以前に朝方の頭痛と疲労感の相談を受けたお客様が来店し、病院から『加味帰脾湯』が処方されるになったという報告を受けた。
お客様は抗うつ剤や複数の眠剤が処方されていたため、その時には販売せずに、担当医に『加味帰脾湯』を処方してもらえないか相談するように勧めていたのだ。
まだ効果は体感できないということだったが、朝方の頭痛は今は午後に移行したそう。
朝方の頭痛は血圧が関係することが多いから当初は『釣藤散』を候補に考えたのだけれど、疲労感を胃腸の機能低下ではないかと推測して『加味帰脾湯』にした。
頭痛が午後に移ったということは、一定の効果を得られたのかもしれず、詳しく聞いてみると冷たい水を飲んでいるというので、温かい物を飲むよう勧めた。
胃が冷えるのもまた、頭痛の原因になるので。
若いお客様が『OS-1』をまとめ買いされるので、スポーツか発熱かと尋ねたところ発熱に使うとのことだった。
そこで、一気には飲まずに、ペットボトル本体の目盛りを参考にして小分けに補給するようお話した。
一気に飲んでしまっては、ビックリした体の方は排泄に努めようとしてしまい意味が無くなる。
何回かに分けて飲むことで、体に浸透していくのだ。
それから消化にエネルギーを取られないよう、今日のところは食事を控えるか消化に良い食事をするよう伝えた。
すると、病院から何か薬が処方されているらしく、食後の服用とのことだったのでインスタントスープを勧めた。
食後に服用するとなると、大抵は胃に負担のかかる物だと思われるので。
そしたらお客様から、「難しいですね」と言われてしまったため、風邪をひいたら体を休めるだけでなく内臓も休ませるということですとお話してみた。
休ませるということは、「何もしない」ということだから、そう考えれば難しいことはないと思うのだけれど、どうか。