貼り薬や塗り薬、使ってはいけないところに使ってはいませんか?

 高齢の常連のお客様が、ベッドから落ちて頭を打ったとのことで、頭に湿布薬を貼った状態で来店したため、強い言い方にならないよう気をつけつつ、首から上に湿布薬を貼ってはいけないことをお話した。
 頭痛に湿布薬を使う人は案外といて、成分によっては本当に危ないので気をつけてもらいたいし、私も販売時にヒアリングするよう気をつけている。
 お客様は肩も打ったそうで、そちらに湿布薬を使えば他の薬は不要とお話してお帰り頂いたけれど、どうも認知症があるように思われる。
 ご家族が一緒にいれば対応策を一緒に考えられるのだけれど、単身で来られては行政につなぐ仕組みも無くて困る。

 女性の親子のお客様が来店し、うがい薬を求められ売り場を案内したうえで、現に喉が痛む場合には殺菌系のうがい薬は適応しないことをお話したところ、口内炎があるというので抗炎症成分のアズレン製剤のスプレーを勧めたものの、うがい薬を希望されたので同じくアズレン製剤の『パブロンうがい薬AZ』を紹介した。
 しかし、やはり『イソジンうがい薬』を使いたいとのことで、そちらの購入を決められ、他に介護食もお買い上げいただいたのだが、子供には駄目か尋ねられ、栄養過多になってしまう可能性をお話した。
 ただ、風邪をひいた時など病気のさいの食事には一時的なことだし、内臓を休めるのには良いことを伝えた。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート