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  • ニキビの原因になるアクネ菌と、食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌の“奇妙な関係”

     外国人と思われる女性3人組のお客様から、コラーゲンが美白に効くか質問されたので、お金を捨てるようなものとお話して、『ハイチオールCホワイティア』を紹介した。

     魚の脳を食べても脳の成分にはならないように、豚のレバーを食べても肝臓になる訳ではないのと同じく、コラーゲンを食べても皮膚にはならないのである。

     摂取した食べ物は体の中で消化吸収されると、さらに分解されて他の栄養素と再構築されてから体の一部になるのだ。

     それならまだ、体の代謝を助けるビタミンCやL-システインの入った医薬品の方が効果を期待できる。

     また、L-システインは肝臓でのアルコールの代謝にも役立つので、二日酔いにも使える。

     お客様には食養生として、地面の下にできる根菜や断面の色の濃い緑黄色野菜を重点的に食べることと、肉であれば牛や豚よりも羊の方が栄養分が豊富なことをお話した。

     ただ、最初に質問してきた本人は、何故か聞いていなかった。

     逆に他の二人は、興味津々といった感じで話に食いついてきたんだけどねぇ。

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     電話で『テラ・コートリル』が置いてあるか問い合わせがあり、来店時にヒアリングしたところニキビに使うというため、『ペアアクネクリームW』も案内したところ、ネットで「テラ・コートリル」がニキビに効くとあるの見たとのお話だった。

     確かに抗生物質だからニキビにも効果はあるものの、一般的には黄色ブドウ球菌によるオデキなどに使う物で、アクネ菌が原因となるニキビとは対応が異なることを伝えたうえでお買い上げいただいた。

     黄色ブドウ球菌もアクネ菌も、人間の体にもともと住んでいる菌であり、アクネ菌は黄色ブドウ球菌の繁殖を抑える働きをしているため、ニキビの原因菌が食中毒を防いでいるともいえる。

     そしてニキビの薬の多くは皮膚の新陳代謝を促して自然治癒を目的とした処方内容なのに対して、抗生物質は菌を倒すことを目的としている。

     だから抗生物質をニキビに使うのは、黄色ブドウ球菌はおろか体を守るアクネ菌も倒してしまい、いささか過剰防衛だ。

     じゃあ、黄色ブドウ球菌だけ倒せれば良いのかというと、そう上手くもいかない。

     黄色ブドウ球菌は黄色ブドウ球菌で、実は用心棒みたいなもの。

     ヤクザを追い出したら中国マフィアが乗り込んでくるみたいになってしまうから、倒せば良いというものではなく、黄色ブドウ球菌は体の外敵に睨みを利かせてるのだ。

     後でネットの書き込みも見てみたところ、あくまで体験談だし、書き込んでいる人もニキビとオデキの区別がついていないようだった。

     お客様自身はアトピーで通院してるというため、内服薬の『清上防風湯』を紹介し、担当医に使って良いか相談してみるよう勧めた。

     使えるようであれば、保険の適用薬でもあるから処方してもらえるかもしれないし。

     また、皮膚の回復力を高めるために『ハイチオールCホワイティア』を紹介した。

     するとサプリメントのコラーゲンについて質問されたので無意味なことをお話し、ハトムギは効果が期待できるものの医薬品に『ヨクイニン』があることを説明した。

     また、皮膚の改善には材料を運ぶ血流が大事なので入浴をすることと、体温を高めに保つために夏野菜を避けて根菜や緑黄色野菜を摂るよう勧めた。

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  • 疲れているときは内臓を休ませる工夫が大事、栄養を行き渡らせる血流も大事

     夫婦のお客様が来店し、カリウムのサプリメントについて質問を受けたが単独の製品は、おそらく無いことと、普通は積極的に取らなくても大丈夫なことをお話しした。

     そもそもカリウムは多くの食品に含まれているため「この食品を食べなければならない」という指標が無く、また耐容上限量、すなわち過剰摂取になる量が厚生労働省の「食事摂取基準」でも定められていない。

