薬を水以外の何で飲む?

 お客様から頭皮の痒みに対して内服の痒み止め薬を求められ、詳しくお話を聞いたところ病院から外用のステロイド剤と保湿クリームの他に、やはり何か内服薬を処方されているという。
 その内服薬が何なのか分からないと担当医の診断も予想ができず、『レスタミン錠』と『アレルギール錠』、そして『十味敗毒湯』と現代薬を組み合わせた『タウロミン錠』を案内したものの、お勧めはできないことをお話した。
 しかし本日は『アレルギール錠』を購入されると言うので、成分表示をお薬手帳に貼り、担当医に報告するようお願いした。
 どうも、病院が混み合っていることからと足が遠のいているようだ。
 そうであれば、なおさらお薬手帳持ち歩いて市販薬を買う時には気をつけてもらいたいところ。

 やや高齢のお客様が目薬を求めて来店し棚を案内したところ、つい汚れた手で目を触ってしまうとのお話だった。
 『ロート抗菌目薬EX』を勧めると、他のドラッグストアーで以前に分包になっている『抗菌アイリス』を買って今回も使ったそうなので、同じ物でも良いと思うことを伝えた。
 すると、朝方に目ヤニで目が開けられないこともあるというため、『ロート新緑水』も提案したうえで、今回は『ロート抗菌目薬EX』をお買上げいただいた。

 お客様が『プレコール持続性せき止めカプセル』を指名で購入されたが、カフェインの入った物と一緒に飲まないよう伝えたところ「コーヒーもダメ?」と訊かれた。
 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物が鎮静させるものの、興奮作用のあるdl-メチルエフェドリン塩酸塩も入っており、そこへカフェインが加わると眠りが浅くなる可能性を説明した。
 ただ、この説明の仕方は下手過ぎたかもしれない。
 薬を服用してコーヒーを飲むとは想像していなかったため、 ビックリして咄嗟に適切な説明が思い浮かばなかった。
 でも、お茶で薬を飲む人もいるものね(^_^;)

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