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★彡☆-=★彡 それさえもおそらくは平凡な薬局 ★彡☆-=★彡
<<通巻44号>>
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園薬局 http://www111.sakura.ne.jp/~kitazono/
編集 : 北村俊純
窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回の日記の主な話題 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※12月9日(火)……子宮筋腫それから
※12月10日(水)……クリスマスを祝って除夜の鐘を聞き初詣をしよう!
※12月11日(木)……知らないうちに法律違反
※12月12日(金)……白内障かどうかは病院で診察を受けてから
************************* 先週の平凡な日記 ***************************
◆12月9日(火)/2003年◆
便秘の相談に患者さんが来店。
便秘薬をとの事だったが、今まで便秘薬といわれる物を使うとお腹が痛くなり、できるだけ優しいものをと注文された。
漢方薬で便秘に効く物としては大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)が代表的。
しかし、もともと胃腸が弱いようであれば大黄甘草湯でも腹痛を起すかもしれないし、また、胃腸の弱い人の便秘は便の量が少なくて排泄できないという事も考えられる。
そこで、サトラックスを勧めてみた。
これは、センナの実が腸で水分を吸収して大きくなり、便の量を増やすと共に軟らかくするため体の負担も少ない。
午後から、奥さんの子宮筋腫について担当のT医師から現在の状況を訊くために病院に出かけた。
切迫流産の可能性の方は脱したのだが、今度は子宮筋腫が炎症を起しているらしい。
なのに、奥さんが外出したいと駄々をこねて、T医師を困らせている模様。
まったくσ(^◇^;)。
で、子宮筋腫と胎児の現在の様子がコレ。
胎児は、なんとか筋腫と同じくらいには成長しているようである。
ところが、胎児が順調に成長しているのが今回の筋腫の炎症の原因。
筋腫も栄養が無ければ育たない。そして、栄養が胎児の方に多く行くようになったため、栄養不足になった筋腫がいわば“病気”になったようなもので、このままだと筋腫が腐敗してしまう可能性もあるとの事。筋腫が腐敗すれば子宮にも影響が及び、最悪子宮を摘出しなければならなくなる。
となると、不本意ではあるが筋腫の方にも育てなければならないのだ。忌々しい事に。
こりゃあ外出は無理だよ。ウン。
なのに奥さんの方は、「私はなんともない」と言う。そりゃあ、自覚症状は無いだろう。
と言うか、今やっている治療はお前のためじゃなくて赤ん坊のためだ(笑)!
お前はどうでもよろしい( ̄▽ ̄)
T医師も、「あなたじゃなくて、赤ちゃんのための治療ですからね」と苦笑していた。
うう、事態をまったく理解しない困った患者の典型である(汗)。
こうなると、担当の医師の仕事はカウンセリングに比重が置かれる。入院生活で、しだいに気分が落ち込んでいくのを軽減するには、たとえ“直接的な”治療にはつながらなくても、お話を聞いたりするのが必要になる。
そんな患者さんを何十人も抱えるのだから、医師の仕事も大変なものだ。医師のためのカウンセリングの必要性も以前から関係者の間では指摘されているのだが、医療ミスや医療過誤ばかりが取り沙汰されて、医師の側からは言い出しにくいのに、世間ではあまり重要視されていない。
医療ミスや医療過誤で直接家族を亡くした遺族はともかくとして、その支援者達には責任追及や防止策の徹底化を追及するだけではなく、医師が職能を継続的に高水準で発揮するための支援策や予算の必要性を訴えていってもらいたいと思う。
T医師など、1日の間に通院患者の診察をして手術して入院患者の診察して問題患者(笑)のカウンセリングをしてと、無茶な勤務状態に私の方が心配。
で、奥さんがT医師にあれやこれやと質問をするのを横で聞いている私は赤面しきり。や〜め〜て〜(T-T)
「カレーやラーメンとか食べたいんですけど」
……妊婦が刺激物を食べるんじゃない!
「ケーキとかは大丈夫ですか?」
……入院中に糖尿病(生活習慣病)になるつもりかお前は!
「ミカンとかは大丈夫ですよね?」
……妊婦がお腹の冷える物を喰うな!
つーか、食べ物の質問ばかりするなよ(苦笑)。
ホントに恥ずかしい(///_///)
そして、ウチの奥さんの習性として、“後で困る事を先に心配する”というのがある。先々の事を心配して対策を考えるというのであれば建設的でいいのだが、ウチの奥さんはいつでも後ろ向きな人なので、その話に付き合うとホトホト疲れる。
T医師が気を使ってくれて、あまり色々と心配になってしまうようならば、精神科を受診してはどうかと提案した。
すると奥さん、「いえ、私は精神病じゃないですから」とノタマッタ。
アホーーーーーーーーーΣ( ̄▽ ̄;)!!!!!
普通、風邪をひいたとしても診察を受けなければ確定しない。アレルギーかもしれないし、インフルエンザかもしれない。はたまた別な病気かも。
それを知るために診察を受けるのだよ、お前さん。
精神病の人が精神科に行くんじゃなくて、精神的なものなのかあるいは脳などの疾患なのか、それらを調べるために受診するのだ。そして受診した結果、症状の成り立ちやメカニズムを専門知識に基づいて、薬物療法やカウンセリングなどの治療方針を立てる。
日本では、精神科を受診すること自体が恥のように思っている人や、偏見を持っている人がいるが、人に相談できないまま自分で悩みを抱え込んでいるよりは誰かに話した方が良いし、それが専門家であればこれほど安心な事は無い。
また、精神的なものだと思い込んでいたら脳や神経の疾患だという事もありえる。それならば、薬物などで適切に治療した方が良い。
せっかく精神科という科目が在るのだから、“在る物は利用する”くらいの気持ちでいた方が精神衛生上も良いのではないだろうか。
そんなこんなで、あらかた疑問や不平不満を口にして、少しは気が晴れたのかしらん、ウチの奥様は。
T先生、煩わせてスイマセン。
『アイレディース宮殿黒川温泉ホテル』がハンセン病元患者の宿泊を拒否した問題で、ホテルを経営するアイスターが、ホームページで「『宿泊拒否はホテル業として当然の判断』との主張は、現在も何ら変更はありません」と掲載したというニュース。
おおっ、すげぇ(笑)!!
拍手〜パチパチ(⌒人⌒)
アイスター側の主張が正しいかどうかは別として、曖昧なコメントで逃げる事無く非難を浴びる事が分かっているのに主張を表明する姿勢は、私は評価できると思う。口先だけで謝るのなら猿にでもできる。(←次郎に失礼。)
アイスターのホームページに書いてあるように、「ハンセン病に対する一般社会の認識からいえば、 まだまだこのような状況は理解されないであろうという判断に基づく」というのは、ハンセン病は危険という認識を厚生省によって刷り込まれた高齢者が宿泊に来る温泉街のホテルであれば、当然の判断だったろう。
今回の事件を題材にした小学生達や、元患者の家のまで行って一緒にお風呂に入ったという女子学生達は、むしろ“知らない”からこそ、なんの抵抗も無く受け入れられるのだ。
『国立ハンセン病療養所菊池恵楓園』の太田明自治会長は「謝罪は何だったのか」と批判しているそうだが、これでまた単なる抗議をするだけで済ますのか、本当に理解してもらうための方策を考えるのか。
もし抗議をするだけだとしたら、私は理解される事を放棄していると思うのだが、とりあえず生温かい目で見守ってみよう。
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◆12月10日(水)/2003年◆
インフルエンザの予防として柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を店頭でもメールマガジンでも紹介したら、売り切れてしまった(^_^;)
問屋さんからの入荷では1日ほどかかってしまうので、一駅離れたT薬局から分けてもらう事にした。
やはり、地道な営業活動は必要なのだなと改めて思ったり。
そんなに売れる事を考えていなかったため、在庫管理に甘さがあるようで、しっかりしておかないと。
「鼻が出る」という事で患者さんがいらしたので、すぐに小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をチョイスした。
ところが、「鼻が出る」というのは鼻水ではなく「鼻が詰まる」という意味で言っていた事が分かり、葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)に変更。
病状の表現は十人十色。うっかりすると、症状の理解を勘違いしてしまう事もあると反省。
ホームページで、取り扱っている漢方薬の検索をできるようにしてみたが、実際のところ閲覧者の役に立っているのか自信が無い。なにしろ、ページ内に書いてある“表現”しか検索できないから、もしかするとコチラが思っているのと別な言葉を入力して検索し、目的の物が見つからないという事もありえる。
検索する時には、同じ言葉を別な表現や、漢字をひらがなやカタカナに代えて試してみて下さいませ。また、自分は「こうゆう表現を良く使う」という言葉もあれば教えてもらえると助かります。
みなさんボーナスが出たのか、薬を化粧品をとお客さんが次から次へと来て途切れない。
メールでの健康相談も、一通回答すると三通くらい新たに入ってきて、これまた途切れず、18時頃になってやっと昼食にありつけた。
そろそろテレビや雑誌などでもクリスマスの話題が頻繁に出てくるようになった。
今年も絶対誰かが23日に「今日はクリスマスイブの前日だから、クリスマスイブイブですね」と言うだろうと、予言しておこう(笑)
イブというのは、英語のeveであるから和訳すれば“前夜祭”という意味もあり、このギャグは間違いではない。ただし、23日の日暮れ前に言ったらOUTである。
日本では昔は1日の始まりは夜明けだったが、イエスの生まれ故郷であるベツレヘムでは1日の始まりは日暮れだった。
となると、クリスマスは25日の日暮れから始まる事になり、イブは24日の日暮れからなので、イブイブと言うのは23日の日暮れからであろう。
ただし、実はイブイブなどというくだらないギャグを言うまでもなく、ちゃんとクリスマスの約4週間前の期間には『Advent(アドヴェント)』、日本語で言うと『待降節(たいこうせつ)』という正式な呼び方がある。意味としては、キリストの誕生、すなわち神の子の来臨を待つというところだろうか。
そして、11月30日に最も近い日曜日を第一アドヴェントとして、毎週日曜日に1本ずつ火を灯すロウソクを増やしていき、第四アドヴェントの日曜日に4本全部のロウソクに火が灯されるのだ。
また、これも日本では26日には早々にテレビなどで「クリスマスも過ぎまして」と言ったりするが、先にも書いたように25日の日暮れから始まるのだから、クリスマスを1日と考えた場合は26日の夕方まではクリスマスは終わらない。
そして、より正確にはクリスマスの期間を意味する、英語のChristmas・tideを調べてみると分かるが、クリスマスは12月24日〜1月6日までという事になっている。映画や海外のニュースなどで、「メリークリスマス! アンド ハッピーニューイヤー!」と言って人々が祝う様子を見たことのある人もいるだろう。
現在世界中で使われている『西暦』というのは、英語ではAnno Domini(略してA.D)、「主の年」という意味である。対する『紀元前』は、英語ではBefore Christ(略してB.C)、意味は「キリスト以前」となる。
つまり、欧米などではクリスマスの期間が日本での年越しに当たる訳だ。
1日ではなく期間になっているのは、キリストの生誕日が正確には分からないからという説が有力だ。なにしろ、この西暦と紀元前の区切りも4年くらいズレがあるらしい。(ちなみに、西暦0年というものは無い。書いてある本をたまに見かけるけど(^-^;)
とまぁ、どうでもいい事を細々と書いたが、実のところクリスマスをどう祝おうと、どう茶化そうと私は構わないと思っている。
『X’mas』という誤った表記も、お祭りなんだから堅い事言いっこナシと思えば大した問題ではない。
(11月15日の日記を参照)
それをあえて拘って原点はどうのこうのと言うのは、もっとどうでもいい事を言う人たちがいるからだ。
クリスマスになると必ずいる「なんで日本人が外国の宗教を祝うの?」とか、「クリスマスはキリスト教で、大晦日は仏教で、初詣は神道で祝うなんてオカシイ」などという輩の事である。
現在のイラク問題を持ち出すまでもなく、政治的外交としての戦争よりも宗教的・民族的な対立による戦争の方が深刻で、現在もなお多くの人たちが死んでいるという悲劇を考えれば、この日本の宗教に対する柔軟でいい加減な態度は、むしろ誇って良い事なのではないだろうか。
深い意味を考えず、面白そうだから、楽しそうだからと“自分なりの方法で”同じ時を同じ空間を共有する事の素晴らしさをどうして認めようとしないのか。
クリスマスがキリストの誕生を祝う日だと知らないで、デートをしてラブホテルででも愛し合うカップルがいるのなら、それで結構。クリスマス商戦で、儲ける人たちがいるのなら、大いに頑張って儲けてもらいたい。それで社員や従業員のお給料が少しでも潤えば万々歳である。
そもそもクリスマスの起源も、古代ローマの農業全般をつかさどるサトゥルヌスという神を祝う『サトゥルヌナリア』というお祭りだったとされている。
このお祭りは冬至の時期に行われ、1日の陽が伸びていくようになる事から、太陽が生まれる日として当時の人々にとって重要な意味があった。
そして、その頃はまだ300年ほどしか経っていないキリスト教徒が、布教活動をするにあたって「実はウチのところのキリスト様も同じ頃の生まれでして」と一緒にサトゥルヌナリアに参加するようになったという。
やがて、サトゥルヌスの信仰が廃れてキリスト教が生き残り、クリスマスが正式に制定された。
キリスト教も宗教戦争などで多くの人死にを出した歴史があるが、誰が発案したのかは分からないものの、争いを避けて布教しようとした賢人がいた事は確かだろう。
私としては、その精神を尊重したい。
それに、お祭りというのは同胞が絆を深め合うと共に、異邦人との交流のためにも催されるものだ。異邦人が違う宗教だったりするのは当たり前で、参加するしないは自由としても、参加する人を茶化す必要は無いはずだ。
最近では、アイルランド地方のドルイド教を発祥とする『ハロウィン』も日本に入ってきた事だし、これからも楽しそうな事はどんどん取り入れて、世界中の宗教が交流できる国になれば、単なる理想論ではない世界の平和に貢献できるのではないだろうか。←やや大げさ。
(それでも、日本人留学生がアメリカでハロウィンの日に射殺されたニュースで、NHKがキリスト教のお祭りとして紹介していたのには引っくり返ったが。一般の人ならともかく、報道に携わる人間が間違えちゃマズイだろう(^_^;)
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◆12月11日(木)/2003年◆
今日はサトウ製薬の製品説明会に出席。
会場は、大宮ソニックシティであった。いつもの浦和ワシントンホテルではない。
昼食の仕出し弁当がワシントンホテルで出された物とは雲泥の差。
焼き魚が2種類入っているが、片方は塩焼き、片方は味噌焼きというように工夫されている。ワシントンホテルの出入業者に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。弁当を食べながらで、なんだけど。
また、玉子焼きも三種類入っていて、1つは普通の玉子焼き、もう1つは刻み野菜を入れた物、今1つは魚と魚の卵を入れた物だった。調理した人の遊び心で楽しませてもらい、満足満足(⌒▽⌒)
昼食が終わり説明会が開始。スライドの大画面に、3DCGで製作された列車が草原を走って行き、やがて大都会に入っていくというオープニング映像が流れた。どうでもいい事に金と手間をかけるのは私は大好きである(笑)。
今年のインフルエンザは例年より早く、北海道では学級閉鎖も何校かで起きているとの事。
サトウ製薬では、「社会は速さを求めている」というコンセプトで商品展開をしていくつもりらしい。さっきの列車の映像は、そういう意味であったか。
生活者モニターアンケートによると、求められているのは第一に即効性、次に信頼性、その次に安全性なのだとか。気持ちは分からないでもないが、安全性を軽視していいのかね。自分の体だろうに。
販売実例報告が、小売の薬局店から行われた。
お話としては、風邪の場合には≪1≫どんな症状か、≪2≫いつからか、≪3≫熱があるかを確認しましょうという事だった。基本と言えば基本である。
中には、そういう質問を面倒臭がる患者さんがいるが、そういう人は近隣のドラッグストアーに行ってもらえばいいという部分では大いに同意(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)
交通事故に遭い、治療中の患者さんが来店。
自転車に乗って横断歩道を渡っていたところを、左折してきた車にぶつけられて転倒したとの事で、現在病院に通っている。
打ち身だけで済んだのは幸いだが、治療は鎮痛剤の湿布を貼って経過を観察するしかない状況。
左折してくる時だったからスピードは出ていなかったとはいえ、衝撃は想像よりも大きい場合もあり、後遺症の可能性は否定できない。そのため、相手からは示談を求められているものの、医師のアドバイスにより示談には応じないようにしているとか。
確かにそうだろう。示談に応じた後も、予想外の後遺症が現れた場合は改めて治療費を請求する事が法律で認められてはいるが、相手がゴネたりすると面倒な事になる。治療中を理由に示談には応じない方が賢明である。
ところが、1つ気になる事がある。どうして自転車で横断歩道を渡っていたかという点である。
いや、私も横断歩道を自転車で渡る事はあるが、実は法律上は違反である。手元に運転免許の教本か、道路交通法の本があれば確認してみると分かるけれど、自転車は横断歩道を渡る時には降りて渡らなければならないと定められている。
当然、左折する車も横断歩道に進入するさいには一時停止をしなければならないので、ぶつかった責任は免れないが、自転車の方も法律にのっとって運用していれば、降りなければならないのだから必ず一時停止する事になる。一度降りてから横断歩道を歩いて渡っていれば、追突されるのを避ける事ができたかもしれない。つまり、横断歩道を自転車に乗ったまま一時停止せずに渡ったのだとすれば、自転車の側の過失割合が増える事になる。
まぁ、警察も現状では見逃している訳で、それほど気にする必要は無いかもしれないが、自分が車の運転をしていて加害者になってしまった時には知っておいて損は無いし、今回の患者さんのように被害者側になった時には、相手が知らなければあえて教えない方が良いだろう。
今回の患者さんは、やたらと「私は自転車で横断歩道を渡っていただけなのよ」と言うので、「あまり言うと自転車を降りずに横断歩道を渡っていた点を指摘された場合には不利になりますよ」と教えた。
すると、「でも私は歩道を走っていたのよ」と言う。
ええと……、それもダメです(^_^;)
自転車も車両なのだから、基本的には車道の左側を走らなくてはならない。
歩道を走って良いのは、車道で危険を回避する事が困難な場合である。(例えば路上駐車している車があって右側から越そうとすると後ろから来る自動車により危険が増大する場合など。)
これも現状では違反の対象とされず見逃されてはいるが、もし歩道を走っていて歩行者にぶつかれば、過失責任は自転車の側にあり、立派な業務上過失傷害となってしまう。
また、車道の右側を平然と走っている自転車も見かけるが、もしそれで左側を走ってきた自転車とぶつかるような事があれば、右側を走っていた自転車の方に責任がある。
自転車を、歩行しているのと同じ感覚で乗っていると、多重に法律に違反している可能性があるのだ。変な言い方だが、法律を違反している時には、より慎重な運転を心がけなければならないだろう。
ちなみに、歩道を走っていて歩行者に道を空けてもらおうとベルを鳴らすと、2万円以下の罰金を科せられる。声で「失礼します」とか「通ります」というように言った方が無難である。歩道は歩行者優先なのをお忘れなく。
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◆12月12日(金)/2003年◆
取り扱っておいてなんだが、尊蕈王益寿(そんしんおうえきす)が最近良く売れていく。
良くと言っても週に1本程度であるものの、1本2万円以上するので、買われると売っているコチラがビックリしてしまう。
何かの間違いだといけないので、注文の確認は念入りにしていたりする(笑)
通販で宛先が不明だったお客様の正確な住所が分かったので郵便局へ電話。
昨日電話をかけてくれた担当者が不在だったため託(ことづけ)を頼んだのだが、これが大層応対が横柄で閉口。近所のオバちゃんと話してるかのようであった。住所が不正確だったのはコチラのミスだが、それでも依頼主はお客のはずではないのかね=3
返送しないで電話をくれた担当者には感謝。
白内障の目薬を欲しいという患者さんが来店。
しかし、病院の診察は受けておらず、白内障というのはあくまで自分で「そう思う」との事。
そもそも白内障は、現在市販されている目薬では完治できない。厚生労働省からも、手術以外で有効な治療法が無い事を医療機関は正しく伝えるようにとの通達が出ている。
ウチとしても、病態が決まっていないのでは言われるままに提供するという訳にもいかない。
どうしても白内障の目薬が欲しいと思うのであれば、まず病院で検査してからお越し下さいと伝えた。
やたらな薬は出せないというのもあるし、病態が決まってもいないのに適当な薬を売るというのは、儲けにはなるけれど私の方がシックリこない。売るのであれば、確実ではなくても治る可能性のある物を提供したい。
今回の患者さんは、ひとまず分かってもらえたようで、近所の眼科に一度診察に行ってみると言ってくれた。
住友生命保険が、毎年の世相を漢字4文字で振り返る恒例の『創作四字熟語』を発表した。
野球に興味の無い私は、阪神タイガースの18年ぶり優勝を表した「虎無沙汰(こぶさた)」なんかは面白いとは思わないけれど、相次ぐテロでうまくいかない「苛苦復興(いらくふっこう)」というのには感心。
あと、JR東日本の中央線の“開かずの踏切”に対しての我慢の限界を表した「踏切限慢(ふみきりげんまん)」も上手いと思った。
私は、こういう創作熟語が好きで、特に小説などで見つけると宝物を見つけたような感覚を憶える。
夏目漱石や芥川龍之介などの古典(という程ではないかもしれないが)では、外来語に漢字を当てた物が多くあり、作品の内容よりもそちらの方で楽しんでしまった。
どの作品だったか、ケンブリッヂ大学を剣橋大学と書いてあって大笑いした事もある。あと、スカートを婦人袴と書いてある作品もあった。
最近すっかり読まなくなったが、また読み返してみようかな。作品の内容は二の次で(笑)
そう言えば、ポルノ小説にスゴイ作品があって、いや作品の内容がスゴイのではなく、その当て字の使い方である。普通の小説ならば行間は空いているものだが、その小説はルビがぎっしりと書かれていて、1ページをまともに読むと労力が2倍かかる。
ものがポルノ小説である事を考えると、当て字のある本文を読んでから改めてルビを読むと2倍楽しめる訳で、かなりお得と言えよう(笑)
主にフランス書院文庫で執筆しているようで、著者名は松平龍樹という。
18歳以上の人は書店で見かけたら、ぜひ手にとって読んでみる事をお薦めする。すでに松平氏のポルノ小説は、ルビを楽しむマニアの間では有名になってしまい、古本屋での入手も難しくなっていると聞く。
1997年には、作品の内容で『第6回 日本トンデモ本大賞』を受賞しており、その受賞に対して本人は著書のカバーで“混惑”している事を表明している。困惑ではなく、“混惑”と書くところに、この人のセンスが良く表れている。
ポルノ作家にしておくには惜しいと思う反面、そんな“遊び”が許されるのもポルノ小説の自由度のおかげだったかもしれず、ファンとしては新作でまた考えもつかなかったような新しい日本語を創作して楽しませてくれる事への期待が膨らむ。
膨らませるモノが違って、ポルノ小説を別な目的で読むというのは、邪道かもしれないなぁ(笑)
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