     にもかかわらず、もし体内のカリウムが極端に少ないとすれば、それは病院を受診して医師に相談した方が良い。

     そう説明すると、疲労に使いたいようだったので、まずは胃腸に負担のかからない食事をするように勧めた。

     疲労というのは筋肉などだけでなく内臓も疲れるもので、特に腸の機能が落ちていると、栄養価の高い食事をしたところで満足に吸収できないからだ。

     また、お客様は入浴せずにシャワーで済ませているというため、栄養を行き渡らせるには血流が大事なので入浴が最善とお話ししたうえで、血流を良くするシャワーの浴び方として、首から腰にかけて後ろに浴びる方法を勧めた。

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     お客様が『アイスノン』と『冷えピタ』を購入されたが、日焼けに使うというので、「日焼けは火傷と同じ」なことを説明し、『アイスノン』はともかくとして『冷えピタ』よりは、氷水を入れたビニール袋を肌に当てて冷やす方が効果的なことを伝えた。

     また、日焼けが火傷と同じということは、皮膚を治すために血液は体表部へと集まり、内臓の血流が不足して内臓機能が低下するので、消化に良い食事をする必要があることをお話しした。

     さらに、喉の乾き以上に細胞内の水分が不足しており、かといって腸が一度に受け止められる水の量は決まっているため、30分から1時間ごとに小まめな水分補給が必要となる。

     お客様には、体表部の炎症を抑えるために、『黄連解毒湯』『清上防風湯』を紹介してみたけれど、薬は飲みたくないとのことだった。

     まぁ、薬を飲むかどうかは患者さんの選択だけれど、日焼けを軽く見ていると後で疲労したり、汗の調整が上手くいかず熱中症になりやすくなったりするので、薬に頼らない分、余計に養生に励んで気をつけてもらいたいところ。

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     お客様から、首の横が痛むとのことで喉スプレーを相談されたため、抗炎症成分のアズレンが入っている物を紹介したうえで『ペラックT』を勧めたところ、病院から処方された薬があるというお話だった。

     処方された薬は不明だったけれど、まずは処方薬を使うよう勧め、電話でも相談に応じることを伝えて本日はお帰りになった。

     また、もし風邪の初期だとすれば体を休ませるのは内臓も含めて休ませる方が良いので、早い段階で消化しやすい食事に切り替えるのが最善なことを伝えた。

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     お客様から子供用の喉スプレーをと注文され、アズレン製剤の喉スプレーを案内したところ、添加物として還元麦芽糖水飴が入ってることを気にされた。

     子供が小麦アレルギーだそうなので、小麦とは関係無いことを説明し、お買い上げいただいた。

     小麦アレルギーは、食べ物もそうだが広範囲なので大変だと思う。

     ところが、今回の喉スプレーの用途は口内炎に使うというのを、お会計を済ませてから教えられた。

     そこを確認しなかった私も悪いが、それこそ小麦アレルギーのことと一緒にお話ししてもらいたかった。

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  • ニキビの原因菌とオデキの原因菌の違い

     お客様から中学生の子供のニキビの相談を受け、薬を使うのは初めてとのことだったので、成長期と大人になってからのニキビは違うことを説明したうえで、『クレアラシル』と『ビフナイト』を案内し、前者をお買い上げいただいた。

     ニキビの違いとしては成長期のニキビは細胞が活発で、しかしその成長の速度が不均質なことから細胞同士が押し合いへし合いしているところへアクネ菌が入り炎症してしまうのに対して、大人のニキビは栄養の偏りやストレスなどで肌の状態が悪くなったところへアクネ菌が侵入してしまうんである。

