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  • 鼻の症状だけなら風邪薬よりも鼻炎薬を使いましょう

     やや高齢の常連のお客様が来店し、以前に膝痛に勧めて使っていただいた『桂枝加苓朮附湯』での調子が良く、病院で似た処方の『桂枝加朮附湯』を処方してもらったそうだ。

     ただツムラの顆粒で飲みにくいというため、医師か薬剤師に他社製の錠剤に変更できないか相談するよう勧めた。

     他に、『リステリンクールミント』と『リステリントータルケア』の違いを尋ねられ、成分表示を比較してみたところ違いがあるように思えなかったので「味の違いだけ」と答えてしまったけれど、後で調べ直したら前者には殺菌成分が入ってると分かった。

     もっと、しっかり見較べるんだった(´・ω・`)


     お客様から『命の母ホワイト』を授乳中に服用して良いか尋ねられ、大きな事故は考えにくいものの成分からすると子供の便が緩くなる可能性も考えられるため、お勧めはできないことをお話した。

     授乳してから服用する方法も考えられるが、店頭では勧めにくい。

     症状をヒアリングすると疲労の他に、頭がフワッとする感覚があるそうなので、主訴からすると『人参養栄湯』の方が適応しそうに思えるため紹介し、医師か薬剤師に相談してみるよう勧めた。

     ちなみに、『命の母A』と『命の母ホワイト』は名前が似ていても処方内容は別物で、前者は精神不安やイライラなどを伴う場合で、肉体的な疲労は後者の方が適応する。

     よく、お客様から「命の母を下さい」と注文されて、「Aとホワイトのどちらですか?」と尋ねると「赤いAの方」と答えられることが多いのだけれど、両者の違いを説明したら、「あっ、じゃあ違う」となることが少なくない。


     総合風邪薬と『コンタック600プラス』で迷っていたお客様が、前者をレジに持ってきたためヒアリングしたところ、ご主人が鼻水と鼻づまりで他に症状は無いというため、後者の方を勧めて変更となった。

     どうしても風邪薬と鼻炎薬を比較すると、風邪だった場合のことを考えて風邪薬の方を選択してしまうのだろう。

     しかし総合の風邪薬には咳止めが入ってることが多く、その咳止めの成分は覚醒剤系だったり麻薬系だったりするため、咳が無いのに飲んでしまうと、かえって体の負担となって本格的な風邪に進んでしまう危険がある。

     またお客様には鼻炎が風邪とは限らないことと、胃の不具合とも関係することをお話し、鼻の症状があるあいだは、消化に良い食事をするよう勧めた。

     

  • お薬手帳は薬剤師だけが使う物ではありません

     以前に『バンテリン保温サポーター』を買いにいらした高齢のお客様が、使ってみて具合が良いとのことで追加を注文された。

     また、そのさいに勧めた『桂枝加朮附湯』も効いたとのことで、同じく追加で購入された。

     やはり、温めるのが良かったか。

     お客様は、歩き出しなどすぐに体を動かせないとのお話だったけど、その方が怪我をしにくくて良いと伝えた。

     それから、サントリーのサプリメント『ロコモア』を『桂枝加朮附湯』と併用して良いか訊かれたので、問題ありませんと答えた。

     こうやって、薬はもちろんサプリメントも確認をしてもらえるのが当たり前になってくれると良いのだけれど。

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     高齢のお客様から血糖値を下げる薬を求められ、市販されていないことを説明した。

     市販薬では、せいぜいが『糖解錠』くらいだろう。

     また、病院で何か薬が処方されているようなのだが覚えていないというので、お薬手帳を持ち歩くよう勧めた。

     現状、こういう患者さんの方が圧倒的に多い。

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     やや高齢のお客様から、テニス肘の相談を受けた。

     スポーツはしていないそうだが、そう医師から診断されて何か湿布を処方されたものの、病院に行けず使い切ったため買いにいらしたという。

     以前にインドメタシン製剤の『バンテリン』を使ったことはあるそうだが、成分によって鎮痛効果と浸透力に違いがあることを説明したうえで、ジクロフェナクトリウム製剤とフェルビナク製剤を紹介した。

     そして一度はジクロフェナクトリウム製剤を選ばれたが、他に何か内服している薬は無いか尋ねると、血圧の薬が処方されているらしく、お薬手帳はあるというのに「個人情報だから薬剤師以外には見せられない」と拒まれてしまった。

