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  • 子供の薬を買うのに“こどものおつかい”では困ります

     お客様から子供用の風邪薬を尋ねられ『ムヒのこどもかぜシロップ』を案内したうえで症状をヒアリングすると、37.5度の微熱と少し咳がある程度というため、体への負担を考えると解熱鎮痛剤だけでも良いのではとお話して『小児用バファリンチュアブル』を勧めた。
     そして子供自身は元気そうな様子ということから、何もしないで体を休ませるだけでも充分と思われることをお話したけれど、奥さんに風邪薬を頼まれたとのことで、携帯電話を持ってきておらず連絡も取れないため『ムヒのこどもかぜシロップ』を購入された。
     うーん、まんま“こどものおつかい”で困る(;´Д`)
     すると発症したのは昨日からで、家にあった『ムヒのこどもかぜシロップ』をすでに服用させているとのことだった。
     入ってる咳止め成分は覚醒剤系で、気管を拡張して呼吸を確保するものだから咳が少しある程度では必要無いし、鼻炎が起きていないのなら副作用が現れやすい第一世代の抵ヒスタミン成分も、体の方で処理しないとならなくて体に余計な仕事をさせるだけ。
     せめて内臓を休ませるために、食欲があっても寝込んだ時の食事にするようお話したけれど、奥さんに伝えてもらえるかどうか。
     お風呂は控えてるというので、自分で熱を出すエネルギーを使うより外部から温めたほうが良いとお話をした。
     湯冷めを心配してお風呂をやめたほうが良いというのは、まだ内風呂が珍しくて銭湯に通っていた頃の話である。
     発熱などでグッタリしていなければ、熱すぎないお湯に浸かって血流を良くしたほうが免疫機能も向上する。

     子供を連れたお客様が『ムヒのこどもかぜシロップ』を購入されるさいにヒアリングしてみると、常備薬にするというため、咳や発熱などの症状が顕著になってから使用するようにとお話したところ「強い薬なんですか?」と訊かれたので、薬の強さの問題ではなく、起きていない症状に対応する成分が体に入れば、体の方はそれを無駄に処理しなければならず体力の消耗につながることを説明した。
     鼻水や鼻づまりは多くの場合、入浴したり温かい物を飲んで下半身に厚着をすれば改善し、発熱や喉の痛み程度であれば解熱鎮痛剤が使えるので、総合風邪薬は咳き込んできてからとお話をした。
     また、初期には上半身を温めて身体機能を活性化する『葛根湯』を使う方法もあることを伝えた。

     子供を連れたお客様が『小中学生用ノーシンピュア』を2個レジに持ってきたので、鎮静成分が入ってることを伝えると「困る」というため単味剤の『バファリンルナJ』を案内し変更となった。
     2個買おうとしたのだから今までも使っていたのだろうけど、中身については頓着していなかったということか。
     確かに鎮静成分が入っていると効き目は良くなるかもしれないが、眠気が現れることがあるから、家で宿題をするのに不便だし、学校に持っていって使うようだと授業で困るかもしれない。
     そしてお客様は子供2人で使うということから、薬は効き方が人によって違うし、表に現れている症状は同じでも原因が異なる場合もあるから、服用させた後の経過観察をお願いした。
     症状によっては、鎮静剤が入っているほうが適しているというケースだって当然あり得る。
     また子供でも肩こりと連動した頭痛を起こすことがあるから、その場合には鎮痛剤を使うより『葛根湯』の方が向いているし、ズキズキする偏頭痛は胃の不具合とも関係して水分代謝の改善が対策になるので『五苓散』を用いると鎮痛剤の使用回数を減らせる。
     残念ながら、お客様は急いでる様子だったため詳しくお話できなかった。

     

  • 痛みの伝達物質「プロスタグランジン」のお話

     若いお客様から足首用のサポーターのサイズ違いを尋ねられて、手頃な価格の物が無く、『FCダンシップサポーター』と『かかとにパッド』を購入された。
     主訴は踵の痛みで運動のしすぎが思い当たり、骨折とかはしてないと思うというお話だったけれど、専門家の意見を聞くために先に受診しておくのも良いとお話したものの、あまり耳には入らないようで、そのままお帰りになった。

     お客様から『イブクイック頭痛薬DX』が『イブA』より早く効くか質問を受けた。
     どちらも鎮痛成分のイブプロフェンが入っているのは当然として、前者のほうが少し濃く、他に鎮静成分とカフェインの濃度が共通。
     大きく違うのは、『イブクイック頭痛薬DX』に酸化マグネシウムが入っており、これがイブプロフェンの吸収を早め、胃の保護もしてくれる。
     よく鎮痛剤は悪いと思われがちだけれど、それは鎮痛成分が悪さをしているのではなく、痛みの伝達物質であるプロスタグランジンが胃を保護する指示をするのも兼ねていて、痛みを遮断するということは胃を保護するのも止めてしまうから。
     その意味で酸化マグネシウムが入っているのは良いことといえるものの、じゃあ吸収も早まって良いことずくめかというと、あくまで実験室での話で、本当に人間の体の中でも同じとは限らず、その速さを体感できるかとなると個人の感覚での話でしかないことを説明した。 
     それより問題は、どちらもアリルイソプロピルアセチル尿素と呼ばれる鎮静成分が入ってることで、一般には眠気を催すから車の運転には気をつけて程度に認識されているようだが、脳の認知機能が低下すると考えたほうが良い。
     実際に飲んでみて「自分は眠くならなかったから大丈夫」と思ったら大きな誤解で、一瞬の判断力が鈍るから危険であることに変わりが無い。
     また、この鎮静成分は日本以外ではすでに使われておらず、依存性が指摘されているため、たまの頭痛や喉の痛みとか発熱時に使うのならともかく、頭痛や生理痛などで連日使うようだと避けたほうが良い。
     連用ということではカフェインも摂り続けていて使うのを切らすと、離脱症状が起きカフェイン頭痛や動悸などを引き起こす。
     カフェイン入りの頭痛薬を使うのをやめると頭痛になるという人は、そのカフェイン頭痛の可能性もある。
     なのでお客様にも、鎮痛成分のみの無印の『イブ』や、『リングルアイビー200』の他に、カフェインが入っているけれど鎮静成分は入っておらずイブプロフェンとアセトアミノフェンの2種類の鎮痛剤を組み合わせた『バファリンルナi』を紹介したうえで、今までも使っていたというお客様の気持ちを汲んで、『イブA』をお買い上げいただくこととなった。
     本当は、鎮静剤の入っていない物を選んでもらいたかったとは思う。
     代わりにという訳ではないけれど、頭痛と生理痛でも薬を使い分けることも考えられますとお話をして、店員を捕まえて症状を伝えてから薬を選ぶのも良いと付け加えた。
     生理痛専用薬の『エルペインコーワ』は、イブプロフェンの他に内蔵の働きをわざと低下させる成分が入っているのだけれど、子宮が活発に動いてしまうのが生理痛の原因であるから、それを弱めようという発想。
     ただし、子宮だけを狙うということはできず胃腸の機能も低下するので、服用する期間の食事は胃腸に優しいものを意識したほうが良い。
     そもそものお客様の使用目的は、ズキズキするタイプの頭痛で、朝に予感がすると吐き気も感じるという。
     ズキズキするタイプの頭痛は胃の不具合と関係し、先ほどの鎮痛剤と胃の関係からも分かるとおり、胃を悪くして頭痛となり鎮痛剤を飲むと痛みが和らぐのと同時に胃の保護機能が失われるため、それで普通の食事をすると胃が悪くなって頭痛が起き、また鎮痛剤を使うという無限ループに入り込んでしまうので、このタイプの頭痛が起きたり予感があったら食事を消化の良い物に切り替えるよう勧めた。
     漢方薬では、『呉茱萸湯』や『五苓散』が候補になるところである。
     他の頭痛、例えば頭が締め付けられるタイプは肩こりと連動することの多い緊張型頭痛で、上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』を使うと鎮痛剤を使う機会が減らせる。
     朝方に頭が重く、午後になるにかけて楽になるような場合は血圧の変化に体がついていけないという状況が考えられ、『釣藤散』あるいは明らかに血圧が高いようなら『七物降下湯』が候補となる。

     やや高齢のお客様から湿布を求められ何かと思ったら、今さっき車のドアに指を挟んだというため、強めの薬を使うよう勧め、患部が狭く動く部位にでもあるので塗り薬を提案した。
     しかし湿布をを使いたいらしく、「ハサミを貸してくれれば自分で切るから」と言われるので、ジクロフェナクトリウム製剤なら塗り薬でも皮膚から血液中に浸透することを説明したのだけれど、服用している薬の有無を確認したところ、何か血圧を下げる薬を使っていて名前が分からないというから、念のためインドメタシン製剤に変更し『バンテリンEX液』を勧めてお使いいただくことになった。
     急性症状には強い薬を早い段階で使ったほうが効果的なため、その場でお客様自身に薬を塗っていただき、冷凍食品の持ち帰り用の氷をビニール袋に入れてお渡しして、初日はとにかく患部を冷やすよう伝えた。
     どうして早く対処しなければならないかというと、患部は脳に異常を報せるために痛みの伝達物質であるプロスタグランジンを急速かつ大量に生産し始めるからだ。
     痛みを感じないと人間は危険を察知できず命の危機にさらされることもあるから仕方がないとはいえ、痛みを自覚した段階で生産量を調整してくれれば良いのに、人間の体は機械ではないからそうもいかない。
     そこで患部を急速に冷やして血流をわざと悪くし、筋肉を収縮させ、痛みの伝達物質の生産機能を低下させてやるのだ。
     インドメタシンなどの鎮痛成分も同様の働きをするから、初期に生産量を抑えればその後の痛みの残り方が軽減できるという次第。
     もし捻挫や打撲をして薬が手元に無いのであれば、とにかく氷水で患部の感覚が無くなるまで冷すのが良い。
     他のお店がどう対応するかは分からないけれど、うちのお店に来てくれたら氷水くらいは差し上げますよん。
     でも、家の中などなら薬を買いに出る前に冷すのをお忘れなく。

     

  • 店頭での声かけは、お客様自身が薬のことで勘違いしていないかの確認の為でもあります

     お客様が、酔い止め薬の『トラベロップQQ』のサイダー味を購入されたのだけれど、本当はレモン味を探してるというため、限定商品だったかもと伝えた。
     それから、乗り物酔いの対処法を説明して、コカ・コーラも使えることをお話しすると驚かれた。
     乗り物酔いの対策としては、実際に気持ち悪くなっても吐きにくくするために、乗る前に飲食で冷たい物を避けて温かい物を心がける。
     何故なら、腸は体温より低い物を受け付けないので冷たい物を摂ると温まるまで胃に長く貯め込んでしまうから。
     しかも胃は構造上、上部に貯めておくようになっている。
     つまり、それだけ吐きやくすなるということ。
     温かい物ならば胃で柔らかくなり次第、すぐに腸へと送られて胃が軽くなる。
     スープなどのように温かければ、消化しやすい具と組み合わせるとなお良い。
     一方、乗ってからのためには氷を入れてキンキンに冷やした飲み物を用意して、少しずつ口にしていく。
     冷たい物を飲むと胃の働きが悪くなる。
     悪くなれば吐こうとする力も弱くなる。
     もし用意できなくて、でもコカ・コーラが買えるようなら人工甘味料のゼロカロリーの物ではなく、ちゃんと糖類の入っている物を選ぶ。
     糖類を麻薬に喩える人もいるように脳を楽しい気分にして、気持ち悪さを誤魔化すのだ。
     また、炭酸の刺激も吐き気を誤魔化すのに役立つ。
     虫に刺されて痒い所を叩くと、痺れて痒みが気にならなくなるのと同じ。
     それと、コカ・コーラは胃酸に近いph値とされており、胃に馴染みやすいそうだ。
     お客様は、コカ・コーラの話で驚いていた。

     お客様が『ベンザブロックS』をレジに持ってきたけれど、主訴は鼻水と少し咳がある程度だというため、鼻炎薬を提案し『新コンタック600プラス』に変更となった。
     鼻水は内臓が冷えているのが原因と考えられるため、胃を温める工夫が大事なことを伝えた。
     簡単なのはお風呂に入ることと、服装はお腹周りに保温すること。
     水分の摂り過ぎは鼻水の原料となってしまうため気をつけたほうが良いが、飲むなら電子レンジで温めたりして温かい物が良い。

     お客様が『ノーシンピュア』をレジに持ってきたさいに、いつも使ってる薬か確認したところ「はい」というお返事だったのだが、気持ちを落ち着ける代わりに眠気を催す鎮静成分が入ってるので車の運転に気をつけるよう伝えると、『バファリンルナi』と間違えてることに気づかれ変更となった。
     似てる……かなぁ(^_^;)?
     全体的に白味が多いところとか?
     なんにしても、確認して良かった。
     薬を当たり前のようにスッとレジに出されると、ついそのままお会計を進めたくなちゃうけど、やはり声かけは大事。
     そして、お客様の主訴は頭痛でズキズキするタイプということから、胃と不具合と関係することをお話したところ、使っても効かないこともあったというため、その頭痛がする時には食事を胃に優しい物に切り替えるよう勧めた。
     また、鎮痛剤にも得意分野があるので、そのつど店員を捕まえて相談するよう伝えた。
     頭痛でいえば、頭を締め付けられるような緊張型の頭痛は肩こりとも関係してることが多く、中枢神経まで抑える必要は無いので末梢神経に効くアスピリン製剤の『バファリンA』が向いているし、上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』を使うと、鎮痛剤に頼る機会が減らせる。
     朝方に頭が重くて午後にかけて楽になるとか、気圧と連動しているようなら鎮痛剤を使わずに『釣藤散』『五苓散』を使う方法も考えられる。
     先ほどのズキズキするタイプで漢方薬を使うのなら、やはり水分代謝を改善する『五苓散』『呉茱萸湯』が候補となる。

     お客様がスキンケアの棚を見ていて購入したのが『バファリンルナi』だったので、スキンケアについて何かあるのか尋ねてみたけれど、はぐらかされた。
     なんだろう、患部が言いにくいとかなのかな。
     手荒れであれば、お湯を入れた湯呑みを握って指先の血流を良くする方法と、入浴時には手を湯船に入れるよう伝えた。
     こういう一言を添えることで、そこから相談してもらえることがあるから、とにかく何か一言をといつも考えてるんだけど、疲れてるとつい自動販売機になりたくなる。

     

  • 鎮痛剤にも性格があるように、頭痛にも種類があります

     やや高齢のお客様からマスクや消毒用エタノールを求められたけれど、いずれも品切れのため新型コロナウイルスやインフルエンザなどのエンベロープウイルスの予防方法などをお話したところ、「勉強になったから」とドリンク剤を購入された。
     お客様には、必要なときに必要な物だけお買い求めくださいと伝えた。
     自身が感染しいて拡げないためにはマスクが必要だけど、自身を守るのには手洗いが一番簡単で確実な方法。
     消毒用エタノールに頼らなくても、ウイルスを覆っているエンベロープを破壊すれば良くて、エンベロープは油脂でできているから、油汚れを落とす物ならなんでも良い。
     石鹸だって、食器用洗剤でだって構わない。
     むしろ消毒用エタノールは、自家注射しなければならない持病のある人や介護を必要としている人のために買い控えてほしい。

     マスクの問い合わせに、花粉症の場合には『ワセリン』を鼻の穴の入口に塗る対処法と、新型コロナウイルスの予防には手洗いがの方が大事と説明したところ、『ロキソニン』の有無を尋ねられた。
     頭痛に使うそうで、鎮痛剤にも得意分野があることをお話しすると、朝方に重く午後にかけて楽になるというから、血圧が関係しているかもしれないため適応する物として『奥田脳神経薬』を紹介した。
     現代薬と漢方薬の合剤で、その漢方薬である『釣藤散』も紹介した。
     すると、以前に病院で漢方薬が処方されていたそうだが名前を覚えておらず、医師が遠くへ行ってしまったというため、改めて別な病院の受診を勧め本日はお帰りになった。
     ちなみに、ズキズキするタイプの偏頭痛は胃の不具合と連動していることが多く、痛む日には食事を消化の良い物に切り替えると少し楽になる。
     漢方薬では、水分代謝を改善する『五苓散』『呉茱萸湯』が適応する。
     締め付けられるような緊張型頭痛は肩こりと連動していることが多いため、上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』を使う手があり、先ほど挙げた『釣藤散』が適応することもある。
     いずれにせよ鎮痛剤にも性格があり、候補を増やせるかもしれないし養生法も伝えられるから、お気に入りがあったとしても相談してもらえると良いと思います。

     会社で消毒用エタノールを頼まれたとのことで、お客様に品切れをお詫びしたうえで、喉の保湿のために小まめな水分補給と、手洗いを徹底すること、そして手の触れるところを濡れている物で拭き掃除をする方が大事なことをお話した。
     確かに消毒用エタノールは、エンベロープウイルスの膜を破るのを容易にするけれど、容易な方法は手抜きを招いてしまいがちだから、その点では良い方法とは云えない。

     お客様からマスクを求められ、品切れのため花粉症なら『ワセリン』を使う方法が、新型コロナウイルス対策なら手洗いと手の触れるところの拭き掃除に小まめな水分補給をする方法を説明したところ、「来た甲斐があった」と言っていただけた。

     常連のお客様から『手ピカジェル』を求められ、品切れのため上記の三つの対策をお話したところ、成人の息子の通勤が心配だというので、それこそ手を洗う回数を増やすよう勧めた。
     駅の洗面所で手を洗うだけでも、かなり衛生面で有意なはずである。
     なにしろ今まで、そんな手洗いをしている人はいないのだから。
     お客様からは、「他の人は教えてくれなかった」と言われた。

     

  • 薬の購入に口うるさくてゴメンナサイ。この1回しかチャンスが無いかもしれないので

     外国人のお客様から『アクトス錠』なる物を求められ調べてみたら、糖尿病治療薬のピオグリタゾン塩酸塩と分かり、市販されていないことを説明した。
     本人は日本におらず、シンガポールで購入されたという。
     パッケージに日本語が書いてあったので、日本でも入手できると思ったようだ。
     日本の医療用医薬品を、シンガポールの薬局で売ってるってことなのか?

     子供を連れたお客様が『バファリンルナJ』を手にしてから、下痢止めを求められ売り場を案内すると、今度は『セイロガン糖衣A錠』を手にされたので、『正露丸』とは処方が異なることを説明した。
     『セイロガン糖衣A錠』を、単にあの独特の匂いのしない甘い錠剤にしただけと思っている人が多いけれど、消毒作用があって腸の働きも整える木クレオソートを含めて基本は5つの成分で構成されている『正露丸』から、痙攣を抑える成分と炎症を抑える成分を抜いてあるので、シクシクとした腹痛を伴う場合には力不足となる。
     もとより、腸には味覚と嗅覚もあり、匂いが薬効に必要なのだ。
     子供の下痢止めとして備えておきたいとのことで、実は大幸薬品の『正露丸』も『セイロガン糖衣A錠』も、腸の働きを止める成分は入っていないため、下痢を止める目的であればロートエキスの入ったキョクトウなど他社の『正露丸』のほうが適している。
     ただし、そもそも『正露丸』の目的は戦地に赴く兵士の食中りを防ぐための薬で、下痢をピタリと止めるよりも原因となっている悪いモノは早く排泄したほうが良い。
     それを下痢止めを目的に使う人がいるから、他社の『正露丸』にはロートエキスが入っている訳で、同じ名前の薬でも目的によって使い分けの検討が必要なんである。
     あの匂いを子供が嫌がるのは仕方がないから、『エクトールDX』が昔ながらの『赤玉』と同じ処方であることを伝え、他に『小中学生用ストッパ下痢止めEX』も紹介したところ、前者をお買い上げいただいた。
     お客様に、子供を連れて薬を買うのは良い事と伝えたら、苦笑いされてしまった。
     まぁ、余計なお世話ではある。
     でも、大人でさえも相談して薬を買う人は少なく、よく分からないままパッケージやテレビCMなどを根拠に選んだり、相談してもらえても自身の不調を言葉にするというのは案外と難しいから、そのやり取りを子供に見せておくというのは大事なこと。
     今回のように、『正露丸』と『セイロガン糖衣A錠』は別物、同じ名前の『正露丸』でもメーカーが異なると別物、というようなことは、こちらから情報提供しないと質問しようとも思わないだろうから、こういう機会に子供に体験してもらいたいんである。

     お客様が『バファリンA』を持ってきたさいに、末梢神経の痛みに向いてることを伝えると、少し迷われたけれどそのまま購入された。
     用途は頭痛で、ズキズキする偏頭痛タイプだというから、胃の不具合と連動していると考えられるため、その頭痛がした時には食事を消化の良いものに切り替えるよう勧めた。
     漢方薬では水分代謝を改善するものが適応して、『呉茱萸湯』や二日酔いにも使われる『五苓散』を用いる。
     肩こりと連動することが多い締め付けられるような緊張型頭痛には上半身を温めて血流を改善する『葛根湯』が候補となり、朝方に頭が重くて午後になるにつれて楽になるようだと高血圧が疑われるので『釣藤散』の出番となる。

     若いお客様が『第一三共胃腸薬プラス』を購入されるさいに、胃腸が弱っている人向けであることを伝えると、頼まれ物とのことで本人の症状は分からず、いつも使っているというお話だった。
     単純に、『第一三共胃腸薬』に「プラス」と付いてるから「何か得なのだろう」と考えて選ぶ人もいるので、本当は症状を確認したいところ。
     胃の状態を簡易的に鑑別する方法として、お湯と水のどちらを飲むと楽になるか試してみるのを教えた。
     お湯を飲むと楽になるようなら、血流が良くなると改善するということでもあるので胃が冷えているか疲れていると考えられ、胃酸の出過ぎを抑えるついでに胃腸の機能を低下させてしまうロートエキスの入っていない『第一三共胃腸薬プラス』が適応する。
     水を飲んで楽になるようだと、胃が異常に働き過ぎか胃炎を起こしている可能性があるため、ロートエキスの入っている『第一三共胃腸薬』の方が向いている。
     また、胃腸薬は成分の種類が多く、他の薬との飲み合わせや持病についても気をつけなければならないことをお話しすると、お客様からは、本人に「伝えておきます」とのお返事。
     よろしくお願いします。

     

