鎮痛効果があっても炎症効果は無いとされているアセトアミノフェン製剤が弱い訳ではありません

 お客様から『ロキソニン』を求められたものの、うちは薬剤師のいない店舗で置いていないため、化学構造式の似ているイブプロフェンでの代用を提案したところ、お話を聞いて頂けた。
 主訴は関節痛というため、鎮痛剤を重ね合わせ鎮静成分も加えた『バファリンプレミアム』の他に、末梢神経の炎症に効果が期待できる『エキセドリンプラスS』を紹介した。
 運動でなった関節痛だそうで、鎮痛剤が炎症も抑えるのか気にされたけれど、それを言ったら『ロキソニン』も同じ話。
 一般的に、鎮痛効果があっても炎症効果は無いとされているのはアセトアミノフェン製剤で、市販薬では『タイレノール』で、胃への副作用が少ないとされている。
 ちなみに、インフルエンザが疑われる場合には『ロキソニン』などの鎮痛剤はインフルエンザ脳症を発症する危険があり、アセトアミノフェン製剤の使用が推奨されている。
 つまり、鎮痛剤にも使い分けが必要なのだ。
 だから薬の銘柄を指定するより、症状や用途を元に相談してもらえるのが良い。
 そう説明し、今回は『バファリンプレミアム』をお買い上げいただいた。

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 常連のお客様が『アレジオン』を購入されるさいに「季節外れなのに」と言われたので、低木や草花の花粉症は全国規模ではなく、ごく近所の個人単位で発症することを伝えた。
 春の花粉症が全国規模なのは、杉や檜といった高い木だから花粉が遠くまで飛ぶから。
 そして花粉症の症状が激しく出るのは、腸が冷えて昨日が低下し的確な敵味方の識別ができなくなり、花粉を間違えて攻撃してしまう状態なので、気温が暖かくなってきても意識して温かい物を飲み、お腹周りを冷やさないようにとお話しした。

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 お客様が『スットノーズα』を2本購入されるのでヒアリングしたところ、主訴は鼻づまりで入浴はしてるというため、続けていただいたうえで、さらに積極的に温かい物を飲むように勧めた。
 鼻づまりは上半身に熱が篭もって上手く循環していない可能性があるため、内臓を温めることでそれを改善するのだ。
 ただ、鼻づまりであればステロイド剤入の点鼻薬のほうが効果が期待できるんだけど、お会計を終えてて言いそびれてしまった。
 日記では誰彼かまわず声をかけてるように思うかもしれないけど、本質はコミュ障なので声をかけるだけで、毎回緊張しまくり。
 頭の中は、どの情報をどの順番で伝えるべきかでパニック状態なため、初めに相談してもらえるほうが落ち着いて対応できますです、はい(^_^;)

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