水絆創膏の下地に患部を治す薬を使う方法があります

 やや高齢のお客様から水絆創膏を求められ『エキバンA』を案内したうえでヒアリングすると、指先の割れに以前に使ったことはあり、家には患部を修復する『ヒビエイド』のような薬が残っているというため、それを下地として塗るように勧めた。
 また、手洗いのさいにはハンドソープなどを使わずに、キッチンペーパーでこすり洗いをするようお話した。
 手を洗ってからキッチンペーパーで拭き取るのではなく、石鹸代わりにキッチンペーパーを使うんである。
 そうすることで皮膚を守る皮脂を、洗い落とししすぎないようにするのだ。

 以前にご主人から水虫の薬を飲まれて『ラミシールATクリーム』を買われたお客様が再訪した。
 水虫であることを確定した方が良いと受診を勧めたのだが、ご主人が病院に行ったところ、水虫と診断されたとのこと。
 今回は自身の手荒れに水絆創膏の『エキバンA』を買いにいらしたそうで、病院で処方された薬を塗ってもすぐにまた荒れてしまい、痒みもある模様。
 通院はしているようなので、内服薬に『当帰飲子』を紹介し、処方してもらえないか担当医に相談してみてはと提案した。

 お客様が『小青竜湯』『柴胡加竜骨牡蛎湯』を購入するさいにヒアリングしてみると、後者について不眠への使用感はまだ分からないとのことだった。
 『小青龍湯』は胃に負担がかかる漢方薬なので、不眠のさいに使う胃が弱い人向けの『桂枝加竜骨牡蛎湯』も紹介してみた。
 今までは処方された漢方薬を使っていたそうなのだけれど、病院の漢方薬は高いというので、もしかすると薬局で調合しているのかもしれない。
 漢方薬に詳しい近くの病院を紹介した。

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