     だから成長期のニキビは炎症を抑えるのが優先で、大人のニキビは皮膚の表面を早めに壊して新陳代謝を促すようにするのだ。

     気をつけなければならないのは患部の洗いすぎで、皮膚を守る菌まで洗い流してしまうと、より状態を悪化させてしまう。

     だから石鹸や洗顔料を泡立てて、その泡を肌に乗せたら、こすらずにそのまま洗い流す。

     汚れは泡に吸い寄せられるから、それで十分なんである。

     また気をつけなければならないのは、ニキビとオデキとの鑑別である。

     ニキビの原因の9割以上がアクネ菌なのに対して、オデキの場合は黄色ブドウ球菌が原因であることが多い。

     そしてオデキには抗生物質や、炎症が強い時には副腎皮質ホルモンを合わせた薬を使う。

     たまにニキビ用の薬を買いに来たお客様に患部を見せてもらい、診察はできないのでお客様自身に患部を押してもらうと、硬く痛みがあるケースに出くわして、オデキ用の薬を案内するなんてことも。

     ちなみに、アクネ菌は黄色ブドウ球菌だけでなく食中毒の原因になる他の菌に対しても抑制する働きがあるので、いなと困るんである。

     あっ、そうそう、最初から塗り薬を希望されることが多いものだんだから、すっかり忘れていたけど飲み薬もあります。

     漢方薬の『清上防風湯』がそれで、炎症が強い場合には『黄連解毒湯』を、ニキビ痕が気になる場合の皮膚の修復には『桂枝茯苓丸加よくいにん』が候補になる。


     親子のお客様が来店し、高校生の子供がニキビとのことで『ペアアクネクリームW』を求められたけれど、使うのは初めてというため患部を見せてもらうと、額で赤みが強く、成長期のニキビには抗炎症の成分が入った『クレアラシル』や『ビフナイト』の方が適応することを説明し、後者をお買い上げいただいた。

     薬のお会計を終えたら本人はどこかへ行っていなくなってしまったため、父親に患部の洗い方を教え、ニキビが気になって患部を触るのも良くないので、手が肩より上に上がりそうになったら下ろす癖をつけるようにと伝えた。


     やや高齢のお客様から水虫の薬を求められたけれど、患部は足の指の間で、何十年も繰り返していると言うため、まず受診して水虫と確定してからの購入を勧めた。

     すると帯状疱疹の治療を皮膚科で受けているものの、水虫については相談したら水虫ごときでと怒られると思いしていないとのことだった。

     お客様は精神的に不安定なようで、医者への不信の話を終始していて、共感を示しつつ担当医への相談をするように持っていくのが大変。

     水虫が手に移ることもあると説明すると驚かれ、だからこそ医師に相談しても怒られませんよとお話をして、本日はお帰り頂いた。

     

  • ニキビとオデキ、水虫と湿疹、皮膚疾患は見分けが大事

     お客様が『ペアアクネクリームW』を購入するさいにヒアリングすると、以前にも使ったことがあるとのことだったが、念のため白ニキビに向いていることを説明すると、顎の下に白ニキビができていたので適応しそう。

     ニキビとオデキを勘違いしてるケースもあるから、初めからニキビの薬を目的に買いに来たお客様にも、こうして確認しておかなければならない。

     お客様は髪が当たってしまうのも原因かもと言っていたが、それ以上に患部が気になって、つい触ってしまう可能性もお話して、手が肩より上に上がったら意識して下ろすようにとお話した。

     また、洗顔をしすぎると皮膚を守る常在菌も倒してしまうし、ニキビの原因であるアクネ菌は食中毒を防ぐ役割を担っているので、洗い過ぎに気をつけるよう伝えた。

     具体的には、洗顔フォームや石鹸をよく泡立てて、顔に泡をつけたらそのまま擦らずに洗い流すだけで充分。

     他に内服薬として『十味敗毒湯』を紹介したかったものの、次のお客様がレジに並んでしまったためできなかった。

     赤ニキビなら、『清上防風湯』『黄連解毒湯』が適応する。

     『ペアアクネクリームW』をレジに持って来る前にニキビの相談をしてもらえていれば、内服薬も候補に挙げられたのだけれど。

     やや高齢のお客様が、ご主人から水虫の薬を頼まれたとのことだったけれど、病院を受診したことはないというため、湿疹と間違えて水虫の薬を使ってしまうと良くない場合があることをお話したうえで、『ラミシールATクリーム』をお買い上げいただいた。

