体が小さい子供は気温の影響を受けやすいので、屋外でも屋内でも服装にはお気をつけ下さい

 他の登録販売者が対応していたお客様を引き継ぎ相談内容を確認したところ、主訴は全身の痒みで病院には行っており、処方された塗り薬のつなぎになる物を求められていたと分かったが、混合の薬でおくすり手帳を持っていないという。
 おくすり手帳をそもそも作っておらず、皮膚科は毎回医師が違うのが嫌だからと、別に受診している内科で処方してもらってるという。
 混合した薬となれば、処方内容を確認できるものが無ければ市販薬も選びようが無いし、科目の違う医師から処方されているという状況なら、尚更おくすり手帳は作っておいた方が良いことをお話しして、本日はお帰りになった。
 他の登録販売者からお客様を引き継ぐさいに神経を使うのは、前任者がどんな説明をしたかを考えながらヒアリングしないとならないこと。
 例えば、私は「養生法で対応できれば、できるだけ薬を使わないで済ませる」方針である一方、「薬で解決できるなら早めに対処する」とも考えていて、また「漢方薬と現代薬も同列に扱う」のだけれど、この方針は人によって違う。
 でも、前任者が直前にお客様に説明したのと違うことを言ってしまっては、お客様を混乱させてしまう。
 本当は、そういう方針のすり合わせとか、方針の違いを確認するためのミーティングをしておくのが一番なんだけど、なにしろ人不足で交代時に連絡ノートで事務的な引き継ぎをすることしかできない。
 業界はもちろん、企業の側でもそういうことを問題として取り組めれば良いと思うのに、末端では如何ともしがたく難しい……。

 幼児を連れたお客様が冷蔵食品の売り場の周りで買い物をしていて、子供が湿った咳を繰り返しているうえ、足が出ている服装をしていたのが心配で、つい声をかけてしまった。
 お客様には、湿った咳は内臓が冷えている可能性があるため、温かい物を飲ませて下半身に厚着をさせるよう勧めたところ、「冷たい物を飲ませたばかり」とのお話だった。
 子供の方は、親が私に声をかけられたのが叱られたと思ったのか、泣き出してしまった。
 ごめんね(´・ω・`)

 

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート