ほど寝込んでいたという。
     今回は『ボラギノールA』を購入するのでヒアリングすると、便秘したというため、風邪薬の副作用の可能性をお話した。
    「長く飲んじゃ駄目だね」と言われたものの、今までも何度も説明しているのに繰り返し使われていて心配である。
     なにしろ、体内を乾燥させて便秘を起こす副作用のある成分だけで、鼻炎に2種類、咳止めに1種類の合計3種類も入っているこの薬を、常用していて便秘にならなかったから、かえって不思議なくらいだ。

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     お客様が総合風邪薬の『エスタックイブ』と、咳の風邪を標榜している『パブロンメディカルC』をレジに持ってきたのでヒアリングしたところ、前者は常備薬としてで、後者はご主人の咳にとのことだった。
     しかしこの2つの薬、使い分ける意味があるとは思えないくらい似た処方。
     『パブロンメディカルC』の方に、喉を冷す生薬の桔梗(ききょう)と、去痰作用のある生薬の桜皮(おうひ)が足してある程度で、覚醒剤系の咳止め成分の副作用である動悸や血圧の上昇、麻薬系の咳止め成分の副作用として現れやすい身体機能の低下による呼吸の抑制や体内が乾燥しての便秘などは、そのまま引き継がれている。
     ご主人の咳は激しくなく、喉も痛くないというため、風邪薬よりも去痰剤の方が体への負担が少ないことを説明し、『パブロンメディカルC』は『ストナ去たんカプセル』に変更となった。
     また、瓶のタイプの総合風邪薬は開封したら使用期限は短くなってしまうから、常備するには鎮痛剤と鼻炎薬と咳止めをバラバラに揃えて、起きた症状にそれぞれ対処すれば、未開封の薬はパッケージ記載されている期限まで持つことをお話した。
     すると、鎮痛剤は家にあるとのことで『エスタックイブ』はキャンセルになった。
     ちょっとした鼻水や鼻づまり程度なら入浴等で体を温め、鼻と通じてる胃に優しい食事をすれば回復する可能性が高く、咳は出てから薬を買っても間に合うから、発熱と喉の痛みのために鎮痛剤さえあれば、実は事足りることが多い。

     高齢で中国人の夫婦の常連のお客様から、ご主人に風邪薬をと求められたけれど、本人に尋ねてみると喉の違和感程度で鎮痛剤を使うほどでもないというため、『ペラックT』を案内してお買い上げいただいた。
     患部である喉を刺激しないよう、噛まない食事を勧めた。

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  • 患者さんの情報の小出しに悩む。初見で信頼してもらう難しさ

     やや高齢の女性2人組のお客様から、『ベリチーム酵素』と『タナベ胃腸薬ウルソ』の違いを尋ねられた。
     端的に言ってしまえば、『ベリチーム酵素』は胃での消化を助け、『タナベ胃腸薬ウルソ』は腸での消化を助ける。
     消化というと胃を思い浮かべがちだが、胃の役割は食べ物を柔らかくすることで、喩えるなら鉄を酸でボロボロにして、実際に溶かして吸収するのは腸で行われる。
     一応は『ベリチーム酵素』にも腸で作用するパンクレアチンが含まれてはいるけれど、胃で作用する酵素成分のほうが多い。
     ちなみに健康食品やサプリメントに「酵素」があるが、実際に胃腸で働くには加工技術に寄るところが大きいため、医薬品として認可を申請できない程度の物では効果は望めない。
     高価な酵素食品を求めるくらいなら、『ベリチーム酵素』の方が効果は確実。
     また、『タナベ胃腸薬ウルソ』の主成分であるウルソデオキシコール酸は体内で循環しており、それを自動車のオイル交換のように新しくして消化力を上げるのが目的なので、1週間以上は毎日欠かさずに服用するのが効果的。
     こちらもちなみに、病院では肝臓疾患に用いられる薬で、市販薬をその目的で使うことはできないが、飲酒が多い人で下痢しがち、便秘しがちであるのなら胃腸薬として選択肢に入れておいたほうが良い。
     するとお客様は、お腹の張りに病院で『ガスター』を処方されてるとのことだったが、それは自分から医師に頼んだ物だそうで、しかし胃の灼熱感や上がってくる感じは無いというため、適応するとは思えない。
     医師の判断だから口は挟めないけれど、強く求められて自身の監督下だから処方したのだろうか。
     風邪に抗生剤は不要でも、患者から頼まれると出す医師がいるという話は聞くし。
     また、『タナベ胃腸薬ウルソ』の購入を決められたものの、胃潰瘍や胃炎に処方される薬も出ていると分かり、飲み合わせを調べたうえでお買い上げいただいた。
     さらに、お会計の段になってチエノトリアゾロジアゼピン系に属する睡眠導入剤も処方されていると知らされた。
     なんで、そんなに小出しにするの(ToT)?
     しかも、この睡眠導入剤は胃の働きにも影響するから、現在の胃の張りの原因が副作用ということも考えられる。
     お客様には、お薬手帳に成分表示を貼って一元管理することと、医師や調剤している薬剤師には使ったことを報告し、お薬手帳を持ち歩くようお願いした。
     市販薬を買うときにも、お薬手帳を見せてもらえれば処方されている薬が一発で確認できるし、病院や調剤した薬局の営業時間内なら、飲み合わせを問い合わせることだってできる。
     それに、病院に行かなくても普段から持ち歩いていれば、出先で事故に遭ったさいの救命措置に役立つうえ、大規模災害により避難することになったら特例として医師の診察を受けずとも必要な薬を受け取ることが可能となる。