     水虫かどうか判断する方法の一つに、家族も感染しているかというのがあるのだが、お風呂の足拭きマットは家族で使い分けているとのことだった。

     足拭きマットを使い分けてるというのは、もちろん良いこと。

     なれど素人目には水虫と湿疹の区別は難しいので、一度は受診しておくよう勧めた。

     やや高齢のお客様から、外反母趾のサポートグッズを求められたが、うちのお店では取り扱っていないことをお話して、また受診したことが無いというため、病院に行ってみるよう勧めた。

     

  • 薬の相談をできない大人にならないために

     お客様から最初は医薬部外品の『チョコラBB シリーズ』のドリンク剤について、どれがニキビに効果的か相談され、医薬品の『チョコラBB』の錠剤を提案したところ、高校生である本人が服用して気持ち悪くなってしまったとのこと。

     確かに、あの甘いコーティングを苦手な人はいる。

     もしくは、ビタミンB特有の匂いか。

     また、便秘が関係するかもと『ビオフェルミンS』について尋ねられたけれど、お腹が苦しいということは無く、三日に一度は出ているというお話から、必ずしも毎日の排便は必要無いことをお話した。

     毎日の排便の習慣というのは、小学校低学年時代の生活習慣の練習から来る誤解である。

     習慣づけとしては悪くは無いが、個々人の身体機能の違いを無視している点については注意が必要。

     本人には病院から何か塗る薬が処方されているようなのだけれど、お薬手帳が無くて内容は不明だった。

     内服薬に『清上防風湯』を紹介し、病院に通っているのであれば処方してもらえないか担当医に相談してみるよう勧めた。

     また、余計なことながら、お店での薬の購入の練習を本人にさせてみてはと、お話した。

     なにしろ、うちの次郎(中1)もニキビでドラッグストアーに薬を買いに行かせたら、店員に相談せずに自分で選んで塗り薬を買ってきて、しかもそれは大人ニキビ用だった。

     お前は、普段俺からいったい何を聞いてるんだと呆れ( ´Д`)=3

     自分の病状を他人に伝えて相談するというのは案外と難しく、練習しないとできないものなのだ。

     大げさな話をすると、以前に一人暮らしの大学生が体調不良で119番に電話をしたところ症状を上手く伝えられず、消防本部の通信指令課職員から「タクシーで行けますか」という問いに、「タクシーの番号が分かれば自分で行けると思います」と答えたことから、自力で病院に行けると判断され死亡してしまったケースもある。

     体調不良のせいで思考力が鈍っていたとも考えられ、そういう非常事態において的確に対処できるかは、スポーツでもなんでも練習したことがあるか無いかで違ってくる。

     練習したことがあれば、反射的に対応できる確率はグンと上がるので。

     中学生の娘さんを連れたお客様から、頭痛に『イブ』を使うと眠くなるから他の物をとの相談を受けたのだが、詳しく確認してみると使っていたのは無印ではなく『イブA』のようなので、アリルイソプロピルアセチル尿素が原因と思われることを説明した。

     これが入っていることで、より痛みを感じにくくなるわけだが、睡眠薬に使うくらいの成分だから眠くなるのも当然。

     おそらくお客様が選んで買ったんだろうけど、それこそ買ったお店で最初に相談するか成分について相談するべきだった。

     大人でさえそうなのだから、やはり薬を買う練習は子供の頃からしておかないと駄目なんじゃなかろうか。

     眠くなる成分の入っていない『バファリンルナi』と『グレランビット』を案内し、前者をお買い上げいただいた。

     あっ、どちらも15歳以下は使用できません、念のため。

     本人にヒアリングするとズキズキする頭痛のようなので、胃の不具合と関係する可能性をお話して、体の仕組み上、痛みを伝達するホルモンと胃の保護を支持するホルモンが同じなため、そのホルモンを阻害するということは胃の保護機能が低下するということであり、服用するさいには消化の良い食事をするようにと伝えた。