  • 病院から処方された薬が効かなかったら、同じ病院を頼るほうが合理的かつ効率的

    皮膚カウンターの抗生剤を見ている成人の女性の親子が「強い」と言ってる声が聞こえて気になったため、案内を申し出た。

    娘さんのニキビのためにいらしたそうで、やはりネットで「ニキビに抗生剤が効く」というのを見ていたようだったため、ニキビとオデキの違いを説明した。

    確かに病院ではある種の抗生剤を処方することがあるのだけれど、使用期間が決まっていたりするため、あくまで医師の判断に基づいていないと好ましい使う方ではない。

    そして、ニキビの原因は皮膚の窪んだところなどに溜まった皮脂を好むアクネ菌が炎症を起こすのに対して、オデキは食中毒の原因にもある黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が起こすという違いがある。

    どちらも抗生物質で倒しても良いように思われるかもしれないが、実はアクネ菌は黄色ブドウ球菌の活動を抑制するので、食中毒を防ぐためにはいてくれないと困るのだ。

    また、黄色ブドウ球菌にしても外からくる菌に対しては敵対的に振る舞ってくれるから、用心棒として働いている。

    人間の体は、絶妙な人間関係のような菌同士のバランスで成り立ってるんである。

    そのため、オデキは抗生剤で部分的かつ一時的に通す方法を使うが、ニキビの方は患部でのアクネ菌の活動を抑制して炎症を抑えつつ、新陳代謝を促して皮膚が新しくなるのを手伝うようにするのが一般的な対処法で、ニキビ専用薬の多くはそのような処方内容となっている。

    お客様の患部は額のみで、それを隠すためか前髪を下ろしていたので、それだと髪が触れると皮膚は攻撃を受けてると勘違いして守ろうと、アクネ菌の餌となる皮脂を余計に出してしまうことをお話して、前髪を上げるか『ワセリン』などで保護するよう勧めた。

    そして病院は2軒行ったものの、悪化してから行かなくなったというのだけれど、それぞれの病院にフィードバックしていないという。

    処方された薬を覚えておらず、お薬手帳も持っていなかったため分からないけれど、薬によっては角質化を抑える過程で一時的に肌が荒れたようになる事をお話して、どちらか同じ病院に相談するのが良いと説明した。

    人間の体は機械ではないし、表に現れているのは同じ症状でも原因や起きている過程が同じとは限らないから対処する薬は何種類もあり、医師は処方する際にはそれらの候補から選んでいるので、効かなかったとか副作用が疑われる場合には、同じ医師に再検討してもらったほうが合理的かつ効率的。

    一軒目の病院にフィードパックせずに移ってしまうと、前の状態が分からないまま次の医師も新たに薬を検討するところから始めなければならず、それでまた別な医師のところへ行ってしまっては、今度の医師も今までの状態の変化を知らないまま判断するという事になってしまうからだ。

    また、体質は3年から4年ごとに大きく変わるので、そういうタイミングで生活スタイルに養生法を取り入れる方法もあることを教え、内服薬の『清上防風湯』を紹介すると、本日はお帰りになった。

    その後で、患部の洗い過ぎに気をつけることと、他の漢方薬として『桂枝茯苓丸加料よく苡仁』を紹介し忘れたことに気がついた。

    先にも書いたように、体には様々な菌がいて、それらがバランスを保ちながら身体を守っているうえ、皮脂もバリヤーの役割をしているから、落としすぎてはいけないんである。

    手軽な方法は、洗顔料などを泡立てたら患部にそっと置き、泡に汚れを吸い付かせてから水やお湯で洗い流すだけ。

    泡を乗せた後にこすったら、それはもう洗い過ぎである。

    もしくは、患部のところだけチョンチョンチョンと泡を乗せて、少ししてから全体を洗い流してしまう方法もある。

    つまり、患部だけを限定的に洗うのだ。

    夫婦のお客様が『ネオビタホワイトプラス』を購入されるさいに、奥さんが『ハイチオールCプラス2』と比較して、前者の効能にニキビが書いていないことから変えた方が良いのではと、少し強い口調でご主人に話されていたので、処方内容は大して変わらず、記載する効能は製薬会社の事情でも変わることを説明した。

    効能を取得するには、それだけデータを揃えなければならず、開発費はおのずと商品の価格に乗ってくるから、予想される売れ行きと販売価格との折り合いを図りながら、効能を絞っているという事もあるので。

    もちろん、効能に書いていない薬を特定の症状に積極的に売ることはできないけれど、成分から期待できる効果を検討するのも大事なこと。

    そういう意味では『ハイチオールCプラス2』が、効能に「二日酔い」と入れたのはスゴイなと思う。

    お客様には、ビタミン剤などの効果を高めるには、体温を高く保つ工夫が必要と伝えた。

    積極的に温かい物を飲み、お風呂に入ったり下半身に厚着をすることにより血流が良くなり、腸内環境が整って善玉菌が活発に活動すると日和見菌がさらに助けに加わり、代謝機能が向上する。

    お客様から、ご主人の咳と声枯れの相談を受け、『龍角散ダイレクト』案内したところ、病院から抗生剤とツムラ29番が処方してると分かった。

    ツムラ29番というと、胃を癒やし上半身に保水して咳を治める『麦門冬湯』で、それが効かないというものの、抗生剤の内容は不明だった。

    抗生剤の種類によっては体内を乾燥させて咳の原因となるので、それを防ぐ目的もあって『麦門冬湯』が処方されているとすれば、市販薬で邪魔してしまうのは好ましくない。

    しかし、現代薬の咳止めを求められ、処方内容がシンプルな『パブロンせき止めW』を使っていただくことになった。

    咳止めに拘らずに現代薬であれば、患部を潤す『ストナ去痰カプセル』という手もあるのだが……。

    仕方が無いので、養生法して消化に良い食事をするよう伝えた。

    声嗄れしているのなら、患部である喉を食べ物がこするのは良くないし、胃を癒やすことで咳を治める『麦門冬湯』が処方されていて、普通に食事をしていては駄目なんである。

    お客様が『プレミアムバファリン』を購入されるさいにヒアリングしたところ、ズキズキする頭痛と締め付けられる頭痛の他に、目の奥が重い感じもするというため効果範囲が広く期待できる事をお話した。