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     お客様から、ご主人の胃もたれの相談を受け『第一三共胃腸薬プラス』の他に『ギャクリア』(六君子湯)と『セルベール整胃』を案内した。
     いずれも、胃の働きを助ける胃薬である。
     今回は『第一三共胃腸薬プラス』をお買い上げいただいたが、胃薬を選ぶのは人づてでは症状の詳細が分からず難しいので、遅くまで営業してるお店での本人の購入が望ましいことを伝えた。

     お客様から胃腸薬を求められ売り場を案内したところ、いつも『大正漢方胃腸薬』を使っているとのことで、購入を決められた。
     そのさいに、お湯と水とを飲み較べてどちらで楽になるかを試してみる鑑別法を教えると、睡眠導入剤があるか尋ねられ、市販されてるのは睡眠補助剤であることを説明し、『ドリエル』と『ウット』を紹介したところ後者を試していただくことになった。
     ちなみに、お湯を飲んで楽になるのは胃が冷えているか疲れていると考えられるから胃の働きを助ける胃薬が適応し、水で楽になるようだと胃炎を起こしていると考えられるため、胃酸の出過ぎを抑え胃壁を保護する胃薬が候補となる。
     そして、お客様の睡眠の状態は、寝つくまでに時間がかかるのと、ウトウトして夢を見ることが多く、中途覚醒していまうという全てがあるそうで、特に翌日に用事があると寝つけないというため、数を数える単純な方法を勧めた。
     漢方的には、寝つくのに時間がかかるのは肝の働き過ぎで、眠りが浅くなるのは脾胃(胃腸)の疲れ、中途覚醒は腎の機能低下が考えられる。
     肝の働きを抑制するのには『柴胡加竜骨牡蛎湯』『抑肝散陳皮半夏』が考えられ、脾胃を助けるのは『桂枝加竜骨牡蛎湯』あるいは『加味帰脾湯』が候補となり、腎を養うのには『牛車腎気丸』『知柏地黄丸』などが適応する。
     お客様の場合は、一つ一つの問題というよりバランスが取れなくなっているのだろう。
     数を数えるというのは、1から100までをゆっくり心のなかで数え、それを10セット、つまり1000を数える。
     えらく退屈な作業であるが、退屈な映画を見たり本を読んだりしたときに眠くなるのと同じで、脳を退屈させるのが目的。
     だから、途中で数え間違えたりしても気にしない。
     間違えるのは退屈してきている証拠で、そのまま眠ってしまう可能性が高い。
     お客様からは、睡眠の相談に応じたことを大変喜ばれた。

     

