2009年09月30日 (水)
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★彡☆-=★彡 オタクでなければ生き延びられない ★彡☆-=★彡
<<通巻8号>>
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園茶房 http://www.kitazono.jp/
執筆 : 星雲御剣/注釈 : 清水銀嶺
編集 : 北村俊純
窓口 : mado(アットマーク)kitazono.jp
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8:エヴァにも見えるウルトラの星(後編)
ラミエルとプリズ魔の関係をつぶさに観察すると、ただの猿まねと、系譜を引き継いで新たに魅力あるモノとして創作することの差異が如実に見て取れる。
どちらも、ほぼ動かない屹立する結晶体である事と、その正体は不明だが明確に危険な人類の敵であることが行動から見て取れる点は同じであり、それ故に人類側が取る作戦のイメージも似たところが出てはくるが(※補1)、肝心要のその点のみを押さえたが故に、それ以外の点はみな見事に異なっている点が重要である。
アイデアの発想法には「逆転」「拡大・縮小」「追加・省略」という手法があるが、ここでは主に「追加・省略」が効果的に用いられている。
プリズ魔がラミエルにする際に行われた削除要素としては、プリズ魔の「光を好む性質」と、「それ故に人間を襲う」部分がオミットされ、ラミエルはただひたすらにネルフ本部のみを攻撃する存在に変わっている(※補2)。
付け足された要素は、対抗する人類側の作戦に大規模軍事作戦的な要素が濃くなっている点である。そして、ココにもまた、引き継がれた別の系譜を見て取ることができる。太平洋戦争をテーマにした、日本海軍戦記物映画の一群である(※補3)。
『ヱヴァンゲリヲン』を初めとして、庵野氏の監督作品には、戦記物映画から引用したと思われる台詞回しが時折散見されるが、ラミエルに対する「ヤシマ作戦」の件などは、その集大成とも言えるほどに完成度が高い。
『ウルトラマン』と『戦記物映画』、一見まるで無関係なこの二つだが、ある人物に注目すると、これが無関係どころではないことが分かる。
その人物とは? ……それは、特撮の神様・円谷英二氏、その人なのである。
次回は、円谷英二氏から日本の戦前戦後におけるメディアの有り様をのぞき見てみよう。
※注1……円谷英二
http://blog.livedoor.jp/otakunojiten/archives/50712713.html
本名は、円谷 英一(つむらや えいいち)。兄のように尊敬している5歳年上の叔父の名前が「一郎」だったため、遠慮して「英二」を名乗るようにした。
「特撮」という言葉を作り、「特技監督」という役職の第一号となった。尊敬を込めて「特撮の神様」と呼ばれる。
68歳で亡くなった彼の功績として語られる『ゴジラ』を制作したのは53歳のとき、『ウルトラマン』は65歳のときで、遅咲きの人という印象を受けるが、20代の頃には独自の撮影手法のためにする工夫が当時の他のスタッフには怠けて遊んでいるようにしか見えず「スボラヤ」と揶揄されたり、40代の頃に手がけた撮影の技術が高く評価されたことが逆に戦時協力したとして連合国軍最高司令官総司令部により公職追放されるなど、その才能ゆえに不遇であった面がある。
◆(★補1)~(★補3)については、「補講」のメールマガジンが届きます。
後から届きます補講も、ぜひお読み下さい。
http://www.kitazono.jp/main/e1097.html
◆次回は「9:円谷英二の見ていた空」
◆今回の記事の内容はいかがでしたか?
「面白かった、役に立った」と思った方は、下記のURLをクリックして下さい。
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記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 執筆者紹介 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
◆星雲御剣(せいうん みつるぎ)
80年代後期ファミコンブームの頃から各ゲーム誌で攻略記事を担当。
ゲームのみならず、マンガやアニメにも造詣が深く、某大手出版社の入社試験では、面接官に聞かれたウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムの顔と名前を全部言い当てたのが合格の最大の決め手になった、と言われている(笑)。
独特のオタク感を実生活に反映させる生き様を模索、実践する求道者。
◆清水銀嶺(しみず ぎんれい)
サークル『見習い魔術師』に所属。
http://www.magical-shop.net/
唐沢俊一氏主宰の『文筆業サバイバル塾』第一期塾生。
http://www.tobunken.com/
既刊『メイド喫茶で会いましょう』(共著)発売中。
http://www.amazon.co.jp/
┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓
┃茶┠┨房┠┨通┠┨販┃
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☆-=スーパーロボット大戦K(ニンテンドーDS)
☆-=ショッカーATMバンク
☆-=バルタン星人Tシャツ
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このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000287282.htm から。
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ラミエルとプリズ魔の関係をつぶさに観察すると、ただの猿まねと、系譜を引き継いで新たに魅力あるモノとして創作することの差異が如実に見て取れる。
どちらも、ほぼ動かない屹立する結晶体である事と、その正体は不明だが明確に危険な人類の敵であることが行動から見て取れる点は同じであり、それ故に人類側が取る作戦のイメージも似たところが出てはくるが(※補1)、肝心要のその点のみを押さえたが故に、それ以外の点はみな見事に異なっている点が重要である。
アイデアの発想法には「逆転」「拡大・縮小」「追加・省略」という手法があるが、ここでは主に「追加・省略」が効果的に用いられている。
プリズ魔がラミエルにする際に行われた削除要素としては、プリズ魔の「光を好む性質」と、「それ故に人間を襲う」部分がオミットされ、ラミエルはただひたすらにネルフ本部のみを攻撃する存在に変わっている(※補2)。
付け足された要素は、対抗する人類側の作戦に大規模軍事作戦的な要素が濃くなっている点である。そして、ココにもまた、引き継がれた別の系譜を見て取ることができる。太平洋戦争をテーマにした、日本海軍戦記物映画の一群である(※補3)。
『ヱヴァンゲリヲン』を初めとして、庵野氏の監督作品には、戦記物映画から引用したと思われる台詞回しが時折散見されるが、ラミエルに対する「ヤシマ作戦」の件などは、その集大成とも言えるほどに完成度が高い。
『ウルトラマン』と『戦記物映画』、一見まるで無関係なこの二つだが、ある人物に注目すると、これが無関係どころではないことが分かる。
その人物とは? ……それは、特撮の神様・円谷英二氏、その人なのである。
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「特撮」という言葉を作り、「特技監督」という役職の第一号となった。尊敬を込めて「特撮の神様」と呼ばれる。
68歳で亡くなった彼の功績として語られる『ゴジラ』を制作したのは53歳のとき、『ウルトラマン』は65歳のときで、遅咲きの人という印象を受けるが、20代の頃には独自の撮影手法のためにする工夫が当時の他のスタッフには怠けて遊んでいるようにしか見えず「スボラヤ」と揶揄されたり、40代の頃に手がけた撮影の技術が高く評価されたことが逆に戦時協力したとして連合国軍最高司令官総司令部により公職追放されるなど、その才能ゆえに不遇であった面がある。
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