    ただ、頭痛の種類によって原因と対策が違うことは説明した。

    ズキズキするタイプの頭痛は胃の不具合と連動していることが多く、食事を消化に良いものに切り替えると軽減し、水分代謝の改善も効果が期待できるので『呉茱萸湯』『五苓散』を使うと鎮痛剤の使用を減らせる。

    締め付けられるタイプは肩こりと連動していると考えられ、こちらは血流を良くするのが得策なため、『葛根湯』を使うと良い。

    目の奥が重く感じる頭痛となると、血圧の高低差が負荷をかけている可能性が高く『釣藤散』が適応する。

    お客様から風邪薬を求められ、ご主人が喉の痛みと体の節々が痛むと訴えてるそうだが、何か市販の現代薬を飲んだとのことで、しかし銘柄を覚えていなかった。

    咳は無いというため、鎮痛剤が家にあれば適応することをお話したうえで『麻黄湯』を案内したところ、家にあると分かったのでお帰りになった。

     

  • 膀胱炎・頭痛に用いる漢方薬の候補が複数あるように、患者さん本人へのヒアリングは欠かせません

     お客様が『腎仙散』をレジに持ってきたけれど、使うのは初めてというためヒアリングしてみると、症状は軽い違和感のみとのお話だった。
     以前に『竜胆瀉肝湯』を使ったものの効いた感じがしなかったと言われ、『猪苓湯』を始めとして『ボーコレン』(五淋散)などとの比較を説明した。
     この中で基本となるのは『猪苓湯』で、漢方薬は生薬の種類が少ない物の方がシャープに効くと考えられる。
     そして、『竜胆瀉肝湯』は排尿時に灼熱感があるといった熱性の症状が現れた場合に適応するため、以前に使って合わなかったのは当然かもしれない。
     反対に疲労などで身体機能が衰えていて起きている可能性がある時には、『五淋散』が候補となる。
     今回の『腎仙散』は漢方薬ではなく、生薬を用いた民間薬であり、生薬の種類が一番多いく、効果範囲が広い代わりに効き方は穏やかになりがち。
     軽い違和感のみであれば適応するとも考えられるが、『猪苓湯』に変更してお買い上げとなった。
     ただ、お客様は以前に自覚症状が無くても膀胱炎と診断されたことがあるそうだから、それを踏まえると『猪苓湯』が良いだろう。
     養生法として、体内を温める工夫をするよう勧めた。
     菌が影響している場合には免疫機能を高めることができるし、体温が高めのほうが血流が良くなって老廃物の回収や栄養の分配に役立つ。
     一番簡単なのはお風呂に入ることであるが、もしシャワーしか無い環境などの事情では、シャワーを太い血管の通っている背中側に浴びるだけでも良い。
     そして、お腹周りは保温しやすい服装をして、何か飲む時には電子レンジで温めるように、温かい物を積極的に飲食する。

     女性のお客様から、当初は絆創膏を求められ売り場を案内したけれど、手荒れに使うそうで、大工仕事をしているとのことから指先には切れた痕もあったため、『ヒビケア』などを勧め、『ヒリギレ軟膏』をお試しいただくことになった。
     そして、皮膚を修復する材料が運ばれやすくなるよう、お湯を入れた湯呑を握ることと、寝るときに綿の手袋をするか『ワセリン』を重ね塗りして布団とこすれないようにする養生法を勧めた。

     夫婦のお客様から『ロキソニン』を求められたけれど、『ロキソニン』でなければならない理由が無ければイブプロフェンで代用してはとお話したところ、奥さんが生理痛に使うとのことで、鎮静成分の入った『イブA』をお使いいただくことになった。
     ただ、痛みで眠れないこともあるというため生理痛専用薬の『エルペインコーワ』も紹介した。
     イブプロフェンに、内臓の機能をわざと落とすことで活発に動く子宮の収縮を抑える薬を加えたものである。
     本当は、奥さんに連絡を取ってもらい本人の意向を確認したかったところ。

     お客様から『バファリンA』を求められ、売り場を案内したうえで末梢神経の痛みの向いてることをお話したところ、頭痛と肩こりに使うというため適応すると考えられることを伝えた。
     また、肩こりと連動した緊張性頭痛には『葛根湯』も使えることと、ズキズキするタイプの偏頭痛は胃が悪くなると起こる事をお話しした。
     胃の関係する頭痛は、『五苓散』『呉茱萸湯』といった水分代謝を改善する漢方薬が候補となる。
     それと、朝方に頭が重くて午後にかけて楽になるケースでは、血圧が関係する可能性が高く、現代薬を使うよりも『釣藤散』『七物降下湯』が適応し、念のため一度は病院を受診しておくのが望ましい。

     

  • メリロートは浮腫(むくみ)に効く? サプリメントは影響そのものが分かりません

     目薬の棚の前でスマホで何か確認しながら長考していたお客様が、『ロートCキューブマイルド』を購入されるので、失礼かなと思いつつ何か気になることがあるのか、どんな事を調べていたのか尋ねてみると、ドライアイに刺激の少ない物を探していたというため、それはほぼメントールの量で決まることを伝えた。
     自分で選んだ満足感も得られるだろうけれど、先に尋ねてもらえればマイルドタイプならすぐに案内できたのに。
     今回は使用感なので個人の感想も頼りになるものの、目的によっては商品の評判より成分を検索して調べた方が良いことと、面倒な時には店員を使うよう勧めた。
     あと、ドライアイならば養生法というか、ちょっとしたアドバイスもあるので。
     例えば、目の乾燥を防ぐには目の開く面積を狭める練習をすると良い。
     分かりやすくいうと、半目にして「人を鼻で笑って見下すような目つき」をする。
     パソコンやスマホの画面は、必ず顎から下の高さまでにして、見上げないように気をつける。
     これだけでも、目の水分の蒸発をだいぶ防げるから、お試しあれ。