     貼り薬も内服薬との影響があることを説明したけれど、急ぐからと帰られようとした。

     ところが帰ろうとしてからの話が長く、娘さんは薬でアレルギーを起こしたことがあり、自身もスティーブンジョンソン症候群になったことがあるから、薬の使用には気をつけているとのことだった。

     こうしてお薬手帳を持ち歩いているのは、だからなのか。

     しかし、肝心のそのお薬手帳を薬剤師にしか見せられないというのでは意味が無い。

     私たち登録販売者にとってもお薬手帳の情報は必要だし、救急隊員だってお薬手帳の情報を参考にする。

     それこそ医療者には、個人情報はどんどん開示してしまった方が良い。

     例えば一人暮らしなのか、いざという時に助けてもらえる家族はいるか、あるいは家族がいても小さな子供の面倒を見たり介護の世話をしなければならないのか、部屋の移動は容易なのか階段の上り下りが必要なのかといった情報は、養生法や注意事項を知らせるのに役に立つ。

     個人情報というものは隠すだけではなく、使わなければ意味が無いのだ。

     もちろん初対面では、話しにくいのも当然だろう。

     それは医療者の側も同じことで、尋ねたり確認したくても訊きにくい。

     だからこそ体調の悪いときだけでなく、日頃から顔見知りになることが重要なんである。

     そうお話すると、医師も処方の飲み合わせを間違えることがあるし、薬剤師でもそこまで調べたりしないと言われたけれど、最終的には納得していただけたようで、今日のところは何も買わずにお帰りになった。

     ただ、それでもお薬手帳は見せてくれなかったが……。

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  • 登録販売者としての迷い、あれこれ

     やや高齢のお客様が膝用サポーターを購入されるさいに、膝痛や腰痛にグルコサミンやコンドロイチンの効果について質問を受け、毒にも薬にもならないことと、目や皮膚などにも使われるため狙ったところには行かないと説明したところ、整形外科の医師からも「役に立たない」と言われ、内科の医師には「気持ち程度には」と言われたそう。

     さもありなん。

     外科医からは手術を勧められているものの、手術をした人の話を聞いて術後の痛みなどが怖く、決心がつかないという。

     術後の治りとリハビリの事を考えると、体力のあるうちの方が良いのではとお話した。

     お客様からは「加齢のせい」と言われたので『牛車腎気丸』と比較しながら『疎経活血湯』を案内してみたが、膝痛に冷えが関係するようだったため『桂枝加朮附湯』を紹介し担当医に相談してみるよう勧めると、外科医は薬を出したがらないと言われて、似た処方の『桂枝加苓朮附湯』を案内したら購入された。

     おくすり手帳に市販薬も記録して担当医に報告するようお願いすると、先生は怖いから嫌と言い、調剤の薬剤師さんは相談しやすいというので、その薬剤師さんにはお話するようにと勧めた。

     患者さんに医師による治療だけを勧めるのもなんか違うし、さりとて安易に他の薬の使用も勧められないし、患者さんを説得する立場でもないし。

     うむぅ、登録販売者の立ち位置は難しい……。


     お客様が『チクナイン』(辛夷清肺湯)をレジに持ってきたさいに使用経験を尋ねると初めてとのことだったので、比較として鼻水と鼻づまりを行ったり来たりする場合の『葛根湯加川きゅう辛夷』と、鼻づまりで夜も寝られないくらいの時に使う『荊芥連翹湯』を紹介したところ、鼻づまりというより鼻の奥で苦い味がするというため、胃の不具合の可能性を伝えたうえで適用すると考えられることを説明し、そのままお買い上げいただいた。

     消化に良い食事を勧め、お客様がタバコ臭かったので咳になった場合の『ダスモック』(清肺湯)も紹介した。

     シャワー派のうえ朝に浴びるというので、皮膚が薄くて太い血管が通っている首筋辺りや背中にシャワーを浴びるよう伝えた。

     登録販売者としては、少なくとも薬を購入されるさいの適応の確認はして、自動販売機にならならずに情報提供はしないとね。


     高齢のお客様から疲れ目に「高いのはどれがイイんだ?」と目薬の説明を求められたため、価格と効き目には直接的な関係は無いことを伝えたうえで、800円~1500円の価格帯の物を紹介し、『スマイル40EXゴールド』をお買い上げいただいた。

     熱いお湯に浸したタオルを目に当て、細い血管を開いて血流を良くすることも大事なことを伝えた。

     自分が貧乏性なもんで、どうも高価格帯の商品を勧めにくい。

     登録「販売者」という職名なれど、自分は商売には向いてませんな。

     