  • 「全部入り」の総合風邪薬は、副作用もテンコ盛り

     お客様が『ルルアタックNX』をレジに持ってきたけれど、主訴は鼻づまりで喉の痛みは少しというため鼻炎薬を提案したところ、応じていただけたので主訴に合わせて『アネトンアルメディ鼻炎錠』を勧めて変更となった。
     『ルルアタックNX』のように「鼻風邪」を謳っていても総合風邪薬には、漏れなく咳止め成分が付いてきてしまう。
     咳止め成分は、覚醒剤系ならば喉を開くのと同時に血管を収縮させ、それが鼻炎を一時的に軽減させるものの、今度は血管の収縮により患部の血流が悪くなって炎症を起こし鼻づまりの原因になってしまう。
     麻薬系の咳止め成分も、中枢神経を抑えて咳を止める代わりに、身体機能を落として胃の働きを悪くしてしまうので、胃が冷えて鼻水を招くこととなってしまう。
     正直、鎮痛剤・鼻炎薬・咳止めが混合されている総合風邪薬というのは、副作用もまた混じってしまうから使い勝手が悪い。
     そして、現代薬は鼻水を止めるのは穴をキュッと絞めれば良いから得意でも、炎症による熱を奪うのが苦手なため、鼻の奥の血管が炎症して起こる鼻づまりは不得意なため、患部を冷やす生薬の入った薬のほうが適応する。
     現代薬に拘らなければ、漢方薬には鼻づまりと鼻水が行ったり来たりする場合の『葛根湯加川きゅう辛夷』と、鼻が詰まる一方のときに適応する『荊芥連翹湯』の他に、詰まった鼻汁が喉に落ちてくるのに用いる『辛夷清肺湯』がある。

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     お客様から咳に『アネトンせき止め錠』と『プレコール持続性せき止めカプセル』の違いを質問され、後者の方が体への負担が少ないと考えられることを説明した。
     咳は特に夜に出て、一週間くらい続いてるというため喉を潤す『ストナ去たんカプセル』と、上半身に保水して乾燥を防ぐ『麦門冬湯』を案内しつつ、胃炎を起こしている可能性を説明した。
     お客様は「胃は大丈夫」と言われたけれど、内臓には痛覚神経が無く、異常に気づきにくいことをお話した。
     もし内蔵に神経があったら、物を食べると激痛が走ってしまう。
     胃痛を起こしてるときというのは、胃の近くの神経が異常を報せているからで、その段階では相当に悪くなっるということでもある。
     そして胃炎を起こしていると、胃に覆いかぶさっている肺が乾燥し咳を誘発する。
     それこそ『麦門冬湯』を構成している生薬は、咳を止めるというより胃を癒す内容なので、特に乾燥性の咳は漢方的には胃を治すと咳も止まると考えるのだ。
     お客様は以前に喘息との診断を受け、しかし自覚症状は無いというから、内臓疾患というものは「そういうものです」と答えた。
     今回は現代薬を希望され、『プレコール持続性せき止めカプセル』をお買い上げいただいた。
     『アネトンせき止め錠』の方にはカフェインが入っているため、夜にゆっくり眠るのには向かない。
     家の可能性がないすると喘息の診断を受けた者の自覚症状はないと言うためそういうものですとも伝えた。
     それから、シャワー派だそうだけれど、入ろうと思えばお風呂に入れるというため、シャワーならば太い血管の通っている背中側に浴びるのが養生法になることを教え、体には患部を治すのに血行を良くしたり免疫機能を活性化しようと、炎症したい理由があるので体を温めるのが大事とお話した。

     お客様が『パブロン鼻炎カプセルSα』を購入されるさいにヒアリングしてると、花粉症というため腸の働きを整えるのが症状の軽減となることをお話した。
     腸は「第二の脳」とも呼ばれていて、脳と同じ神経細胞で構成されている。
     そして、外部からの侵入を受けると敵味方を自動的に識別し、ウイルスなどの敵には攻撃をし、花粉など外の無い物は無視するはずが、敵と誤認し攻撃してしまうのが花粉症。
     ヨーグルトが花粉症に良いとされているのも、ヨーグルトが直接的に花粉症に効くというのではなく、腸の働きが正常化すると敵味方の識別も適切に行われるようになるのだ。
     また、生活環境が昔より清潔になって免疫機能が戦い方を学ぶ機会が減り、ヨーグルトに含まれる乳酸菌などの体に良いとされてる菌が、免疫機能に模擬戦を教えてくれるという説もある。
     いずれにせよ、腸内環境を良くして腸が働きやすいようにするのが花粉症の軽減につながるから、食事は消化しやすい物を心がけ、入浴したり下半身に厚着をし、温かい物を積極的に飲食し、内臓を保温する工夫を重ねることが大事。
     お客様からは、「勉強になりました」と言っていただけた。