     

  • 毒にも薬にもならないもので気が安らぐならそれも良し

     お客様が高齢の母親から『グリシン』を頼まれたとのことだが、病院から処方された睡眠薬を使い切り、その代わりだと言うので「そこまでの効果は期待できない」ことを説明した。

     すると、『ウット』や『ドリエル』などの睡眠補助剤に興味を持たれたけれど、お薬手帳を持参しておらず処方されている薬は「ピンクの粒」というだけで内容が不明だった。

     次に病院に行く時までのつなぎだからというものの、他にも多くの薬を処方されているようなため、むしろ薬は避けた方が良いと判断し、グリシンの入っている『グリナ』を案内してお買い上げいただいた。

     もちろん健康食品だから薬より安全ということはないのだけれど、まあただのアミノ酸なので害も無いはずである。

     お客様には、加齢により睡眠時間が分散されることを説明してみたのだが、おそらく本人が納得しないというお話だったし、無趣味なため気を紛らわせるのも難しいというので、毒にも薬にもならないもので気が安らぐなら、それを優先するしかない。

     お客様から『クリアレックスW』の頭皮ニキビについての効果を尋ねられ、洗いすぎない方が良い事をお話した。

     病院では内服の抗生剤が処方されていたようだが、最近は行っていないという。

     患部からは膿が出ると言うので『ネオ小町』や『清上防風湯』を紹介してみたけれど、興味は持たれなかった。

     塗り薬に『ムヒHD』も案内してみたが、本日はお話のみでお帰りとなった。

     頭皮の洗い方については、獣毛ブラシで髪の表面の汚れを落とし、頭皮自体はシャンプーを使わずにお湯で流す方法も教えた。

     頭皮の脂を落としすぎると、常在菌も流してしまい、むしろ外敵に対して無防備になってしまうので。

     入浴した後に洗髪しているということだったから、体の血行を良くしてから洗うのは良いことですと伝えた。

     それから、病院に行かなくなったのは同じ薬が処方されるのに改善しないから諦めたようだったため、同じ皮膚科でも医師により得手不得手があることをお話して、他の病院も訪ねてみるよう勧めた。

     

  • 自分の症状を言語化して人に伝えるというのは案外と難しい

     子供を連れたお客様から酔い止めの薬を求められ「飲みやすいのじゃなく、良く効くのを」と言われたけれど、薬の効き目は相性や体調も関係することを説明した。

     使ったことがある物を尋ねると『トラベルミンファミリー』で、お客様も子供も使用感を覚えていないようだった。

     しかし、効かなかった記憶が無いのであれば、あえて変更しない方が良いのではとお話してお買い上げいただいた。

     眠くなりにくい酔い止めの薬として漢方薬に興味を持たれたので、吐き気だけで治ることが多い場合の『苓桂朮甘湯』と、実際に吐いてしまう人向けの『五苓散』を紹介した。

     また、乗車前には温かい物を飲んで温かい食事をすると酔いにくくなり、乗車後には冷たい物を少しずつ飲むと吐き気を弱められることを伝えた。

     お客様がニキビ用の石鹸を探しにいらしたけれど、高校生の子供が患者とのことだったので、洗い方は石鹸の泡を肌に乗せて流すだけで良いことと、思春期のニキビは皮膚の成長速度の不具合でも起きるため、洗いすぎないようにとお話した。