  • 治療を全てお任せというのは自分を見捨てているのと同じ

     若い夫婦のお客様が来店し、『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたさいに喉の痛みには弱いことを伝えると、置き薬として「何にでも効く物を」と注文された。

     総合風邪薬にもそれぞれ得意分野があるため、症状別に容量の少ない物を揃えておく方法を提案したうえで、熱・鼻・喉・咳にまんべんなく効果が期待できる『新ルルAゴールドDX』を案内し、お買い上げいただいた。

     ただ、そもそも風邪薬の効能には「諸症状の緩和」と書いてあって、風邪を治せる薬は一つも無いのだけれど。

     それゆえに、風邪を治す薬を開発したらノーベル賞ものだと昔から言われている。

     夫婦のお客様から、バップ剤は冷感と温感のどちらが良いか尋ねられたけれど、養生には関係するものの鎮痛剤の成分の方が大事なことをお話した。

     ご主人が腰痛とのことで、鎮痛効果と浸透力の違いを説明し、しょっちゅうなる訳ではないとのことからジクロフェナクトリウム製剤を勧めると、痛みもそれほどではないというためフェルビナク製剤を使っていただくことになった。

     ご主人が「医者によって言うことが違う」というため、医者にも得意分野があることをお話した。

     例えば整形外科の医者でも、スポーツなどの運動による症状が得意だったり、加齢による不具合の知識が豊富だったりというように。

     そして、それぞれの見立てを採用するかどうかは患者自身が決めなければならない。

     これは自己責任論ということではなく、患者自身が治療のチームリーダーだからだ。

     病気自体の影響で判断力が衰えているのでなければ、医者に全てお任せというのは、自分が人間ではなく機械か何かだと自分で自分を見捨てているのと同じだと思う。

     お客様には、腰痛をいつものことと思って大病を見逃すのも怖いから、年に一度でも定期的に受診してみるよう勧めた。

     それから五十肩もあるとのことで、同じくフェルビナク製剤を使っても良いものの、痛み方や患部の場所で薬を使い分ける方法もあると伝えた。

     内服の漢方薬で言えば、腰痛には『疎経活血湯』『桂枝加朮附湯』が考えられ、五十肩には『独活葛根湯』が候補となる。

     

  • いびきは難しい疾患の一つです

     『ボルタレンテープEX』を購入される高齢のお客様に症状を尋ねたところ、腰痛と膝痛に使うそうで、冷えや寒さで発症するというお話。
     鎮痛効果は高いけど、膝に貼るのであれば鎮痛効果は弱いながらも、湿布に切れ目を入れて伸ばすと膝を包むように貼れる『のびのびサロンシップ』もお勧めですよと案内してみると、それは家にあり、今回は違う物を試してみようと思ったとのこと。
     ただ、『ボルタレンテープEX』がジクロフェナクナトリウムという、鎮痛効果も浸透力も高いことは知らないで選んだらしい。
     そのままお買い上げ頂くことになり、冷えが関係するならばと、内服薬として『桂枝加苓朮附湯』『牛車腎気丸』を紹介すると、興味は持たれた模様。

     お客様から、いびきの相談をされたのだけれど、いびきというのは疲労や加齢による咽頭部の緩みや、ストレスによる気道の閉塞に、肥満による呼吸障害など原因が多様なため、一度は受診してみるよう勧めた。
     鼻腔を広げる『ブリーズライト』に興味を持たれたものの、あくまで鼻腔を広げるものなため、咽頭部や気道の閉塞には無意味なことを説明した。
     適応する薬についても訊かれ、明確に効能としている物は無いことをお話し、枕も関係するため、今使っている枕にタオルを丸めて添えるなどして試してみるよう勧めた。
     あまり、役に立てなくてスイマセン(´・ω・`)

     サプリメントの『ルテイン』を求めて来店したお客様から。在庫がもっと無いか尋ねられ、現在庫しか無いことを伝えた。
     用途は、かすみ目というので『ルテイン』単独よりブルーベリーなど一緒の物の方が良いのではとお話すると、ブルーベリーのサプリメントと一緒に飲んでおり、実際に効いてる気がするとのこと。
     一方、臨床試験済みと宣伝されている『えんきん』は、一ヶ月ほど飲んでいても、光化はく分からなかったそう。
     まぁ、この辺は相性とかあるからねぇ。
     そして、お客様自身は加齢によるものと認識しているようだったので、『牛車腎気丸』を紹介すると興味を持たれた。
     本日は、あるだけの『ルテイン』を買い占められた。
     しかし、こうして見ると、やっぱり『牛車腎気丸』は、かすみ目から腰痛まで適応範囲が広いな。

     

  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
    腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、ダイエット

    適応症状

     色白で筋肉軟らかく水ぶとりの体質で疲れやすく、汗が多く、小便不利で下肢に浮腫をきたし、膝関節の腫痛するものの次の症状:

     腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、ダイエット

    用方・容量(顆粒製品の場合)

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。

      おうぎ(黄耆)5.0g

       ぼうい(防已)5.0g

       そうじゅつ(蒼朮)3.0g

       たいそう(大棗)3.0g

       かんぞう(甘草)1.5g    

       しょうきょう(生姜)1.0g

     以上の割合に混合した生薬より得たエキス3.75g含有します。

    類似処方鑑別

    越婢加朮湯  浮腫、関節の腫張・疼痛、尿量減少などの症状は似ているが、比較的体力があって筋肉のしまりがよく、口渇、尿量減少の強い場合に用いる。

    桂枝加朮附湯  体力が無く手足の冷えが強く、水ぶとりでない場合に用いる。

    防風通聖散  肥満症で太鼓腹を呈し、筋肉のしまりがよく、便秘のある場合に用いる。

    使用上の注意

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。

     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)

     (4)長期運用により低カリウム血症、血圧上昇などが現れる場合があるので観察を充分に行う事。



    2.服用に際して、次のことに注意してください

     (1)定められた用法、用量を厳守してください。

     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください

     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 

     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



    4.保管及び取扱い上の注意

     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



    5.その他

     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

     

  • 麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)
    ………関節痛、関節炎、神経痛、筋肉痛

    適応症状  

     比較的体力のある人が、諸関節や筋肉が腫れるものの、腫脹は軽度で痛みも緩和な場合の次の症状:
     関節痛、関節炎、神経痛、筋肉痛

    用方・容量(顆粒製品の場合)  

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)  

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
      ヨクイニン(よく苡仁)10.0g
      マオウ(麻黄)4.0g
      キョウニン(杏仁)3.0g
      カンゾウ(甘草)2.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス3.0g含有します。

    類似処方鑑別  

    麻黄湯  比較的体力のある人で、頭痛、発熱、悪寒などがあり、発汗傾向が無く、急性の関節痛や筋肉痛を伴う場合に用いる。

    越婢加朮湯  比較的体力のある人で、関節症状、発汗傾向、尿量減少、口渇、浮腫などが本方より一層顕著である場合に用いる。

    桂枝加朮附湯  比較的体力の低下した人で、冷え症の傾向があり、本方に比して四肢関節の腫脹、疼痛が一層顕著な場合に用いる。

    防已黄耆湯  比較的体力の低下した人で、いわゆる水太り体質で、疲れやすく、多汗、浮腫、関節の腫脹、疼痛などがある場合に用いる。

    使用上の注意  

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)著しく胃腸虚弱な患者。(軟便、下痢、胃部不快感、食欲不振等の胃腸障害を起こす事がある。)
     (5)狭心症、心筋梗塞など循環機器系の障害のある患者、または既往歴のある患者。
     (6)長期連用の場合は、観察を充分に行い、異常が認められた場合は投与を中止する事。
     (7)不眠、発汗過多、頻脈、動悸等の症状が現れる事がある。
     (8)交感神経興奮薬との併用により、動悸、頻脈等の症状が現れる事がある。



    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



    4. 保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



    5. その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

     

  • 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
    ………関節痛、関節炎、神経痛


    適応症状  

     冷え症で比較的体力の低下した人が、四肢関節の疼痛、腫脹、四肢の運動障害があり、寒冷により憎悪する次の症状:

     関節痛、関節炎、神経痛

    用方・容量(顆粒製品の場合)  

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)  

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。

       ケイヒ(桂皮)4.0g       

       シャクヤク(芍薬)4.0g

       ソウジュツ(蒼朮)4.0g    

        タイソウ(大棗)4.0g

       カンゾウ(甘草)2.0g   

        ショウキョウ(生姜)1.0g

       修治ブシ末(修治附子末)0.5g

     以上の割合に混合した生薬より得たエキス3.75g含有します。

    類似処方鑑別  

    越婢加朮湯  比較的体力がある人で、本方と同様の関節症状があるが冷え症の傾向が無く、口渇・自然発汗がある場合に用いる。

    防已黄耆湯  皮膚は概して色白で、筋肉軟弱、水太りの人で疲れやすく、多汗、尿量減少、下肢の浮腫などのある場合に用いる。

    使用上の注意  

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

     (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。

     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)

    (4)自覚的に熱感のある患者、または肥満体質の患者。(熱感、ほてり、発汗、しびれ等の症状が現れる事がある。)

    (5)妊婦及び、妊娠している可能性のある婦人には慎重に投与すること。



    2.服用に際して、次のことに注意してください

     (1)定められた用法、用量を厳守してください。

     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。



    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください

     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 

     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。



    4. 保管及び取扱い上の注意

     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



    5. その他

     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 大防風湯(だいぼうふうとう)
    ………下肢の慢性関節リウマチ、慢性関節炎、痛風

    適応症状

     関節が腫れて痛み、麻痺、強直して屈伸しにくいものの次の症状:

     下肢の慢性関節リウマチ、慢性関節炎、痛風

    用方・容量(顆粒製品の場合)

     1日3回、成人1回1包(3.5g)を食前にお湯または水で服用してください。

     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合)

     3包(10.5g)中、次の成分を含みます。

      オウギ(黄耆) 3.0g    カンゾウ(甘草) 1.5g

      ジオウ(地黄) 3.0g   キョウカツ(羌活) 1.5g

      シャクヤク(芍薬) 3.0g   ゴシツ(牛膝) 1.5g

      ソウジュツ(蒼朮) 3.0g   タイソウ(大棗) 1.5g

      トウキ(当帰) 3.0g   ニンジン(人参) 1.5g

      トチュウ(杜仲) 3.0g   カンキョウ(乾姜) 1.0g

      ボウフウ(防風) 3.0g    ブシ(附子)末 1.0g

      センキュウ(川きゅう) 2.0g

     以上の割合に混合した生薬より得たエキス8.0g含有します。

    類似処方鑑別

    桂枝加朮附湯 使用目標は本方と似ているが、慢性化に伴う体力低下、顔色不良、患部症状などがやや軽度の場合に用いる。

    使用上の注意

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください

     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。

    (2)甘草を含有する漢方薬を長期服用する場合は、血清カリウム値や血圧の測定などを充分に行い、異常が認められた場合は、服用を中止する事。

     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)



    2.服用に際して、次のことに注意してください

     (1)胃腸虚弱な患者。(胃腸障害を起こすことがあります)



    3.副作用

     (1)電解質代謝:長期連用により低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重の増加等の偽アルドステロン症が現れる事があるので、観察を充分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する事。また、低カリウム血症の結果としてミオパチーが現れる事がある。



    4.保管及び取扱い上の注意

     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。

     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。

     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。



    5.その他

     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

     

  • 持病や常用している薬をプロフィール欄に書いておくというのはどうか

     成人男性からの頼まれものという事で、喉の痛み止めの薬を求めてお客様が来店した。
     本人が症状を感じたのは今朝かららしく、頭重や悪寒などの症状は無い模様。
     頼まれ物の場合、確認した情報がどこまで正しいのか判断がつきかねる。
     厳密に言えば、売っちゃいけないんだろうなぁ。
     という訳にもいかないので、適応しそうな薬をチョイスする訳ですが。
     お腹は丈夫らしいので『桔梗湯』を候補にしたが、一緒に『駆風解毒湯』も案内したところ、買いに来られた方の判断で『駆風解毒湯』をお買い上げ。
     どんな判断が働いたのかが不明で、やっぱり戸惑ってしまう。
     人に頼む時も、人から頼まれる時も、最低限「現在一番苦しい症状」と「それは何時からか」の2点と、プラスアルファで「以前に同様の症状で使用した薬の成分」はチェックしておいて欲しい。
     まぁ、覚えておくのは難しいだろうから、最近ならSNSをやっている人は、使用した薬と状況を投稿してみると良い。
     後で自分の投稿を検索したりして調べられるし、親しいフォロアーさんが覚えておいてくれるかもしれないので。
     よほど隠したい持病でなければ、公言しておくのは自分の安全対策の一つとして有効でしょう。
     例えば、誰かと一緒に出かけた先で救急車で運ばれるような事態になって、自分の意識が無い時には、相手が救急車に同乗して救急隊員から、色々と質問を受けるというケースは、現実的にありえる。
     持病や、常用している薬のことなどは重要な情報だ。
     ……ああ、プロフィール欄に書いておくというのもアリかもしれないな。
     悪用されるケースは、どうなんだろう?
     悪意を持った相手から、アレルゲン物質を食事に盛られるとか?
     無くも無いだろうけど、公言していれば他の人たちが気をつけてくれるかもしれないし、私はメリットしか考えられない。

     高齢のお客様が、膝の痛みの相談で来店。
     コレステロール値が高くて通院しており、『グルコサミン』を紹介してほしいという。
     うん?
     膝の痛みでの通院ではないので?
     そう尋ねてみたら、病院からは『加味逍遙散』が処方されている事が分かった。
     コレステロール値が高いのと、どう結びつくのか分からない。
     更年期障害や、不安神経症で通院しているとかではないのか。
     こういう時、どこまで突っ込んで尋ねて良いのかも迷いどころ。
     ひとまず措いておいて、膝の痛みについての方を詳しく尋ねてみる事にする。
     すると、「温めると楽になる」という事と、「座る時がツライ」という事が分かった。
     即座に頭に浮かんだのは、『桂枝加朮附湯』だった。
     ただし、『桂枝加朮附湯』は血流の面倒までは見てくれないだろうから、患部に痺れ感があれば『疎経活血湯』も候補になるものの、痺れ感は無い様子。
     温めて楽になるというのだから、冷えが原因と考えれば、高齢者でもあるし『牛車腎気丸』という手もあるか。
     いずれにしても、『グルコサミン』を必要とするかどうかは、担当医に相談した貰った方が良さそうだ。
     漢方薬を処方してもらっている事だし。
     ここで最初の話に戻って、どうして担当医に膝の痛みの相談をしていないのか確認したら、「内科だから」との事だった。
     いえいえ、科が違っても具合の悪い所があれば、遠慮せずに伝えた方が良いですよ。
     たまたま得意分野の科を掲げているだけかもしれませんから、もしかすると分かるかもしれないし、分からなければ他の病院を紹介して貰えるかもしれませんし。
     こういう、「科が違うから相談しなかった」っていうケースは、患者さんとお話していると、わりとある。
     ドラッグストアへの買い物だと、目的の薬以外の症状については言っていただけないケースも多いんだろうなと想像。
     頭痛の原因が胃の症状と関係していたり、足の症状が心臓と関係していたりと、「症状の出ている患部だけが悪い状態」とは限らないから教えてもらいたんだけどねぇ。
     これもまた、聞き出す技術が必要で。
     ひとまず今回のお客様には、膝の痛みの漢方薬も一緒に処方してもらえるかもしれないので、担当医への相談を第一に勧めた。

     高齢の母親から膝の痛みにと、使い捨てカイロを頼まれたというお客様がいらしたのだけれど、店舗としては本部からの指示で全部返品してしまった。
     というのは、昨年までの話。
     昨年も、梅雨の今頃の時期に使い捨てカイロを求めてお客様が何人かいらした。
     それを見越して、今回は全部を返品せずに残しておいたのだ。
     上司からは嫌がられたけど(;´Д`)
     本部指示に従わないと本部のマネージャーさんからお小言を頂戴するのと(上司が)、在庫を抱えると予算との兼ね合いで店長から責められるので(上司が)。
     本当は、真っ当に説得するのが社会人というものなんだろうけど、なにしろ大型店は融通がきかない。
     花粉症関連の薬も、本部からの返品指示があり、その際にまだ残しておいた方が良いと提案したのだけれど、こちらはパート、上司は社員だから、指示に従わないという選択が無いもんで各商品を一品づつのみ残して返してしまい、翌日からのアレルギーの患者さんへの対応に苦労した。
     なにしろ1個売れたら、在庫切れなんだもの( ̄▽ ̄|||
     まぁ、漢方薬だけは返品リストの対象外だったから、漢方薬が嫌というお客様以外には困らなかったけど。
     とにかく、大型店は商品の取り扱いがシーズンごとに極端すぎる。
     で、今回は使い捨てカイロの一部をケースに片付けて上司の目につかないように倉庫に保管し、そのまま返品せずに「忘れてました、テヘッ(*ノω・*)」と返品期日の締め切りが過ぎるのを待つという、社会人にあるまじき方法で確保した次第。
     そしたら、今回のお客様に在庫を買い占められてしまった。
     あうっ……ヽ(´Д`;)ノ
     患者さん本人は膝の痛みに他にビタミン剤を服用しているらしいのだけれど、やはり患部を温めると楽になるという事で、『桂枝加朮附湯』か、血流の面倒も見る『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。