薬の適応を確認してもらえると売る方としても助かります

 子供を連れたお客様がビタミン剤の棚を見ていたため気にしていたところ、『チョコラBB』を持ってきたので使用者を確認すると、お客様本人とのことだった。
 ビタミン剤は特別に危険と思う意識が少ないためか、子供に使うのに年齢制限を確認しないで買ってしまうケースがあるので売る方としては気になるのだ。
 主訴は口内炎で、しかし他の製品との違いが分からないようだったため、より口内炎向けの『トラフルBBチャージ』を案内してみると、一週間経っているものの痛みがあるということから抗炎症剤の『トラフル錠』も紹介したうえで、『トラフルBBチャージ』をお買い上げいただいた。
 製薬メーカーも製薬メーカーで、中身の成分が違う薬を、売れやすくするためとはいえ同じブランド名にするのは、ホントやめていただきたい( ´Д`)=3
 口内炎は神経性胃炎との関係があるお話をすると今回の原因は噛んでしまったとのことだが、無意識に顎が動くというのもストレスの可能性があることを伝えた。
 また、患部は口の中であるが、入浴で下半身を温めることと温かい物を飲むのが皮膚の再生には有効なことをお話した。

 やや高齢のお客様から、お孫さんに『レスタミンパウダークリーム』を年齢的に使って良いか尋ねられ、大丈夫なことを説明してお買い上げいただいた。
 こうして薬の適応を確認してもらえると、こちらもとても助かる。
 主訴は汗疹(あせも)とのことで、入浴について尋ねると「ちゃんと1日に2回シャワーを浴びている」というため、汗疹は汗腺が目詰まりして炎症することで起きることを説明し、シャワーでは汗疹の予防にならず、汗腺を開いて目詰まりを解消するためには入浴する方が良いことを伝えた。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート