• タグ別アーカイブ: 当帰芍薬散
  • 薬の適応年齢を自己判断で破るのは「ダメ。ゼッタイ。」

     やや高齢のお客様から、腹痛と下痢の相談を受けた。
     食べると起きるとのことで、本人はしきりに「脂の吸収が悪いからなのよ」と言われるが、本当のところは分からない。
     ただ、どうしてその考えに至ったのか、どうして固執するのかなどを読み取らないと対応を誤る。
     痛くなるのはお臍の周りだそうで、しかし下痢は水様便ではないというお話から、まず『桂枝加芍薬湯』を候補にした。
     それから、神経質そうであるため『柴胡桂枝湯』も候補にしてみた。
     そのうえで整腸剤について話を振ってみると、『ビオフェルミン』や『ザ・ガード』といった乳酸菌系は試してみて駄目だったそう。
     実のところ薬が効果を発揮するかどうかは、薬側の薬効だけではなく、受け取る体側との相性も関係するため、乗り換えていくということも考慮しないといけない。
     しかしそれについては、「お金が無いから安く済ませたい」と要望された。
     ううむ、お金のことを出されると私も貧乏なんで、考慮したいところですが……。
     下痢が酷くないという前提で、ちょうど期間限定で値引特価になっている『大正漢方胃腸薬』を案内して、お買い上げ頂いた。
     まぁ、以前にあったみたいに、抗菌目薬を買いに来たはずなのに、お店の会員ポイントが多く付くからという理由で疲れ目の目薬を買おうとしたお客様の事例よりは、適応が近いだけマシな選択だった……と思いたいσ(^◇^;)。

     鎮痛剤の棚を長く眺めているお客様がいらしたので声を掛けたところ、中学生の娘さんの生理痛に使う物を探しに来たそうで、大人用の物はどれも15歳未満は不可となっているため、2ヶ月差でも駄目なのか相談された。
     これは案外と難しい話で、じゃあ1日差ならどうかという話にもなる。
     大事なのは当然、原則に従うこと。
     しかしその原理、不可の理由については考えなければならない。
     例えば鎮痛剤の場合は神経に作用し、一説には脳細胞は神経細胞の集合体であるため脳への影響が懸念される。
     また、薬効成分は肝臓で代謝されて、腎臓を通して排泄するので、その過程で負荷がかかるから、その負荷に耐えられる機能が備わっているかが大事。
     つまり、単純に体重や外見上の成長ではなく、体の各部の発育状態が鍵となる。
     まぁ、中には成分的には安全なんだけど、誤嚥の可能性がある錠剤は適応年齢が高めに設定されて、同成分内容の顆粒の方は適応年齢が低いという物もある。
     だけどお客様の中には本当に、「量を少なくすれば大丈夫でしょ」と考えている人がいるため、「ダメ。ゼッタイ。」と言っておかなければならない。
     要するに、馬鹿に合わせておかないと……ゲフンゲフン((( +д+))o=3=3
     とりあえず今回は、成長の仕方はそれぞれのため絶対に駄目とは言い切れないものの、安全を優先するようお話して、『バファリンルナJ』を案内した。
     15歳以下に使える鎮痛剤の主成分は、市販ではほぼアセトアミノフェンの一択しか無いため、児童向けの商品をいくら見較べても実は同じ中身なんである。
     一方、受験期のため眠くならないか心配されたので、アセトアミノフェンで眠くなることは稀だと説明した。
     一応は眠くならない事になってるんだけど、神経に作用するから全く無いとは限らず、薬効的には眠くならないとしても、痛みが緩和して気分が安らぐと眠気を催す可能性はあるため、正確を期すと曖昧な表現にならざるを得ない。
     ただ、詳しくお話を聞く中で、娘さんが生理痛を訴えたのは初めてというのが気に掛かった。
     それはやはり、受験によるストレスの影響なのではないかと。
     そのため、ストレイの軽減と生理痛の両方に使えて、そのうえ眠くなる成分も入っていない『当帰芍薬散』を紹介してみた。
     当帰は血の巡りを良くしますから当然頭の働きの助けになりますし、芍薬は昔から「立てば芍薬」と言って、本来の意味は立つ姿が芍薬の花のような美しさという例えですが、漢方では「気が立った時に落ち着かせる効果がある」とされています。
     そして、『当帰芍薬散』を主体にして服用し、痛みが軽減しない時に『バファリンルナJ』を併用するよう提案してみたら、両方をお買い上げ頂けた。
     良い結果を、お祈りしています(´∀`*)ノシ

     

  • 貧血の原因は鉄分不足とは限らない

     お客様から、『パブロンSゴールド』と『パブロンエース』の違いを尋ねられた。
     同じブランド名でも、記号なんかが変わると中身も変わる。
     それでいて、パッケージに書いてある効能は同じだったりするから、ややこしい話で。
     総合の風邪薬の場合、効能の範囲を広げてるもんだから、なおさらである。
     今回の場合は、Sが発熱向けで、エースが喉の痛み向けと考えられますと伝えると、置き薬にするとのことで『パブロンエース』の方を購入された。
     ただ、風邪の原因となるウイルスは実は季節ごとにも違い、影響を受ける患部も違ったりするため、2日ほど服用して改善しない時には、乗り換えを検討し改めて相談して頂くよう、お話した。

     喉の痛みの相談で訪れたお客様、症状が出たのは2日ほど前からで、発熱などの他の風邪の兆候は無い模様。
     少し鼻水もあるようだったけど、寒さの影響だろう。
     というのも、『葛根湯』を服用してみても、効いた感じがしないという話なので。
     そのため、喉の痛みに特化して、『ペラックT』と『駆風解毒湯』を案内した。
     参考までに、喉の痛む風邪の初期に用いる『銀翹散』も紹介したけど、鼻水が出ている時には避けた方が良いことをお話して、『ペラックT』をお買い上げ頂いた。

     『ファイチ』をレジに持ってきたお客様から、貧血に適応するか尋ねられた。
     病院で貧血と診断されたものの、鉄剤の服用などの指導は受けていないという。
     実のところ、貧血の原因は幾つかあるんだけど、世間的には「鉄不足」が広く認識されていて、というかそれしか知られていない気がするが、いずれにせよ現代薬では『ファイチ』のような鉄剤しか選択肢が無い。
     水分代謝の異常がある場合には、漢方薬の『苓桂朮甘湯』が候補になるし、血流不全で疲労感もあれば『当帰芍薬散』とかも考えられる。
     今回のお客様は、そこまで話を広げるのを求めているようには見受けられなかったため、『ファイチ』が貧血には適応することを説明したうえで、貧血の原因が鉄分不足とは限らないことをお話して、効いた感じがつかめない時にはご相談下さいと伝えた。

     腹痛と下痢とのことで、お客様が来店。
     昼食を食べてからだそうだけど、吐き気は無いというから、食中りではないはず。
     自宅に『正露丸』はあるものの、帰るのに時間がかかるため立ち寄ったそう。
     でも、どのみち食中りでないと『正露丸』は、そんなに効くもんじゃないし。
     だから『トメダインコーワフィルム』や『ストッパ下痢止めEX』を考えたけど、よくお話を訊くと、すでに下痢はたいしたことはないという。
     そこで、本来は下痢止めではないことを説明したうえで、健胃薬の『安中散』と痛み止めの『芍薬甘草湯』を合わせた『大正漢方胃腸薬』を案内して、お買い上げ頂いた。
     症状が落ち着いてきているのなら、この後の回復のほうが大事だろうから。

     

  • 失敗に落ち込み頼られ復活……単純ともいう

     風邪の棚で迷っている様子のお客様に声を掛けてみたところ、患者さんはご主人で、主訴は喉の痛みに鼻水とのこと。
     発熱や悪寒は無いそうなので、風邪ではない可能性もあることを話したところ、「風邪だから」というお返事。
     そのため、もう少し詳しく発症の経過や、喉の痛み方、鼻水の状態などを尋ねたら、「もういいです! 面倒くさい!!」と立腹して帰られてしまった。
     あうっ(>д<)
     ここのところヒアリングが上手くいっていたと過信して、基本の「まず要望に沿うものを提示する」ことと、「質問は多くても3つまで」というのを外してしまった。
     | 柱 |ヽ(・´_`・。)反省……。
     と落ち込んでいたら、また戻ってきて『パブロンSゴールド錠』を購入された。
     歩いて1分もしないところに、別なドラッグストアーが2軒もあるのに、どうして戻ってきて下さったのかは謎。
     単純に、他のお店に行くのが、もっと面倒だっただけかもしれないけど。
     落ち込むと引きずるタイプなので、後半の検品や品出し業務の効率が、だだ下がり。

     以前に相談を受けて、そちらは改善したというお客様から、今度は成人の娘さんの生理痛の相談を受けた。
     失敗した後なので、気を引き締める(`・ω・´)シャキーン!!
     でも、改善したということで頼って頂けるのは、素直に嬉しい。
     自分の『命の母ホワイト』を娘さんに服用させてみたところ、生理痛を含めてイライラなどの随伴症状も軽減したので、継続させて良いですかと。
     軽減したのであれば、適応したのだろうと思うものの、本人は比較的体力があり、イライラの傾向が強いそうなので、『桂枝茯苓丸』の方が向いているかもしれない。
     でも『命の母ホワイト』の中身は『当帰芍薬散』なので、それが適応したとすれば迷うところではある。
     考えられるのは、『当帰芍薬散』だけじゃなくて、大黄と牡丹皮が加わっているから、それがイライラを鎮めるのに適応しているのかもしれない。
     人によっては、そのせいで下痢をしそうだから、やはり万能という訳にはいかないだろう。
     ジェーピーエス製薬の『婦人華』のように、『当帰芍薬散』『桂枝茯苓丸』の合方なんてのもあるので、そちらの方が良いようにも思えるし。
     ただ、お風呂は短めで、理由がのぼせやすいからと言う点を考えると、やっぱり『桂枝茯苓丸』の方が良いようにも思える。
     お風呂については、血流改善のためには長湯が必要なため、湯温を40度前後にして扉を開けたままか、水タオルを首や頭に掛けての入浴を提案した。
     そして、いずれ本人に来店して頂くようお願いした。

     

  • 「別な物を」と思う時には同じメーカーの中から選んでみる

     やや高齢のお客様から、更年期障害の相談を受けた。
     皮膚疾患と胃腸障害に並んで、苦手な分野である。
     足に冷えを感じるものの、実際に手で触ってみると冷たいというほどではないらしい。
     ただ、布団に入って横になると、急速に冷えていくのを感じて、良く眠れないとのこと。
     最初の候補として『当帰芍薬散』を案内してみると、以前に知人に勧められて使った時には、目眩がしてやめという。
     目眩がした時に、医師や薬剤師といった医療関係者には相談しなかったそうだから原因は定かではないけれど、血流が悪い時に『当帰芍薬散』を使うと、急に血行が良くなり体がビックリして目眩を起こすという話を講習会で聞いたことがある。
     知人に勧められて薬を試すのは軽率だし、それで具合が悪くなったのに医療機関に掛からないというのも個人的には、理解の外側なんだけど、一般的にはそういうもんなのかしらん(^_^;)
     他に、以前には頻繁に足が攣っていたという話もされた。
     今は足が攣ることは無いそうだけど、手の色艶からすると、やはり血流は悪いように思える。
     ともかく冷えを改善するのが近道なようにも思えたので、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を案内して試して頂くことになった。
     あと、お会計をした後で、夏に熱中症のようになった事があり、寒くなってきた今は、足の神経がプツプツと途切れる感じがすると言われた。
     どうして、その話をさっきしてくれないの……。
     いや、頭の中では色々と考えていて、言い出すタイミングを探っていたか、思い出したのかもしれないけど。
     自分も、話をする時には、その何倍もノイズのように頭の中を情報が行き交って、軽くパニックになってるからねぇ。
     『疎経活血湯』に乗り換えることも検討するようにお話して、漢方薬に詳しい医院を紹介しておいた。

     やや高齢のお客様がレジに『葛根湯』を持って来て、用途を尋ねてみたら、奥さんが病院で肩こりに処方されていて、使い切ったため頼まれて買いにいらしたそう。
     『葛根湯』が適応したのてあれば、鎮痛効果が加わった『独活葛根湯』を試してみてはと提案して、そちらをお買い上げ下さった。
     ……頼まれ物で、別な物を買わせるのはマズかったかな。
     夫婦間のイザコザになると、困るやね。

     成人の息子さんが鼻水と喉の痛みを訴えているとのことで、『ストナアイビージェル』と『ベンザブロックL』を比較しての質問を受けた。
     成分的には、どちらも近い内容であることを答えると、すでに家にあった『ベンザブロックL』を服用していて、それを使い切ったため今度は別な物をと思ったらしい。
     そして、『ストナアイビージェル』を購入された。
     あれ?
     内容的に同じ物を買うので……(^_^;)?
     同じメーカーの同じブランド名の中から選んだ場合は、おのずと違う成分の物を選択することになるけど、違うメーカーの物を選ぶと、実は同じ中身の物を選んでしまう事がある。
     だから、もし「別な物を」と思うのであれば、同じメーカーの中から選んだ方が分かりやすい。
     というか、今さっき同じような内容だって説明したはずなんだけど……。
     あれぇ?
     戸惑いながらもお会計をしながら息子さんのことを訊くと、鼻炎になると喘息に進むことがあるそうな。
     そこで、『小青龍湯』を案内してみたら、お客様自身は使っているという。
     しかし、以前に息子さんに飲ませたら、お腹を壊してしまったらしい。
     ああ、胃腸が弱いんですね。
     そして、そういう時に『正露丸』を飲ませて良いかと質問された。
     『正露丸』は消毒薬に近いから、いわゆる食中りの下痢止めに適応するけど、胃腸に負担がかかっての下痢止めなら『ビオフェルミン止瀉薬』の方が良いだろうと思い案内した。
     いや、まぁ、『小青龍湯』は合わなそうだから、使うのは避けた方が良いでしょうとも伝えましたが。
     そのうえで喘息には、咳き込む時の『麦門冬湯』と、ヒューヒューと喘鳴がする時の『半夏厚朴湯』をと紹介しておいた。

     女子高生が母親と来店して、腹痛とガスが溜まることについて相談された。
     本人が一緒に来店してくれると、本当に助かる。
     突っ込んだ質問ができるので。
     症状としては、ここ数日、お腹にガスが溜まりやすく、痛くなる事もあるという。
     痛くなるのは、お臍の下辺りで、お腹が張って、便は硬いとのこと。
     本人が来ないと、こういう基本的な情報すら買いに来た人は分からなくて、それでいて「効くのを」と注文されるから途方に暮れる。
     『ガスピタン』が分かりやすい名前で本人は目についたようだけど、症状としては『ザ・ガード』で整腸した方が良いように思えたので、そちらを勧めてお買い上げ頂いた。
     そうそう、ストレスが思い当たるようであれば、『桂枝加芍薬湯』もご検討下さいと付け加えた。
     さて、いつも「本人に来て欲しい」と偉そうなことを書いてるけれど、これで本当に適応するか。
     ………不安だ(;´∀`)

     

  • レジに持ってくるだけだと見逃してしまいます

     『バファリンA』を購入されるお客様に念のため用途を尋ねると、いつもは『イブA』を使用しているそうで、「強さ」を質問された。
     単純な「強さ」は『イブA』が上と云えるけど、成分と症状と体の「相性」も効果に影響することを説明した。
     そのうえで、頭痛の状態を重ねて尋ねたら、ズキズキしたり、締めつけられたりと、「あらゆる頭痛」の症状があるらしく、病院では担当医に「一生つき合っていくしか無い」と言われたそうな。
     ううむ、それは頭痛ごとに別な原因が関係しているようにも思える。
     諦めないで、別な病院を受診することも検討して下さい。
     相談していただければ、私の方も応じますから。
     たぶん世の中には、1軒や2軒の病院を受診しただけで、そういうもんだと思ってる患者さんが多くいるんだろうなぁ。
     もちろん逆に、本当に幾つもの病院を訪れたけど完治しない患者さんもいるんだろうけど。

     6歳の子供の、しもやけと手荒れの相談を受けた。
     幼稚園で手洗いをし過ぎるくらいに指導しているらしく、子供が自分で家でも同じようにしてしまうというお話だったので、洗い方を工夫してみるよう提案した。
     具体的には、おそらく子供の感覚ではゴシゴシと強くこすりつけるようにしているだろうから、こすりつけずに泡立ててフワフワにするようにして、汚れは泡に吸い付けられて落ちるんだよと教える。
     言葉で理解しきれなくても、一緒にやってみせれば分かるはずなので。
     あと、ハンドクリームを使っているのか尋ねたら、知人からもらったという尿素入りの物は滲みて痛がったという。
     それならと『ヘパクリーム』を案内したら、チューブの物は、いっぱい出してしまうというお話。
     ああ、そうでしょうねぇ(;´∀`)
     じゃあ、ローションタイプにしましょう。
     ただ、傷口があるそうなので、傷口を治すのを優先した方が良いだろうと思い、『ヒビケア』を紹介したら、ステロイドだと思われて敬遠された。
     一応、違うことを説明したけど、ステロイド自体、そう怖がられても困る。
     用法・用量を守れば、むしろ症状の悪化を防げるのだから。
     また、口の周りが荒れているそうで、お客様自身は、本人が口の周りに食べ物が付いてこするからだと考えているみたいだったけど、案外と無視されがちなのは神経性胃炎なんだよねぇ。
     子供は、状況の分析や理解の能力が乏しいだけに、大人よりもストレスの影響を受けやすいのだ。
    「口に現れる症状は、胃でも起きている」と思ってもらった方が無難なくらい。
     他に、お話の中でお客様自身は、以前に不妊治療の家庭で『当帰芍薬散』を服用していたそうで、不味くて今はやめているとのことで、だけど今回は肌荒れ対策に『ペアA錠』を『ヘパローション』と一緒に購入された。
     そして、帰り際に薬剤師さんだと明かされた。
     キャー(*ノдノ)
     調剤専従だったため接客したことは無いそうで褒められたけど、得意になって薬の説明をしてたのが恥ずかしいわ……。
     そのうえ、帰られてからハッと気づいて落ち込んだ。
     『ルビーナめぐり』(当帰芍薬散+人参の糖衣錠)を紹介しておくべきだったと、気づいたから。
     ベシベシ(;’◇’)ノ☆(・_;)

     お客様から、喉の痛みと咳について相談された。
     4日ほど前に風邪で発熱して、治った後も喉の痛みが取れず、咳も出るという。
     お客様自身は、ポピドンヨードの『のどスプレー』を選んでいたのだけれど、体内が乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を紹介したうえで、喉の痛みに『ペラックT』と『駆風解毒湯』を案内した。
     うーむ、候補を増やしすぎたかな。
     つい、「選択肢は多い方が良い」と考えてしまうのは悪い癖。
     とりあえず今回は、咳よりも喉の痛みの方が主訴だと判断して、『ペラックT』をお買い上げ頂いた。
     外れたら、ごめんなさい(;´・ω・`)ゞ

     和漢箋の『小青龍湯』を探しに来店したお客様に、どうして和漢箋と限定しているのか尋ねてみた。
     こういうのを尋ねるのは、緊張するんだけどね。
     下手すると、地雷を踏んで怒らせることになるから。
     でも理由は、錠剤が欲しいからという理由でズッコケ(・_゚)
     いや、まぁ、本人にとっては重要なんだろうけど。
     錠剤ならばクラシエにもあるから、和漢箋にこだわる必要はありません。
     しかし、症状の方も尋ねてみると、鼻水だけではなく、夜には鼻づまりになるというお話だった。
     それでしたら、『小青龍湯』ではなく『葛根湯加川きゅう辛夷』の方が適応します。
     そうお勧めして、お買い上げ頂いた。
     そしたら、以前にもお越し頂いていて、その時に『小青龍湯』を勧めたのは私だと判明した。
     マジでΣ(゚◇゚;)!?
     そういや以前は、和漢箋の『小青龍湯』を置いていたな。
     本部から取り扱い中止の指示が来て、最後の一個を勧めた気がする。
     その時には、症状が放っておくと鼻水が垂れてくるくらいというお話だったから。
     実は、これは重要なこと。
     人間はつい、「前回と同じように対処しよう」と考えがちだけど、実際には諸条件が変わっていたりする。
     今回の場合は、鼻水だけではなく鼻づまりにもなるという訳で、条件付けが違っていた。
     たまたま、お客様が探していた物が無かったから気づけたけど、もし置いてあって、特に相談も無くレジに持ってきて買われていたら、気づかないところだった。
     改めて、お客様への声掛けが大事だと思ったし、お客様もその都度相談して下さいと思った。

     

  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
    しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛

    当帰四逆加呉茱萸生姜湯
    適応症状 

     手足の冷えを感じ、下肢が冷えると下肢または下腹部が痛くなりやすいものの次の症状:
     しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
      タイソウ(大棗)5.0g     ケイヒ(桂皮)3.0g
      シャクヤク(芍薬)3.0g    トウキ(当帰)3.0g
      モクツウ(木通)3.0g     カンゾウ(甘草)2.0g
      ゴシュユ(呉茱萸)2.0g   サイシン(細辛)2.0g
      ショウキョウ(生姜)1.0g  
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.0g含有します。

    類似処方鑑別 

    当帰芍薬散
     体力のやや低下した人で、本本に比して冷えや下腹部痛は軽度で、月経異常やめまいを伴う場合に用いる。

    大建中湯
     
    体力が低下し、腹壁の緊張が弱い人で、鼓腸を呈し、ときに腸管の蠕動亢進が認められ、腹痛を訴える場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)胃腸虚弱な患者。(胃腸障害を起こす事がある。)
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
     (4)発疹、瘙痒等の過敏症状が現れることがある。


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

    当帰四逆加呉茱萸生姜湯
     

  • 「いつものこと」と思ってしまうと危険

     やや高齢のお客様から、胃痛と胃もたれの相談を受けた。
     以前はならなかったのに、最近になって起きるようになったらしい。
     でも、血圧の薬や腰痛の薬の他に、その薬から胃を守るための胃薬も病院から処方されているというのに、お薬手帳も現物も家に置いてきたそうな。
     うちの母親なら、小一時間ばかり説教してやるのに(`・ω・´)
     担当医に相談するよう勧めたうえで、『大正漢方胃腸薬』を紹介した。
     これなら、『安中散』『芍薬甘草湯』で、大抵の薬とぶつかることは無いから。
     ただ、それで安心して自己判断で使われても困るけど。
     他に、オムツかぶれの相談を受け、『フェミニーナ軟膏』を風呂上がりに、毎日塗っているとのことだった。
     痒み止めを毎日使っていても改善しないと思われるため、毎日のケアにと『桃の葉ローション』を案内して、痒みが強い時だけ『フェミニーナ軟膏』を使うよう勧めた。
     『桃の葉ローション』と『大正漢方胃腸薬』をお買い上げ頂いたけど、心配なので『大正漢方胃腸薬』を使ったことを、ちゃんと担当医に報告するよう、お話した。