     塗り薬として抗炎症の『ビフナイト』と、内服薬に『清上防風湯』を紹介したところ、病院からは抗生物質の塗り薬が処方されているという。

     そして、お尻にもできているというので『ネオ小町』を案内したうえで、ぜひ本人に薬を買う練習をさせてみるよう勧めた。

     というのも、自分の症状を言語化して人に伝えるというのは案外と難しい。

     何事も大人になって急に実践というのは、無理なんである。

     それから、症状や原因として思い当たることなどは本人でなければ分からないことが多く、代理人では情報が足りないからだ。

     また、本人もお客様もシャワー派のようなので、皮膚の再生には入浴して血流を良くすることが大事なことをお話した。

     それから本人はスポーツをしているようだがコーラなどが好きだとのことだったから、炭酸水で割って飲むよう勧めてはどうかと提案した。

     炭酸水で割れば、一回で摂取する糖分を減らすことができる。

     

  • これだけある! 膀胱炎の市販薬

     お客様が成人の娘さんから『ペアアクネクリーム』を頼まれたとのことで、ニキビの状態を尋ねたところ両頬に白ニキビがあるようだった。

     炎症のある赤ニキビとの違い、白ニキビは血行不良なども関係することをを説明したうえで表皮のターンオーバーは約1ヶ月周期であるため、塗り薬も長いスパンでの使用が想定されることを伝えた。

     また、併用すると効果的な内服薬として赤ニキビに適応する『清上防風湯』と、血流が関係する『桂枝茯苓丸加よく苡仁』を紹介したところ、生理と連動して増減するようだというお話があった。

     生理と連動してるようであれば、『桂枝茯苓丸加よく苡仁』が適応するはずである。

     ニキビができたキッカケは化粧品を変えたことだったらしく、病院で塗り薬を処方されたようなのだが内容は不明で、改善しなかったため市販薬を使おうと思った模様。

     人間の体は機械ではないから一つの薬でバシッと治るということは無いし、治療の選択も一つではないので、病院で処方された薬が効かないようであれば、もう一度行って担当医に相談してみた方が良いのだけれど。

     もしくは一軒で諦めず、病院を変えてみるよう勧めた。

     また、洗顔料を泡にして肌に乗せたら、こすらずにそのまま洗い流すよう伝えた。

     皮膚には体を守る菌や皮脂もあるので、それらまで洗い流してしまうと無防備になり、それもまたニキビの原因となる。

     お客様から膀胱炎の相談を受け、ファーストチョイスに処方構成が単純で鋭く効く『猪苓湯』と、広範囲な作用が期待できる『腎仙散』を案内した。

     そのうえで、排尿時に灼熱感がある場合の『竜胆瀉肝湯』と、疲労を伴う場合の『五淋散』も紹介してみたのだけれど、お客様の反応が鈍かったことから『猪苓湯』を試していただくことにした。

     今回は、お客様があまり話を聞いていただける感じではなかったため案内しなかったが、疲れやすく手足が冷える場合には『ジェントスルー』(八味地黄丸加五味子麦門冬)や、胃腸が弱く疲労倦怠感がある場合の『清心蓮子飲』も候補になる。


     

  • ニキビの治療は焦らずに

     常連の夫婦のお客様が来店し、ご主人が歯槽膿漏の検査を受けたところ唇の内側が腫れて痛み、『生葉』の歯磨き粉を購入されるというので、より消炎効果のある『サトウ口内炎軟膏』と『デントヘルスR』を案内して後者をお買い上げいただいた。

     お客様から、病院で処方された抗生剤の塗り薬に似た物をと求められ、成分を比較したうえで『テラ・コートリル軟膏』を案内すると購入された。
     ところが用途はニキビで、病院に行っていたのは1年以上前とのことだったため『テラ・コートリル軟膏』は菌を倒すだけなことを説明して『ペアアクネクリームW』を紹介すると、以前に使っていて効かなかったという。
     3ヶ月以上のスパンでの治療が必要なことを説明すると、他の店では半年くらいと言われたそうで長期的になることは理解されているようだった。
     抗生剤は短期決戦が目的で、連用すると肌を守る常在菌をも倒してしまうことを説明して、内服薬として熱感のあるニキビに用いる『清上防風湯』と、皮膚の新陳代謝を補助する『桂枝茯苓丸加よく苡仁』を紹介し、どちらも保険の適応薬であるため病院で処方してもらえないか医師に相談してみるよう勧めた。
     洗いすぎがニキビに良くないことは知ってるようだったが、石鹸や洗顔フォームの泡を肌に乗せて、こすらずにそのまま洗い流してしまって良いことを教えると驚かれた。
     あと、ニキビを悪化させないためには患部を手で触れないよう、手が肩から上に上がったら意識的に下ろすようにと伝えた。

     常連のお客様が来店し、ガン終末期だった奥様が亡くなられたと知らされた。
     お悔やみ申し上げます。
     こうしてご家族が亡くなられたことを、お客様が報告に見えたり挨拶にいらしたりしたのは何回目だろうか。

     やや高齢のお客様が、首の後ろのかぶれに『フルコートf』を使い、少し良くなったとのことで追加を買いにいらした。
     しかし痒みが強く、つい掻いてしまうというので局所麻酔のリドカインの入った『コートfATクリーム』と、痒み止めの入ったステロイド剤の『ムヒアルファEX』を案内し、前者をお買い上げいただいた。
     よく勘違いされるが、ステロイド剤の効能はあくまで抗炎症作用で、痒みを抑えるのはまた別なのである。
     お客様からは「治す薬を」と言われたけれど、皮膚が自分で再生するのを待つしかないことを説明し、それを邪魔しないためには患部を触らないのが大事ですと伝えた。
     ニキビの対処と同じように、手を肩より上にあげそうになったら手を下すよう意識して下さいとお話した。

     

  • 使う薬の成分の特性を知らないとモッタイナイ

     お客様から、成人の息子さんの捻挫の腫れを相談された。
     病院で骨折はしていないと診断されたものの、2週間近く経っても腫れが引かず、湿布なども処方されていないとのこと。
     自分でフェルビナク製剤やインドメタシン製剤は使っていたようだが、薬剤の特性は知らないようだった。
     そして詳しく情報を聞いてみると、風呂上がりに貼って朝には剥がして、蒸れるため日中は使っていないと分かった。
     フェルビナク製剤の方はインドメタシン製剤より浸透力があるのだから、それをほぼ寝ている間だけしか使っていないというのはモッタイナイ話である。
     そこで、フェルビナク製剤の湿布を継続し、日中は同剤の液体タイプを使うよう提案して両方をお買い上げいただいた。
     また、食養生として炎症を誘発する夏野菜を避け、傷めた患部の再生を補助するために豚汁の食材に短期間偏らせるよう勧めた。
     偏った食事で健康を害するのだから、その逆に目的を持ち期間を定めて偏らせるんである。

     親子のお客様が来店し、小学生の頬の赤ニキビの相談を受けたので、抗炎症作用の成分が入っている『クレアラシル』を案内してお買い上げいただいた。
     そして詳しく訊くと、ニキビを潰してしまったと分かり、本人には皮膚のターンオーバーが約1ヶ月周期であることと3ヶ月以上の長いスパンでの治療が必要なことを説明した。
     また、顔はこすり洗いをしないで石鹸や液体ソープを泡立てたら、その泡を顔につけてそのままサッと洗い流す方法を教えた。
     日常の汚れ程度なら汚れは泡に吸いつくから、こすり洗いをして皮膚を守る皮脂や常在菌まで流してはいけないのだ。
     親には、当面は夏野菜を避けて根菜に偏らせるよう勧めた。
     お帰りになってから、『清上防風湯』を紹介し忘れたことに気がついた。
     うちの子供も中学生になってからニキビが目立つようになり、『清上防風湯』を使っているとかなり症状が落ち着く。