     若いお客様が『ロート抗菌目薬i』をレジに持ってきたさいにヒアリングすると、主訴は目がゴロゴロするとのことで、痛みも強いようなため、適応はするものの回数が必要かもしれないから、一回使い切りの分包ではない瓶タイプの『アイサット抗菌』の方を勧めて変更となった。
     抗菌目薬の効果は、もって15分程度と短い。
     これは目薬の性能が悪いのではなく、人間の異物を排除しようとする力が強いから。
     1日4~6回の使用が用法なので、最大回数を使うようお話した。
     そして私としてはお決まりの、目薬の点し方を教えると喜ばれた。
     それこそ今回は、感覚的な疲れ目などではないので、目薬を閉じ込めて言い渡らせることが大事。
     目薬を点したら少し下を向き、長いけれど5分は目を閉じたままにする。
     顔を起こしていると目薬は目の裏側から鼻腔へと流れていき目に残らず、瞬きをすると睫毛に持っていかれ、目から溢れてもティッシュで拭ってしまっては元も子も無くなってしまうから注意が必要である。

     高齢のお客様から傷薬を求められ、『マキロンs』などの消毒薬は水道が確保できる家では不要と考えられることと、常備するのなら可能に備えて抗生物質をとお話したところ、ご主人が鼻のかみすぎで血が出てるとのことだった。
     それならば『ワセリン』で充分とお話ししたものの、ご主人は薬を望んでるようなので『オロナインH軟膏』を提案したところ、ご主人に相談してみると本日はお帰りになった。
     『オロナインH軟膏』に治す効力は無く、消毒薬をワセリンに練り込んだだけ。
     でも、患部を油分で保護することにより身体の方で勝手に治るのを手伝ってくれる。
     高齢者の中には、『オロナインH軟膏』を万能薬のように考えている人もいるから提案してみたんだけど、どう判断されたのかは分からなかった。

     常連のお客様から、浮腫(むくみ)にサプリメントの『メリロート』が効果があるか尋ねられ、血液の抗凝固作用が浮腫みに効果があるとされているものの、サプリメントは効果が安定しないことと、国民生活センターがサプリメントの体内での解け方や吸収に疑問符のつく商品が多いと公表したことをお話した。
     トイレに行く回数が少ないというため、水分代謝を改善する『五苓散』を案内し、脂肪が気になるという話もあったので『防已黄耆湯』も紹介した。
     するとメニエール病と診断されたと分かり、『苓桂朮甘湯』も案内したところ、かかりつけ医がいるとのことから相談するよう勧め、『メリロート』の購入は取りやめになった。
     代わりという訳ではなかろうが、『キューピーゴールドαプラス』を購入されたため、サプリメントと同様に使ったら医師に報告する重要性をお話した。
     持病や他の薬との相互作用が心配というだけでなく、何かの検査で数値だけを良くしてしまう可能性もあるからだ。
     すると今度は、『リポビタンD』などをしょっちゅう飲んでいるというため、ノンカフェインの物を選んだほうが良いことと、生薬系の『ユンケル黄帝液』なのどの方が遅効性の成分も入っいて長丁場に向いているから飲む回数を減らせることを教えた。
     なんだかもう、後から出るは出るはで困った(;´Д`)

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  • 押しつけになってはいけない、でも踏み込まないと分からない情報もある

     若いお客様から、『ウコンドリンク』の6本パックの商品を注文され売り場を案内したけれど、二日酔い対策というため、一番の原因は脱水症状であることを説明し、『アルピタン』(五苓散)や『ヘパリーゼプラスII』などの医薬品にお金をかけた方が良いのではとお話した。
     ウコンがアルコールの代謝を良くするというエビデンスは無いし、反対に摂取しすぎると脂肪肝になるデータが有る。
     そして、アルコールを分解するのには大量の水が必要なのに、利尿作用があるため身体は水分不足となり脱水症状を起こし、これが二日酔いとして頭痛などの症状に現れる。
     お客様からは、飲酒した後に水を飲むのが良いのか訊かれたので、事前にも水分を摂るか、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を飲んでおいてアルコールの吸収を遅らせるのも効果的とお話した。
     また、飲み会では刺身のツマの大根と、揚げ物の付け合わせのキャベツを食べるよう勧めた。
     どちらも胃腸薬として働き、それでいて食べ残す人が多いから、人知れず食べてしまえば自分は二日酔いや食べ過ぎの体調不良を防げるという算段。
     すると、本日は「考えてみます」とお帰りになった。
     ありゃん(^_^;)

     やや高齢のお客様から咳止めを求められたけれど、出たのは今日からのものの激しくないというため、患部を潤す『ストナ去たんカプセル』を勧めてお使いいただくことになった。
     また、咳は胃炎などによる体内の乾燥が関係することをお話すると、お酒を飲むというため、せめてビールではなく焼酎のお湯割りか、日本酒の熱燗をと勧めた。
     身体の方は炎症して何か治したい理由があるので、ビールのように冷たい飲み物で冷やしてしまうと、対抗しようとなおさら炎症を強めてしまうから。
     お酒を飲む前提ならば、胃薬としても働いて上半身に保水することで咳を治める『麦門冬湯』の方を案内するべきだったかもしれない。