     お客様が『バファリンルナi』を、他の鎮痛薬と比べてから購入されたので、同じバファリンの名前が付いていても、『バファリンA』とは成分が違うことを説明した。
     すると、成人の娘さんが中学生の頃からずっと生理が重いという、お話だった。
     ううん、痛いのが当たり前ということに慣れてしまうと、将来的に重大な病気を「いつものこと」と思って見逃してしまう可能性がある。
     うちの奥さんなんか、それで結局は子宮筋腫が大きくなるまで気づかず、子宮を摘出することになってしまった。
     次郎を妊娠した時には、当初は「双子かも」と診断されて、調べたら実は筋腫に胎児が圧迫していて流産する危険に晒されたうえ、筋腫がさらに大きくなるのが先が次郎が生まれるのが先かという事態にまでなり、結局は次郎ごと子宮を取り出すことに。
     そこまでは話さなかったけど、生理痛で痛みが強いのは出血により局所的な栄養不足が起きていたりして、それが別な病気の発症に繋がることがあるため、体質改善の治療を勧めた。
     生理で起きている実際の症状が不明なため、『当帰芍薬散』『桂枝茯苓丸』を案内しつつ、近くの漢方薬に詳しい病院を紹介した。

     

  • 人に勧めて勧められは安易に考えないで

     『コッコアポEX』(防風通聖散)をレジに持ってきたお客様に、以前からの使用経験があるか尋ねたところ、人から勧められたとのこと。
     しかし、お客さま自身の体調を詳しく訊くと、寝つきが悪いらしく、原因としてストレスがあるようだったため、『コッコアポG』(大柴胡湯)を案内し、変更して購入となった。
     その、勧めた人には悪気は無いのだろうけれど、あまり安易に薬を人に勧めるのは控えて欲しいし、勧める時には、あくまで「自分には良かった」という点は強調しておいて下さいな。
     そして、人から勧められた時には、相手と自分との共通点をチェック。
     性別や年齢はもちろん、体格や肌の色、仕事や生活スタイルなど、チェック項目は多い。
     共通点が少ないと、まず合わないと思った方が安全です。
     まぁ、初めて買う薬は、まず店頭で相談をして頂くのが一番なんですが。

     肝油ドロップの効能について、お客様から質問を受けた。
     栄養剤の代わりに使うことを考えている様子だったけれど、用途としては栄養の吸収能力が未発達な幼児や、栄養が胎児に費やされる妊婦さんや授乳中の人、栄養の吸収能力が衰えた老人に使うのが一般的。
     よほど衰弱している人でなければ、普通に食事で充分だろうし、自分の食生活を顧みて、不足していると思われるサプリメントに重点を置いた方が良いのではと、お話した。
     肝油ドロップを使っての弊害は特に無いだろうけど、私自身は貧乏性なので、その予算は他に配分した方がと思ってしまう。

     お客様から、『当帰芍薬散』『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』の違いを質問された。
     これはまた、マニアックな(;´∀`)
     どうやら、病院からは『当帰芍薬散』が処方されているところ、人から『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を勧められたらしい。
     すぐに飛びつかないで、まず相談してからというスタンスとは良いかと。
     ザックリと説明すると、『当帰芍薬散』は血流と水分代謝を良くすることで体内の熱の偏りを解消し、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』は血流を改善するとともに温める力が強い。
     私なんかは、スキーに行く時にリフトで寒さに凍えるのを防ぐために、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を飲んでおくくらいでして。
     今回のお客様の場合、痩せ型で冷えが強そうなので試してみる価値はあるだろう。
     そうお話して、担当医に相談してみるよう勧めた。
     ただ、お客様の話によると、『当帰芍薬散』を処方してもらっている病院で、こむら返りに『芍薬甘草湯』を頼んだら断られたとか。
     おそらく芍薬が重なるのを避けたんだろうけど、芍薬の重複って、そんなにマズイのかな?
     甘草は、よく重複について注意されるけど。
     その甘草にしても、茯苓が入っていれば余剰分は排泄されるから心配無いという説もあるようだし。
     後で調べてみよう。(と思って、たいてい忘れる……)


     

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
    子宮ならびにその付属器の炎症、子宮内膜炎、月経不順、月経困難、帯下、更年期障害(頭痛、めまい、のぼせ、肩こり等)、冷え症、腹膜炎、打撲症、痔疾患、睾丸炎

    ツムラ 漢方 25 桂枝茯苓丸料 エキス顆粒A 48包 24日分 【第2類医薬品】
    適応症状 

     体格はしっかりしていて赤ら顔が多く、腹部は大体充実、下腹部に抵抗のあるものの次の症状:
     子宮ならびにその付属器の炎症、子宮内膜炎、月経不順、月経困難、帯下、更年期障害(頭痛、めまい、のぼせ、肩こり等)、冷え症、腹膜炎、打撲症、痔疾患、睾丸炎

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
      ケイヒ(桂皮)3.0g
      シャクヤク(芍薬)3.0g
      トウニン(桃仁)3.0g
      ブクリョウ(茯苓)3.0g
      ボタンピ(牡丹皮)3.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.0g含有します。

    類似処方鑑別 

    桃核承気湯  本方より一層体力が充実した人で、症状が激しく、のぼせや種々の精神神経症状、便秘があり、左下腹部に抵抗・圧痛が顕著な場合に用いる。

    大黄牡丹皮湯  体力が充実した人で便秘し、右下腹部に自発痛、抵抗・圧痛を伴う場合に用いる。

    当帰芍薬散  比較的体力の虚弱な人で、顔色がすぐれず、冷え症の傾向があり、下腹部に軽度の抵抗と圧痛を認める場合に用いる。

    加味逍遙散  季助部および下腹部に軽度の抵抗・圧痛を認め、不安、不眠などの精神神経症状をより強く訴える場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)著しく体力の衰えている患者。
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。
     (4)妊婦及び妊娠している可能性のある人には慎重に投与すること。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。


     

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩こり等)、月経不順、月経困難、不妊症、子宮筋腫、動悸、慢性腎炎、妊娠中の諸症(浮腫、習慣性流産、痔、腹痛)、脚気、半身不随、心臓弁膜症

    当帰芍薬散
    適応症状 

     筋肉が一体に軟弱で疲労しやすく、腰脚の冷えやすいものの次の症状:
     貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩こり等)、月経不順、月経困難、不妊症、子宮筋腫、動悸、慢性腎炎、妊娠中の諸症(浮腫、習慣性流産、痔、腹痛)、脚気、半身不随、心臓弁膜症

    用方・容量(顆粒製品の場合) 

     1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
     ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。

    組成(顆粒製品の場合) 

     3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
      シャクヤク(芍薬)4.0g
      ソウジュツ(蒼朮)4.0g
      タクシャ(沢瀉)4.0g
      ブクリョウ(茯苓)4.0g
      センキュウ(川きゅう)3.0g
      トウキ(当帰)3.0g
     以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.0g含有します。

    類似処方鑑別 

    桂枝茯苓丸  下腹部の痛みや月経異常は本方と似ているが、比較的体力があり、貧血傾向が少なく、下腹部の自発痛・圧痛がより顕著な場合に用いる。

    加味逍遙散  精神不安、不眠などの神経症状をより強く訴える場合に用いる。

    当帰四逆加呉茱萸生姜湯  四肢冷感が一層顕著で、腹部・腰部・下肢が痛む場合に用いる。

    使用上の注意 

    1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
     (1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
     (2)胃腸虚弱な患者。(胃腸障害を起こす事がある。)
     (3)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)


    2.服用に際して、次のことに注意してください
     (1)定められた用法、用量を厳守してください。
     (2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
     (3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。


    3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
     (1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。 
     (2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
     (4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。


    4.保管及び取扱い上の注意
     (1)小児の手のとどかない所に保管してください。
     (2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
     (3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。


    5.その他
     本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。

    当帰芍薬散