     お客様が『パブロンSα』を購入されるのでヒアリングしたところ、11歳の子供の鼻水に使うということから、『鼻炎薬Aクニヒロ』などを提案したけれど、自分も使うとのことでそのままお買い上げとなった。
     一応、咳止め成分のリスクは分かってるようだったから、同業者だったのかもしれない。
     鼻水は内臓の冷えが原因だと考えられるので、いつもは養生法として内臓を温めるようお話するのだけど、それも知ってるだろうと思ってしなかった。
     でも、やっぱり鼻水だけなのに総合風邪薬を使うというのは私は賛成できないな(・_・)

     お客様が『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたけれど、以前に私が『ペラックT』を勧めてお使いいただいたお客様で、今回はご主人が喉の違和感と少し咳がある程度というため、『ストナ去たんカプセル』を案内して変更となった。

     

  • 歯磨きは食事の前がオススメ!! 乗り物酔いの対策は知ってる? 情報料は無料サービスしています

     お客様が『ケラチナミンクリーム』をレジに持ってきた後に、奥さんが近くの別な棚で『ケラチナミン乳状液』を見つけて「こっちがいいんじゃない?」とご主人に言っていたので声をかけて、『ケラチナミン』が尿素のみなのに対して『ケラチナミン乳状液』には痒み止めと抗炎症成分が足してあることをお話すると、患者であるご主人は痒みがあるとのことで変更になった。
     奥さんが『ケラチナミン乳状液』を選んだのは偶然のようだったため、市販薬は剤形が変わると処方内容が変わったり、同じ銘柄のシリーズでも中身が縁もゆかりも無いということがあるので、まず相談をしていただくよう勧めた。

     高齢のお客様から足の指を固定できる物をと求められ、外反母趾と言うわれたけれど詳しくは分からず、足の指が重なるというお話で五本指の靴下でも良いかと質問されたので、まずは整形外科を受診してみるよう勧めた。
     すると、近場の病院を尋ねられたのでスマホでネット検索し、2軒を案内した。
     法律的には、薬局などが病院を紹介するのは違反とされているので、多分ギリギリのライン。
     癒着を警戒してのことなんだろうけど、ホントはドラッグストアーが近隣の医療機関と連携できたほうが良いと思う。

     お客様が『トラベロップQQ』を購入されるさいに、成分によって比較的眠くなりやすい物となりにくい物があることを伝えると驚かれ、乗り物酔い対策を教えると、また驚かれた。
     知らない人からすると、興味を惹く以上にビックリさせてしまう模様。
     必ず酔ってしまうのならいっそ寝てしまったほうが良いだろうし、観光などで寝てしまってはモッタイナイ場合には眠くなりにくいほうが良いだろう。
     飲み方にしても、必ず酔う人は事前に飲んでおくのが効果的だし、でも依存性のある成分の物が多いから、お守り代わりに持っておいてなるべく飲まないようにするのが安全でもある。
     また、酔い止め薬を求められて売り場を案内すると、すぐにその場で選ばれるけれど、自身が車の運転をするとか船で釣りをするといった場合には、判断力を落とさないために漢方薬の『苓桂朮甘湯』『五苓散』を使うという方法もあるから、乗り物のことや目的などを教えてもらえると、提供できる情報の幅が広がる。
     養生法にしてもそうで、飛行機や大型の船に乗るとなれば、これはもう薬を使ってもらった方が確実だけれど、車や電車などなら食事を工夫すると酔いにくくできる。
     例えば、腸は体温より低い物を受け付けないので、軽食にしようとサンドイッチや果物などの軽食にすると、温まるまで胃に長く留めておくことになり、胃は上部に物を溜める構造となっているから、これが吐く原因となってしまう。
     でも温かいスープや、温かい飲み物であれば、すみやかに腸へと送られて胃が軽くなる。
     一方、乗ってからは冷たい飲み物を少しずつ口にすると良い。
     できれば、氷を入れてキンキンに冷やした物が望ましい。
     冷たい物を飲むと胃の働きは悪くなり、悪くなれば吐く力も弱まる。
     また、コカ・コーラが入手できるのなら、カロリーゼロではない砂糖や果糖の入った物を飲むと症状を軽減できる。
     糖分によって脳が楽しい気分になり、炭酸の刺激が吐き気を誤魔化してくれる。
     自分で買う物を自分で選びたいという気持ちは分かるけれど、何の相談もせずに薬を買うというのは、これらの情報をお店に置き去りにする事でもあるから、私としてはモッタイナイと思うんである。
     薬の販売価格には私たちの人件費が含まれており、その中にはいわば情報料もあるのだ。

     女性二人組のお客様が来店し、子供のキシリトールタイプのタブレットを求められ売り場を案内したさいに、虫歯の予防には食事前の歯磨きも有効なことを教えた。
     虫歯は原因となるミュータンス菌が、歯についた食べカス、特に糖質を材料に酸を作り出して歯を溶かしてしまう。
     そして、糖質が口の中に長く留まっているほど虫歯になりやすいとされている。
     じゃあ食後にすぐ歯を磨くのが良いかというと、食べた直後は口の中が酸性になっているため、すぐに歯を磨くと歯が柔らかくなっている状態なので歯を傷めてしまい、それはそれで良くない。
     となると、ミュータンス菌と糖質が揃わない状態にするのが望ましい。
     そこで有効となるのが、食事の前の歯磨きである。
     それこそ雑菌が多く溜まる起床直後の歯磨きは、雑菌を飲み込まないためにも重要。
     食事の前に葉を磨いてミュータンス菌を減らしておけば、食後に食べカスが残っても虫歯にはなりにくい。
     食後の歯磨きは、食べカスを取り除くことに集中すれば良い。
     お客様の反応は薄かったけれど、感心はされたようだ。
     なんか不思議である。